ソワンドテージャス マニアックなバリ島

バリには様々なセラピストたちがいます。
民間・スパ・ボディワーク・・・
民間のセラピストの中には料金設定がない方もいます。
体系化された商業ベースのスパやサロンではなく、伝承医学をもって、母から次の世代へと受け継がれ、ジャムウという漢方と共に治療を行う人々です。彼らは誰から教わってわけでもなく、習ったわけでもなく、患者に触れると神が悪いところがわかりマッサージをするのだという。自分がマッサージをしているのではなく、私の体を通して神様が治療してくださるのだというのです。だから神にたいする御礼なのだから身分の違いによって神から預かっている余分なお金を支払えばよい、自分はそれを受け取って生活していかれればよいと考えるのです。自分が持っている能力があるなら、人に施してあげる、もしお金に困っている患者ならほんのわずかでもかまわないのです。その報酬は神からいただいたものだという考え方が彼らの生活のすべてでした。宗教が根付いている国のあり方ですね。できるなら外国人の商業ベースの考え方が介入しないで欲しいですね。もっているときには、沢山お礼できて、ないときでも治療してもらえるバリ人の生活習慣を崩したくないなと思います。そしてそういう仕事の仕方をしているセラピストたちはとても若いのです。最高齢者は８５歳のおじいちゃま！神からのエネルギーが体を通すから元気でいられるのですって。ギスギスに自分しか信じられず利益だけを追求してストレスで早死にしてしまう人が増えている日本にもこの感覚をとりもどしたいな～とおもってしまう今日の日本です。