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ちえ丸@自宅 です。(^^)
福岡での、楽しい夏休みを終えて戻ってきました。 その時の話などもおいおい書こうと思っていたのですが、 そんななか、 TVを見ながら荷物の整理などしていたら、 「山口小夜子さん死去」のニュースに、思わず耳を疑ってしまいました・・・。 ・・・・・・・・・・・・・ 山口小夜子といえば、 あまりにも有名なカリスマモデル、 最近はパフォーマーとしても活躍していた、 非常にエキゾチックでオリエンタルな魅力を持った女性。 私のうちでは、 母が洋裁をしていた関係で、 「装苑」とか、「ハイ・ファッション」という、 服飾関係の本を定期購読しており、 私も小学生の頃から、 彼女の姿は度々目にしていた。 切れ長の目におかっぱ頭の小夜子さんの、 その存在感は、ファッション雑誌の中においても群を抜いており、 当時主流だった欧米人のモデルにも引けをとらないばかりか、 逆に日本人のコンプレックスを逆手にとって堂々と世に打って出たところが、 非常にアバンギャルドでカッコ良かった。 いつもシャープなアイラインと前髪を揃えたヘアスタイルは変わらないが、 不思議とどのブランドの服でも着こなしているのが、 小学生の私ですら、さすがと思った記憶があり、 以来、いつまでも年齢と現実感を感じさせない、 不思議な魅力を持った人として、 機会があると 私は彼女のポスターを集めたり、自叙伝を購入したりしていた。 小夜子さんは画集や写真集が好きで、 青山にある「オン・サンデーズ」がお気に入りであると何かの本で読んだことがあった。 ここは私も大好きな場所で、 他店にはないような写真集、画集、ヒネリの効いた ポストカードや文具類を置いている、いかにも東京らしいグッドセンスなお店である。 私は一度、福岡から遊びに来た時にここに来てツボにはまり、 それからは、東京に来たときには必ず立ち寄るお店となっていた。 確か、3度目くらいに東京に来ていた時だと思う。 その時はいとこと一緒で、 二人でオン・サンデーズに向かって歩いていた。 その時ふと、白い服を着た女性とすれ違った。 たった一瞬、横を通りすがっただけだったが、 なんともいえないオーラを感じ、 振り返って見てしまった。 あの目、あの黒髪・・ 山口 小夜子・・・・!? 本当にチラッと横顔を見ただけだったが、 あの 独特の目元 が私の視界に入ってきて、 私は確信を持ったのである。 いとこに頼んで、 「追い越しざまに顔を見てきて」もらい、 小夜子さんだと確認した。 小顔で色が白く、 前髪を切り揃え、サイドは細かな三つ編を数本垂らしていた。 ランダムにプリーツの入った白いシャツとロングスカート、 アクセサリーのつけ方がこれまたセンス良く、 青山というお洒落な場所でも、ひときわオーラを放っていた。 やはり、カリスマというのは、こんな人を言うんだな・・・ と、私は感激しきりだった。 追いかけこそしなかったが、 一瞬でも本物の彼女を見れたことが非常に嬉しかった。 そして、 そのほんの一瞬でも、 強烈なオーラを発していた小夜子さんは、 やっぱり全身で表現をするパフォーマーなんだなぁ・・ と、改めて感じたのだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最後までミステリアスだった山口小夜子さんの、 ご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月23日 00時56分54秒
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