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ハンマー&アート / Hammer&Art

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2010年12月18日
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カテゴリ:アート
翼の被膜の材質で壁にぶち当たり先に進まないのでプリモリスの細部塗装をしました、、、と言うか前回のプロセスですでにある程度身体の塗装が済んでいました;汗。
オリーブ色を下塗りして上からオツユ状に溶いたアクリルガッシュを水彩のように置いて行きます。 当初エアブラシでの塗装も考えましたがボディがウロコのテクスチュアである事やオツユ状の絵の具を置く事で“染み”のような効果で標本らしさが出るかなと思いました。

濃いめのオリーブドラブ、黒などの絵の具を何度か乗せて行くとそれらしい色になってきます。オツユ状なので必然的にウロコの凹凸の凹の部分に絵の具が溜まり凸の部分は絵の具があまり着かずアクセントが出ます。こうして絵の具を乗せながら翼の被膜をどうするか考えている内にある素材を試してみようと思いました。



それはアクリル絵の具のメディウ厶「ジェルメディウ厶」です。
これを翼の骨の間に置いて被膜を張って行こうというのです。試しに針金でテストしてみましたが何とか被膜を張れたもののある程度の面積になるまでかなりの時間がかかります。
リキテックスのジェルメディウ厶にはいくつかの種類があり画材店で「マットスーパーヘビーメディウム」なるものを購入してきてこれにアクリル絵の具を混ぜて色を着け被膜を張って行きました。



“スーパーヘビー”との事なので普通のジェルメディウムより固いのかと思いきやあまり変わらず被膜を張るのには難儀したのですが張る内に要領が掴め徐々に広い面を張る事が出来るようになりました。
しかし最初面相筆にメディウムを着けて張って行ったのですがボテっとした感じになり途中から細目の筆に替えた処いい感じで張れるようになりました。
なので被膜の上半分と下半分の厚みが変わってしまいましたが後からルーターで削って厚みを揃えました。 ジェルメティウムが乾いた状態で上手く削れるかと言うのも問題だったのですがダイヤモンドビットだと比較的上手く削る事が出来ました。



厚みが違ってる部分も被膜の模様のようで今となっては結果オーライ、模様と言えばジェルメディウムを張る時に出来る“層”が被膜のテクスチュアのようでリアルな感じになりました。 和紙を張るより有機的に仕上がり難問の被膜の素材も解決しました。
ただ華奢な翼の骨に空中で被膜を張って行ったので乾いて行く段階で骨を引っ張り、翼が縮んだような形状になってしまいました。当初考えていた被膜の“たるみ”などを表現するのは難しくなりました。 しかしこれも標本として「ドラゴンが死後経年、被膜が膠化して翼を引っ張って縮んだ」と言う設定にします(笑)もっとも実際のコウモリなどの翼の被膜も伸縮性があるのであまりたるまないようです。

もっとしっかりした骨を作り空中でなく下に置いてジェルメディウムを乗せて行けば翼を広げた被膜を張るのも可能です、時間はかかりますが。 調子に乗ってアイディアスケッチには描いてあった後ろ脚と尾の間の被膜まで作ってしまいましたが、これは被膜の材質が解決しそうもなかったので省略しようと思っていたのです、スケッチに描いた骨は作りませんが。


超硬練り つや消しメディウム【リキテックス】マットスーパーヘビージェルメディウム【300ml】





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最終更新日  2010年12月19日 09時27分52秒
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