ＨＩＮＡの　『愛をあなたに』

先日次女が期末試験が終わって時間ができたと初めてパンを焼いてくれました。
彼女は料理がとても上手で、事あるごとにクッキーやケーキを焼きます。
お菓子だけでなく料理のレパートリーも多くて、
日頃私が作ったことのない料理や冷蔵庫にあるものだけで作るオリジナル料理もいつもおいしいものばかり！
将来はフードコーディネーターになればいいのに…なんて思うほどなんですよ。
そんな彼女のことを私は単純に料理好きで、彼女にとっての料理は一番の気分転換でありクリエイティブな趣味だと思っていたんです。
もちろん好きなことであるには違いないと思うのですが…
やっとそれだけではないことに気付くことができたのです。
それは私の心無い言葉がきっかけでした。
「○○は作るのが楽しいから作ってるんでしょ！？」
そういうと彼女は「ちがう！」と言いました。
彼女曰くこうしてパンを焼こうと思うのは、家族の為
みんなが喜んでくれるのをみたいから。
家族への感謝の気持ちの表れだったのです。
そんな優しさに気付かず、心からの「ありがとう」を彼女に
伝えてこなかったことを恥ずかしく思いました。
そしてこれまでも私の料理に彼女だけはいつも「おいしいね」
「ありがとう」と言ってくれていたことを思いました。
料理上手な彼女は時に私の料理に批判めいたことを言ったりもするので、
本来感謝の気持ちを持っていてくれていることをちゃんと受け止めてなかったんです。

最近「親だから年長だから優れているのではない」と思うことが
よくあります。わかっていないことがたくさんあって、
それに少しづつ気付かせてもらっているように思います。
ありがたいことだなと思っています。