鳥取県中部地震2年め
28年10月21日の地震からまる2年の昨日、交流プラザでフォーラムがあり駆け参じた。 思い出すのも嫌な出来事なれど、こう頻繁に自然現象なれば、行かずばなるまい。 京都大学防災研究所地震予知研究センター西村准教授、鳥取大学大学院工学研究科香川教授のそうそうたる講師の講演が聞けてなんか心つよく感じた。 動かざる如大地の如くと聞かされた昔はなんだったかが懐かしいような科学の進歩振り、此処山陰で年間5mm変動ありとか。 2016年、この前の地震は、倉吉市内中心部南北に貫く断層が約1mづれ動き、山陰ひずみ集中帯に入ってる地帯のようでM6,6、棚から落ちる物、足がぐらぐらで動きもならず、なせる動きにまかせるままだったようだ。 山陰地方は内陸(直下型)地震の発生が多く、活断層はまだ未熟で、発達段階にあると考えられ、活断層地帯と同じく地震の発生頻度が高く今後も地震に対する備えが必要だそうだ。同じ断層が、近い将来には再び動くこたは考えにくいが周辺部は、この地震で地震が起きやすくなってるようで備えが必要とのことである。 1927/3/7M7北丹後地震、1943/9/10M7,2鳥取地震、1995/1/17M7,3兵庫県南部地震、2000/10/6M7,3鳥取県西部地震 が内陸で震源の浅い地震がおきている。 地震は弾性反撥つまりひずみ(地殻変動)が原因で、これの応力が最大となり脆性破壊(ぜいせいはかい)が起こると地層のずれが生じて起こる。 地殻変動は、地殻に生ずる動きで隆起、沈降、断層、褶曲、等の造山運動などである。このひずみ(地殻変動)の観測方法はGNSS(衛星観測システム)で人工衛星で正確に測定。全天候、245時間連続、無人観測が可能で日本列島に1300か所整備されてる。 精度はよくなったものの傾向と予測はつくが、まだ地震予知までの段階は至っていない。 大自然は、まだまだ大きいもののようだ。