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カラーコーディネーター 昆野照美が色彩・子育て・つれづれなるままにつづります。
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テーマ:美術館・展覧会・ギャラリー
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日まで国立西洋美術館で開催されていたこの展覧会.縁あって札幌芸術の森にやってきました.
(そのため会期は短いです) 西洋美術館に寄贈した内藤さんが札幌医科大学の助教授であったこと,コレクションを増やすために,きのとやの現会長から資金提供を受けたこと. この二つの理由から急遽開催されました. 色彩学の重鎮の先生からおすすめされたので,満を持して開会式にもいってまいりました. 今日は本展覧会の開会式 テープカットにはご高齢の内藤さんもいらしていました. グーテンベルグの活版印刷以前は,書物は,羊皮紙などに描かれて写本で作られていました.浮世絵と同様分業制で,字を書く人,挿絵を描く人などに分かれています.また,裕福な人がオーダーしたとのことです. 内容は,詩編,聖書,聖務日課,ミサのための写本,時祷書,暦,世俗写本などにジャンル分けがされていました. 携帯を忘れて行ったので,自身の記憶のみに頼っています.(笑) 例えば左から2番目の絵葉書.毒杯(蛇が入っているので毒を意味する)を持つヨハネ.ヨハネに毒杯を試したところ,悪意がなかったため?毒が消えたというお話を描いています. 一番左は楽譜です.このころの楽譜は線譜に音階の位置を付しているのですが,その近くに文字が見えますよね?それが歌詞になっています. 右から2番目のマリア様,生まれたのは馬小屋のキリスト様なのですが,それを馬とロバが見守っています.ロバはキリスト教ではあまり良い生き物とされていないようで,この状況は珍しいとのこと. このような昔の字体が結構好きなので,うっとりしてしまいました. ちなみにこの一葉(本になっていない1枚の状態のこと)を見ると,大学の哲学の課題を思い出します. 大学の課題は,古い字体のドイツ語が書かれていてそれを1枚訳すと優がもらえるという代物.もちろん全学生違うページです.先生が楽をしたのかな?(笑) もちろんこのコレクションは,ドイツ語だけではありません. そして,今日の着物コーディネート 半襟は,ちょっと凝っている英語の字体 ブドウ柄は,金で縁取られています.→ちょっと作品に寄せた 帯留めも,音符の後ろが楽譜風なのでこの展覧会の世界感出せたかな? この写本の技術や様式とても面白かったです.今度は携帯電話を持って出かけましょうか.. 9月29日まで.皆様もぜひお見逃しなく.細かいところを見たい方は,ルーペのようなものがあってもよいかも.全作品撮影o.kです. #札幌芸術の森 #西洋の写本 #国立西洋美術館 #内藤コレクション #着物で美術館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.07 19:23:26
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