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カテゴリ:音楽の時間
会場に着いたのは午前9時過ぎ。DVD予約開始の約1時間前である。
にもかかわらず、会場前には既に2~300人程度の列ができていた。 そして秋晴れの今日は日差しが暑い。 後ろに並んでいた若者女子二人組はしゃがみ、俺の影を活用していた。軟弱な若者め。 すぐ前に並んでいた同い年くらいの清掃員とすぐに打ち解け、話が盛り上がっているうちに時間は過ぎていった。 「清掃員はみんな優しい」 他の清掃員に会うだけでも、BiSHの現場に来る価値は十分にあると思った。 さて、無事にBiSH券を8枚ゲットした俺は、メンバー全員とグループショットを撮ることにした。 グループショットは並んでいる間が一番楽しかった。 BiSHがすぐ目の前にいることが本当に楽しくて嬉しくて、胸がいっぱいになってた。 チッチが好きだと言ってたイースタンユースのTシャツを着ていっててチッチさんに気付いてもらえたのが嬉しかった!俺は「チッチさん!」って呼べたのが精いっぱいのアクションで、緊張で全然話せなかった。全員の名前を呼んで学校みたいに健康観察したかったのだけど、そんな時間はないような空気を感じ取っていた。 チェキを撮った後には、夢の時間が終わってしまった喪失感に襲われるらしいが、俺はまた違う感情に襲われていた。 「俺なんかがおこがましい」 簡単に言えば自己嫌悪みたいな。BiSHが輝きすぎているから。ステージが違いすぎる。 緊張で言いたいことも言えず、上手く表情も作れず、もうね、嬉しいんだけどそれについていけていない自分がいて、感情が全然しっくり来なかった。 だから、、、なんか、、。 「頑張ろう。」 「頑張ろう!」 「頑張らねばならんっっ!!」 って最終的になった。これもBiSHの力なのね。 まあ、この気持ちはライブ後に大きく変わるのだが。それはまた後程。 さて、ライブの前に腹ごしらえということで、俺は会場から徒歩で金沢の街まで坂を下っていった。すれ違う人だったり、道路の反対側の歩道を歩いている人だったり、21世紀美術館の公園にいる人だったりがけっこう清掃員。金沢の街は清掃員に溢れていた!なんかうれしいね。 金沢は俺の住んでいる町より都会なので、途中で入ったトイレも立派だった。 便座に座ると勝手に音が流れてくる。うんこの音まぎらわしなんでしょうけど。 しかし、その音がうるさくて逆に「俺がトイレに入ってうんこしてますよアピール」になってる(笑) だよね!間違いない!(笑) ボリュームを最小にしても消えることのない音。 俺の他に誰もいないのに。入ってきた人が強制的に俺に気づき、お互い変に気を遣う。 これはかなり考えものである。 まあ、そんなこんなで、いつもはアウェイな街ではラーメンを食べるのが俺なのだけど、今日はBiSHの日である。しかも金沢はカレーの街でもある。だからチッチさんの好きなカレーを食べたい!チッチさんのカレー代行気分で。 そこで向かったのはササっとスマホで調べた「ターバンカレー」というお店。 黄色い看板に狭い店内。いかにもなお店の前には、午後3時という時間にもかかわらず、めっちゃ並んでいた! その半数以上が清掃員! カレーに並ぶのは人生で2回目。 ちなみに初めては大阪の梅田の地下にある「インディアンカレー」 あそこのカレーはこの世に「旨辛い」という味があることを教えてくれた。 さて、ターバンカレーは何を教えてくれるのかな。 インディアンカレーほどの衝撃はなかった。 ただえらい旨いカレーだった。カツの力は偉大であった。また食べたい。 この「また食べたい」という感覚は大事にしたいと思う。 俺はお店でも、一人でも、小声でも、ちゃんと「いただきます。」を言って食べる。 忘れたはいけないことだと思う。 秋の金沢は美しい。美術館の外で十分だった。 ライブ会場へ戻る道中聞こえてきた、後ろを歩いていた外国人特有のカタコトイントネーション。 「わたしのトモダーチ」ってのの、「ダー」の部分で一気に上がる感じが好き。絶対そうやよね。 あと1時間で開場である! 「あとはロックに打たれて眠るだけ」 ♪本日の一曲♪ 筋肉少女帯 「日本印度化計画」 小学生のころトモダーチが歌ってた。カレーの名曲。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 14, 2019 04:18:22 PM
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