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カテゴリ:日記
私達はバゴーという古都にある僧院に行き、貴重な経験をしました。 ここでは1000人もの小学生から高校生の年齢の少年が学んでいました。 我々女性はけっして話しかけたり、笑いかけてもいけません。これは男性の僧すべてにです。 ちょうど試験期間だったらしく大きな教室では試験を受けている者・また試験結果が張り出されているのを真剣に見る者など緊張の面持ちの生徒が多かったにもかかわらず、裸で無邪気に遊んでいる年少の子達もいて微笑ましかったです 壮観なのはお昼のご飯時生徒達は2列に分かれて整然と並び、自分の鉢にご飯をよそってもらうのを待っています。もちろん私語を発するものなど誰一人としていません。勉強熱心な子は並んでいる間も教科書を読んでいました。 その後食堂に入り、黙々と食事をします。メニューはスープとおかず、そして生の野菜が少し。けっして多い量ではありませんが、その代わりご飯はたっぷりです。 この食事もすべて寄進でまかなわれるということで、その日は寄進が少なくメニューがさびしかったということでした。時にはデザートがつくこともあるそうです。 食事時になると私達のような観光客もチラホラ・・・ボランティアに来ていた家族もいました。そして残った食事をもらいに来る子供達が数人。犬もたくさんいましたが、ガツガツしていなくておとなしく待っていました。 台所も見学させてもらったのですが、正直衛生的とは言えない環境でした。が同じ食事をいただくことになりました。少しの寄付でお昼ご飯がいただけます。 旅行社に勤める友人も実はここで食事をするのは初めてだったらしく、慣れていない私達ではもしかしたらお腹をこわすかも!?と内心ハラハラしていたそうです。でもその予想ははずれ「おいしい!おいしい!」と食べた後も何事もおこりませんでした 私自身も何にもこだわらずおいしくいただけたことに少なからず驚きがありました。そして僧院での食事が実は一番心に残っています。私達はいつも飽食の状態にあって食べ物を粗末にしたり、捨てたりを繰返しています。本当に必要なのは少しなのに・・・ ここでの食事は固定観念や価値観にとらわれない私自身を創造する助けになったと思いますし、おいしい食事は少しの量でも満足感が得られることを教えてくれました。
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