「若者の○○離れ」
世代論や若者論というのはどこの誰でも盛り上がれる話題だが、それにしてもやや食傷気味なのが「若者の○○離れ」という表現。「テレビ」「車」「読書」など、その対象として挙げられるものは枚挙にいとまがないが、2ちゃんねるで「若者の○○離れのガイドライン」というスレッドが立てられ、改めて「○○離れ」に対する考察が行われた。スレッド内で挙げられた「○○離れ」は、上記の「テレビ」「車」「読書」のほか、・酒・ビール・日本酒・タバコ・新聞・雑誌・活字・旅行・恋愛・セックス・CD・映画・ゲーセン・パチンコ・プロ野球・スポーツ・献血・ブログ・腕時計・理系・アカデミー賞・わさび・マラソン・ガム・バイク・ゴルフ・ボウリング・スキー・相撲・百貨店・果物・魚・山・味噌・日本茶・梅干し・飲み会・保険・・・などなど。中にはもちろん「?」というものもあるが、例えばガムの場合「ガム市場を見ると、2003年の生産額1,310億円をピークに右下がりに推移し、2008年時点で1,099億円と16%強の減少を見せている(全日本菓子協会調べ)。推測できることは(中略)若年層のガム離れである。咀嚼能力の減少と柔らかい食感の嗜好はガムから遠ざかる原因になる」(『Insight NOW!』から一部抜粋)という記事が、また「わさび」についても、今年2月5日付けの毎日新聞の「辛いもの、苦いものを敬遠する若者が増えているという」との記事が添えられており、いずれも根拠となる資料が提示されているところがミソだ。これに対しネット上には「じゃあ若者は何してんだ?」「記者が何も考えないで記事書いてんだろ」「ただの不景気」など様々な意見が登場。また、「これだけあってネット離れは無いのかw」という鋭いツッコミにはこちらもうなずかざるを得なかった。(R25編集部)時代が変われば、世代の趣向も変わっていく・・変わらぬ方が可笑しいと思わねばいかん!企業も若者たちの変化に合わせた経営戦略を立てなければ、変化に取り残されてしまう。環境の変化に対応できない企業は、衰退の道を辿るのは仕方が無い。