天使ちゃん、待ってるよ

月曜日のZEROで、翔クンが東京大空襲について
取材レポートをしていましたよね。

翔クンでさえも、3月10日が東京大空襲の日であることを
認識していなかったのは正直びっくりしました。
でもそれを正直に告白してるのは、彼らしいなぁ・・と思いました。

なぜか、私は東京大空襲の日であることは認識しているのです。
それは、小学生の時に読んだ『ガラスのうさぎ』が
強烈な印象として残っているから。
本の黄色いカバーとか、作者が高木敏子さんであることとか、
鮮明に記憶しています。
確か、高部知子さん主演でドラマ化もされてましたよね。

広島や長崎の原爆投下に関しては、毎年慰霊祭が行われてるけど、
東京大空襲に関しては・・・
資料センターも、広島・長崎のそれを比べたら
とてもひっそりとしていまいた。
10万人もの犠牲者が出たというのに。

あ、この取材、いつ行ったものか分かりませんが、
翔クン自身が資料センターに足を運んだり、
空襲経験者にインタビューをしているのにも驚きました。
そんな時間、あったの？
実は、3人いるのはリーダー(auのCM）じゃなくて、翔クン？

やはり、空襲経験者のお話は重みがあります。

以前、ZEROで長崎の取材もしてましたよね。
その時、

被爆者の方々全員が伝えて下さる、
思い出して下さるというわけではない。
お話することは、その記憶と向き合うことで
すごく辛いことであろうけど、それを乗り越えても
伝えようと思ってくださる方々がいることを見落としていた・・

というようなコメントをしていました。
（曖昧な記憶なので、違っていたらごめんなさい）

今回の空襲経験者の方も同じ。
お話しすることは、辛く悲しいことだけれでも
このお話しを後世に語ることが、生き残った者の使命と思われています。

そういえば、自分が子供の頃は
戦争関係の話は、『またか･･･』とか、『もういいよ･･･』
という受け止め方をしていました。
でも、現在家庭を持ち、子供を持つ母となると
戦争への受け止め方が違ってきます。

戦争の事実は、知っていて欲しいけど、
戦争の体験者にはなって欲しくない。

世界では、戦争中の国もあるのに、日本は平和ですよね。
ありがたいことです。

そして、翔クンがこのことをレポートすることで
何かを感じてくれる若者が一人でも多く居てくれたらなぁ・・と思います。