武信佐五右衛門と潤太郎
北栄みらい伝承館で、伯耆のSEGODONともいうべき、郷土の偉人の展示がなされています。 瀬戸村の大庄屋であった武信佐五右衛門が献金して反射炉をつくり、民衆結集して、大砲を作り、お台場をつくり国防にあったという、民力発揮をなした偉大な先人が輩出しています。 財政状態が苦しいという藩にかわり、民力で設計から、耐火煉瓦の探査まで行い、砲身に穴をあける旋盤を一山超えた加蛇川から水を引き、水車の利用までし、大砲のほか、弾丸まで作っています。 50門以上の大砲をつくり、幕府、藩直営でなしたほかの地と堂々、民力を発揮した先人の肝っ玉に敬意を払います。 郷土の偉人の業績は、もっと、もっと賞賛すべきものです。 会場の隅で、どこかの青年たちが話していました。「ここらは、おとなしいが団結したら、みんながだまってついてくるらしいぞ、千歯の繁栄もそうらしい。こんどの美術館みものだな」 春の日が暖かく感じたいい日です。