裸の付き合い
土日は混むけど天気模様が悪いとすいてると教わったので篠付く雨を押して11時ごろ株湯にでかけました。 初めて昨夜咳が一度もなく寝ることができました。 感謝も込めてでかけたかったんです。 「わしは床がぬるぬるしてるのはきらいじゃ」 関西弁の背の高い爺さん手桶で10数杯湯舟の湯を石畳にくみ出し、たわしを持ち出し磨き始めました。 自分のスペースを磨くと座りこみ石鹸でからだを洗いはじめました。 先客2人が上がり地元のお父さんがやってきました。 一仕事終え汗流しにやってきたといい、昔の株湯状況を話してくれました。発電所ができて排水の川を深くしたら自然に出てた湯が止まり、今はポンプでくみ上げているそうです。 「1週間ちかく通ったら咳がおさまりました。」 感謝の意味で礼を述べたら「咳がなあ?」と怪訝なそしていいこと聞いた顔をしました。 パンフレッドにはアトピー、術後のリハビリ、ストレスの解消、喘息、腰痛、高血圧症、糖尿病、女性の悩み冷え性に効果ありとありましたが、お湯があるから生まれてこの方はいってきただけさという事のようでした。 「戸口でお湯くみしてた方が「ガン治療まっしぐらです」とペットボトルに汲んでいましたよ」と湯舟に浸かってた50半ばの埼玉のおとうさん。 「はいりすぎたら害があるんですか?」と質問。 「さあて、のぼせてひっくりかえる人はいるようですが、お湯自体はなんともないんじゃないですか。」と地元のお父さん答えて上がっていきました。 埼玉の父さん石見銀山、出雲大社見物に行ってきたそうで、昨夜は皆生温泉で泊まり、境港のキタロー見物してきたといいます。 せっかく来たので三朝の株湯に尋ねたといいます。 由来も調べてきてるので中々くわしいものです。きれいなお湯で思いでになるとよろこんでいました。 仕切り壁の向こうの女性湯に「あがろうか」と声かけて「はーい」の声うけてあがっていきました。 一人残り手桶にラドンガスを捕集して胸いっぱいに吸い込みました。 雨は小降りです。湯上りの湿った体を雨がぬらします。 いそいで駐車場に駆けました。 見ると熊谷ナンバーの車が駐車場をでた橋の欄干でカーブが出来ず奥さんが雨のなかバックオーライをやっています。 鳥取にきて苦い思いをさせてはなりません。走っていってバックオーライをかわってやり、大きな道に誘導しました。 免許とりたてかあんまり車に乗らない方のようで、車だけは新車のピカピカでした。 せっかく来られたから三徳山の投入堂に行ってこられたらと風呂の中で言いましたが、岡山のほうへ向けてハンドル切られたのでホットしました。 道中ご無事でありますように。 汗と雨でびしょぬれ、車窓が湯気でみえません。 冷房かけたらクシャミ。 早く我が家にかえって着替えなきゃあ。