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Mar 25, 2011
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カテゴリ:子育て と 成長

ご褒美で釣って 子供の成長を促すのは一つの手だが、
これには、薬になる部分も、毒になる部分もあると思う。

ご褒美がなければ 何もできない子に育っても困るし、
他方、子供なりにも目標を持って行動することは大切なこと。

---

ことあるごとに 「がんばったけど、ご褒美は?」などと、
積極的なご褒美要求を繰り返していた3歳児の頃。

彼が欲しがっていたモノは、プラレールなどの鉄道グッズ。
これに対し、当時の私達の返答は、次のようなもの。

 1)ご褒美目当てに、がんばったのか?
   それとも、自分のためにがんばったのか?

 2)ご褒美とは、いつも諦めずにがんばっている人だけが、
   たまに もらえるもの。(がんばれば、即 ご褒美ではない。)

 3)たまのご褒美には、「モノ」と「思い出」があるが、
   「モノ」か「思い出」かを、受け取る側が選ぶことはできない。


3歳児にとって、難しいルールかな?とは思ったが、
幼児なりに意味を理解し、ご褒美の微妙な位置付けを体得。

継続できた努力に対して、たまにご褒美をあげていたのだが、
単発のがんばりとは違うスゴさを、具体的に指摘して納得させたうえでのこと。

鉄系の「モノ」に執着する度合いは、今でも 高いままだが、
「思い出」というモノの対極にある価値も、自分なりに消化した様子。

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5歳になった頃、目標とご褒美の組み合わせを 自ら考えて、
「○○ができたら、ご褒美をもらえないか?」などと提案し始めた。

自ら目標と計画を定めて、努力したり継続したりすることは、
まだ小さな幼稚園児であったとしても、悪いことではないと思った。

そこで、例えば「1ヶ月の間、毎日1回、ホームワークをやりきる」など、
中長期的な提案を持ってきた時にだけ、特例として 認めることに。

ご褒美は、予め話し合って、本人と私達が合意したものだけ。

彼が持つ財産(プラレール群)との相対的な価値バランスを考慮して、
過度な ご褒美依存に陥らないように自己チェックも必要。


でも、言うのは簡単だが、幼児が毎日忘れずにがんばるのは難しく、
本人の努力が続くよう、遠まわしにアシストするのが親の役目に。

ご褒美を目指した5歳児の取り組みは、たった今も 続いている。






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Last updated  Mar 26, 2011 03:21:19 AM
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