プロセスを変える

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• そうえんって、快速エアポートはつうかやで．．．

  4歳児と、雑誌の函館本線紹介の記事を眺めていた。写真で 桑園（そうえん）駅のページを見て、「そうえん、札幌の次の駅やなぁ。」と一言。あれ、そうだったっけ？と思ってページを捲ると、なるほど、次駅名の表示は「札幌」になっていた。さらに「そうえんって、快速エアポートはつうかやで。だって「次は、ことに」って、放送してた。」とのこと。時刻表を出してきて調べると、確かにおっしゃる通り。---快速エアポートには一往復しか乗ってないのに．．．多分、放送だって、往路で一回聞いただけだと思う。父も母も、そんなことは、ちっとも記憶に残ってない。アンタのやわらかアタマが羨ましいよ。。。（泣）

  Nov 23, 2009

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  いってしまいました．．．

  賞与支給日もマダなのに、先に いってしまいました．．．「（被写体が）ちかづかない！」と困っていたゆうちゃんも、8年前の2倍ズームから、3年前の3.6倍ズームに昇格できそう。それにしても、安くなったもんだなぁ．．．と、つくづく感心。このご時世に、長崎に新工場をぶっ建てようとするだけあって、同社の製品には、モノづくりを日本に残そうという意欲が感じられる。10年ぶりの一眼レフ復活にはハードルが高いと感じたものの、コンパクト機で 露出や焦点をマニュアル操作できるのはうれしい。それに、昔はありえなかった12倍ズームがついているのも、子供の発表会やらイベントやらで、いろいろと役に立ちそう。

  Nov 19, 2009

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• 4歳児の話術

  うちの4歳児は、とにかくペラペラしゃべる。---例えば、クルマの助手席に乗せたとしても、ヘタしたら、ずっと 一人でしゃべり続けている。　ゆ「♪～♪♪（客車の車内メロディのマネ）　　　ＳＬひめじをご利用頂き、ありがとうございます。　　　え～、ひだりてに見えますのが、　　　すすきが たくさん はえている、すすき町です。　　　ここは秋限定の町としても 知られています。　　　♪～♪♪」とか　ゆ「おっ、LED信号はっけん！　　　となりは、フツーの信号だなぁ。　なんで？」　私「・・・・」という感じ。あれ？静かになったなぁ．．．と目をやると、浜辺で拾った貝を握りしめて、眠りこんでいた。---先日は、4月から通う幼稚園の面接があった。　園長　「ゆうくんの家族は 何人ですか？」　ゆ　　「いっしょに すんでる人だけで いいですか？」　園長　「え？？？　じゃあ 全員で。」　ゆ　　「それなら、○○のおじいちゃん、おばあちゃん。　　　　　それに△△には、ママのおかあさん。　　　　　お家には、パパとママと、ぼく。　　　　　えっと．．．全部で、なん人ですかねぇ？」　園長　「おばあちゃんの所に行くなら、電車に乗れるね。」　ゆ　　「そうなんです。　新快速なんかも乗ります。」　　　　　でも、最近はインフルエンザが はやっているので、　　　　　むこうから 来てもらうことにしているんですよ。」　園長　「なるほどねぇ．．．インフルエンザ恐いもんねぇ。」　ゆ　　「よぼうせっしゅ 来週なので、それまではね。（笑）」と、面接のハズなのに、なぜか会話が弾んでしまった。---以前は、親の会話をマネしてるだけかと思っていた。でも、ここに来て、創意工夫が見られるようになってきて、会話の素質を伸ばしてあげるべきかも．．．と考えてしまう。

  Nov 17, 2009

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  カレンダー

  毎年この時期になると、ぼつぼつ、次の年のカレンダーが 現れ始める。いつもは、ディーラーから頂いたり、会社から持ち帰るものが ほとんど。---毎年 自分で購入するカレンダーとして、FBMのフリマで売られているこちらが唯一。今年は、うっかり鉄道イベントに行ったせいか、こんなカレンダーや、こんなカレンダーまであり、来年のカレンダーは、いつになく充実している。

  Nov 13, 2009

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  現役機関車に乗った！JR貨物・稲沢駅/愛知機関区

  メガーヌワゴンに乗って、愛知県まで、ちょっと遠出した。行き先は JR貨物の稲沢駅。電車が停まるJR東海の駅とは別で、同じ場所に愛知機関区（車両）・稲沢機関区（乗務員）もある。この日、鉄道コンテナ輸送50周年の記念イベントが開かれていて、現役の機関車が見られるのではないかと、4歳児の期待は膨らむ。---まず駆け寄ったのは、重量感あふれるディーゼル機関車DD51。私が子供の頃と同じカラーリングで、懐かしい気持ちになる。以前、石北本線の峠にディーゼル機関車で挑むTV番組を見た際、坂道に滑り止めの砂を撒きながら 登る姿に、目を奪われた4歳児。札幌市電に行っても、碓井峠に行っても、滑り止をチェックしていたが、ここに来て、ついに、現役の砂箱に対面することができた。---車内に入ると、現役の機関士さんがお二人待機されていて、ディーゼル機関車の機構や運転について、分かりやすく説明。こちらは、機関車の運転に使われるスケジュール表みたいなもの。展示前日の夜の日付になっており、現役機関車であることを実感。運転席の横には、Panasonicのカーナビそっくりの機械があった。GPSを使って、列車の位置を把握するためのシステムとのこと。民生機器の普及で、他分野にも 安くて精度良いものが広がる事例。---運転席からの景色は、長いボンネットが前方に伸びていて、これまで体験した電車や電気機関車とは、また違った風景。どちらかと言えば、蒸気機関車の運転席に似ているかもしれない。待望の運転席へ！　機関士さんに教えてもらい、ブレーキを操作。「プシュー！」という大きな音がして、非常ブレーキをかけてしまった。どうやら本日の機関車は、エンジンこそ起動していないものの、用役を生かしたままになっているようで、4歳児は臨場感に感激。この後、警笛ペダルを「ピッ！ピッ！」と短く鳴らして機関士気分を満喫。砂撒きペダルは「下のお客さんが砂まみれになるよ！」と制止されていた。機関士さんに石北本線の話をした4歳児。「詳しいね～！」と感心され、「ぼく、大きくなったら、JR貨物に入るか？」と、スカウトされていた。---貨物駅なので コンテナ展示も多く、貨物好きの幼児は 興味津々。こちらは懐かしい国鉄時代のコンテナ。JNRのロゴも今や貴重では？最新型のコンテナ貨車コキ107は、運用に入る前のマッサラの車両だった。荷台の上に乗った4歳児は、機関区の景色を感慨深げに眺めていた。コンテナ固定用のロックを操作して、「コンテナよし！」と安全確認。---鉄道模型コーナーでは、昭和の愛知機関区を再現したレイアウト展示。貨車も機関車も全てが薄墨色の中に、当時最新のコンテナの緑が眩しい。機関車の運転台公開の列が、帰る頃にはこんなに長くなっていた。マニアだけでなく、女性やカップルの姿もあり、鉄道ブームを実感。---エンジンルームを露にした機関車の横を、コンテナ貨物が通過した。環境に優しいと言われつつ、モーダルシフトが思うように進まない状況。このような地道なイベントが、実を結んでくれることを願っている。---JR貨物・稲沢駅見学の後、ちょっと寄り道して、お隣のJR東海の駅へ。さりげなく時刻表をチェックし 「快速は とまらないのか．．．」とコメント。やってきたのはJR東海の新快速。新快速にうるさい4歳児の観察が続いた。帰りに見かけたJR西日本の新快速。　一日で ２種類の新快速を見た。---若者のように、ダッシュボードに足を投げ出して くつろぐ4歳児。帰り道は、この日に見たことを、繰り返して 語りつくしていた。

  Nov 9, 2009

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  4歳児が持つ幼少の記憶

  神戸市営地下鉄・名谷車両基地の一般公開。4歳半の彼は、2年前に、2歳児として訪れている。---今年の公開メニューを見ている時、ふと思い立ち、4歳児に「前回のことを覚えている？」と尋ねてみた。まだ言葉も中途半端だった時分のことなので、大して覚えていないだろうと思ったら、大間違い。　「前は、鉄道模型、なかったなぁ．．．」　　（展示はあったのだが、本人は見学できなかった）　「車内がぱんぱんで、すごいゆっくり走ったよね～」　　（保線車の満員・狭い運転席に乗り、会場内を走行）　「じゃぶじゃぶ～って、すごい音がしたよね～」　　（洗車機にかけられる電車に　体験乗車した）どうやら、鮮明な記憶として、心に持ち続けていたらしい。ちなみに、連れて行った奥様は、話を聞いて ようやく思い出す始末。---ちなみに、彼が訪れた鉄道スポット・イベントを、2歳半以降、なんとなく時系列順に並べてみた。　・交通科学博物館　・神戸市営地下鉄・名谷車両基地 公開　・梅小路蒸気機関車館　・碓氷峠鉄道文化むら×２　・長浜鉄道スクエア　・鉄道博物館　・えいでん（叡山電鉄）まつり　・釧路湿原ノロッコ号　・SLニセコ号　・札幌市電 車庫　・SLやまぐち号　・九州鉄道記念館　・小樽市総合博物館　・富良野美瑛ノロッコ号　・近江鉄道ミュージアム ガチャコン祭り　・鉄道総研 高速試験車両 公開　・山陽鉄道フェスティバル　・稲沢駅/愛知機関区公開ひょっとして、この全てを覚えているとしたら、親としても、連れて行き甲斐があると言うものだが．．．

  Nov 8, 2009

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  4歳児の写真館（その10）

  およそ3週間ぶりの4歳児の写真館。この3週間で、彼のデジカメに収まった写真は202枚。およそ、一日あたり10枚ほど撮影していることになる。道理で「電池かえて」と持ってくることが多いわけだ...---とあるイベントで遭遇したミニ鉄道。鉄道模型なみにリアルな造形で、どっしりとした存在感。大好きなブルートレインに興奮していたのに、手元は確か。同じ場所にあった蒸気機関車。こちらも人を乗せて走る。こういうメカの場合、機構に目を奪われる傾向がある。---赤祭りでのひとコマ。女性スタッフが参加者を誘導中。お姉さん好きなので、誘導する彼女たちの姿に重きが置かれている。「太陽を あつめてみたんです」との説明。彦根城のお濠にて。彦根城の天秤櫓。立体交差の導線が、4歳児の心を捉えた。「これは、ぼくの おきにいり の一枚なんです」「こらこら、ひこにゃんに近寄りすぎ！」「線の中に入らないで下さい！（SP）」---高速で動く被写体には、タイミングを合わせるのが難しい様子。2～3秒の遅れは、古いデジカメのフォーカス動作の所要時間かも。山陽鉄道フェスティバルにて。鉄道マニアの列の足元に分け入って撮影。被写体が遠近法的に斜めになっている場合、水平線に惑わされがち。台車や方向表示幕などのディテールに、格別の興味を持っている。「回送・試運転って、どっちやねん！」と突っ込みながらの撮影。---3ヶ月前には、10枚撮って、マトモな写真が1枚あるかどうかだった。被写体が隅っこに偏っていたり、ブレまくっていたりという具合。それが、最近の写真では、半分くらいが それなりに見られる写真。それに、何やら動画に凝り始めていて、毎回 必ず 作品が混じっている。そろそろ、8年前のデジカメから 卒業させてあげないといけないかも？

  Nov 3, 2009

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• 鉄道マニアの育成

  ウチの子は、4歳児ながら、筋金入りの鉄道マニアである。私自身は、今のところは、鉄道よりもクルマの方が好きだ。鉄道ネタも カバーしているが、鉄道マニアとまではいかない。私の影響を受けた訳でもないのに、なぜこんなことになったのか。彼の生い立ちを振り返り、検証してみることを 思いついた。▽12ヶ月　・初めてのプラレールは、おばあちゃんが買ってきたもの。　　特急あずさの車輪に髪の毛が絡んで、泣いていた。▽1歳半　・初めて乗った本物の電車は、JR西日本の新快速。　　終始上機嫌で、すれ違う列車や駅に目を奪われていた。▽2歳半　・碓井峠鉄道文化むらで、初めて本物で機関車に振れた。　　思えば、この頃にはマスコンを握り、出発しんこーと叫んでいた。　・神戸市営地下鉄の車庫開放に行った。　・鉄道ファンを読み始めた。▽3歳　・鉄道や駅の名を、平仮名より先に いきなり漢字で覚え始めた。▽3歳すぎ　・鉄道やプラレールの写真を自分で撮り始めた。▽3歳半　・車掌さんのマネを、上手に できるようになった。　　ＪＲ西日本の車内放送を忠実に再現できる。▽4歳　・鉄道の技術について、詳しくなってきた。　　「こうりゅう？、ちょくりゅう？　それともこうちょくりゅう？」　　などと、難しいことを質問するようになった。とここまで書いてみたが、結局、なぜなのか よく分からなかった．．．

  Oct 30, 2009

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  憧れの．．．

  我が家の4歳児の憧れのアイテムはこちら。プラレールやカプセルプラレールで遊ぶ毎日の中にあっても、大人向け鉄道模型の良いモノ感への思いは忘れていない。高価なアイテムなので、幼児には簡単には与えられないが、小学生になったら、私の子供時分の鉄道模型を渡すつもり。本人もその気になっていて、ワクワクしながらお店で模型を見たり、鉄道模型雑誌をパラパラめくりながら、イメージを膨らませている。もし、本当に小学生になるまで 思いが持続していたら、その時は、なんとなく、私もはまってしまいそうで こわい。。。

  Oct 27, 2009

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  子午線が通る街・明石の 山陽鉄道フェスティバル

  日本標準時の子午線が通っているので、兵庫県明石市は、時のまちと呼ばれている。神戸と姫路を結ぶシーサイドエクスプレスと自称する山陽電鉄。明石の東二見車両工場公開（山陽鉄道フェスティバル）に行った。ちょっとローカルな この私鉄をわざわざ選んだのは、もちろん、マニアックな4歳児のリクエストによる。---車両工場に入ると、天井の高い建屋の中に、編成からバラされた車両が、持ち上げられていた。こちらは、実車を使ったドア開閉の体験コーナー。車両から取り外した開閉装置を使って操作できる。「扉しまります。しまるドアにご注意ください。」駆け込み乗車で、閉まりかけたドアが再び開くマネ。こちらも実車から取り外した行き先表示板の展示。くるくるハンドルを回すと、行き先を変えられる。パンタグラフの昇降体験コーナー。勢いよく上がるので、おもしろがっていた。---敷地内の車両基地では、電車が公開されていた。こちらは、昭和48年製の、3000系という車両。私が子供のころは、ちょっとダサイと思っていたが、今見ると、なんとも昭和っぽくて、いい感じ。マニアックな4歳児は、この車両が一番好きらしい。係の人の案内で 運転席に入れてもらい、ご満悦の4歳児。「ATSよし。ひがしふたみ停車！」と運転手さんごっこ。 係「ぼく、大きくなったら、運転手さんになるのかな？」 ゆ「いえ、月曜日だけの運転手さんになるんです」 係「・・・？？」 ゆ「月曜日だけ運転手さんで、ほかの日は車掌さんなんです」あくまでも、第一志望は車掌さんらしい。運転席の操作盤表示を目ざとく見つけ、係の人に、「はんきゅう、はんしんにも はいるのですか？」と質問。阪神電鉄に乗り入れ、大阪・梅田まで行く電車だった。阪神は 近鉄とも乗り入れ、姫路～奈良が私鉄で接続されている。---こちらは列車無線の体験コーナー。二台の機器を直結して、無線ゴッコができる。しばらくの間、山陽の指令室の役をさせられた。架線の実物の展示で、保線の人が説明してくれる。幼児も、自分の手でしっかり触って、現物で理解。架線作業車による架線メンテナンスの実演。マニアックなコーナーだが、人だかりができていた。見えない所で支えるメンバーも含め 全員参加のイベント。仕事をする立場から見て、なかなかいい組織だと感じた。---車両基地の線路を上を歩いて、車両展示コーナーへ。山陽・阪神の2種類のラッピング電車の展示を見学した。一眼レフを構えた鉄道マニアに混じり、堂々と撮影。山陽車両には、時のまちを宣伝する絵や文字が描かれており、阪神車両には、近鉄直通でなんば・奈良から神戸へ誘う明示。---車両基地にあったずいぶん古そうな車両。調べたら、昭和35年製で オールアルミ車両の先駆け。窓枠の下が白く汚れているのは、アルミのせい？車両基地の中には、行き先表示が外された車両も。工場内で展示されていたのは、この車両のものらしい。---ちなみに、HOゲージの鉄道模型走行会もあった。手作りの車両ばかりで、珍しい車両もたくさんあった。すべて、山陽か線路がつながっている阪神・近鉄のもの。帰りの駅でも、電車の撮影を楽しんでいた。---今日のおみやげ（その1）。使用済みのスルッとKANSAIの乗車カード 300枚ほど。100円で つかみ放題というコーナーでゲットした。4歳児 お目当ての鉄道カードは、わずか3種類のみ。地域柄、阪神球団 それも赤星選手と真弓監督のカードだけで80枚。今日のおみやげ（その2）。ホンモノの吊り革と、車掌さんの確認カード。4歳児の鉄道ごっこアイテムとして、活用されている。

  Oct 25, 2009

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  彦根城の人気者

  三重のお堀に囲まれ、400年前の姿をとどめる国宝・彦根城。彦根藩・井伊家35万石の治政は、多くの文化財を今に遺した。そんな彦根城の天守前の広場に、カメラを構える人だかり。やってきたのは、ひこにゃん。体は大きいのだが、背丈は小柄な女性という印象。お城の石垣の前で、軽やかにパフォーマンスをしてくれる。しゃべらないのに、司会者とかけあって、うまく笑いを取る。強い秋の日差しの中、日焼け止めを塗って白肌を気遣う ひこにゃん。カメラを構えると、絶妙のタイミングでポーズをしてくれる。2～30分のパフォーマンスの後、私服のSPに囲まれながら戻ってゆく。登城の時を告げる太鼓櫓の前で、差し入れのお菓子を持って踊る。どうやら、太鼓櫓の奥に、ひこにゃんの部屋があるらしい。付いて行こうとして、SPに追い返された4歳児。ゆっくりと奥の部屋に消えてゆく。と思ったら、ちょっと扉が開いて、足だけ見せてくれたり。---さて、次は 西の丸三重櫓かぁ．．．と 城内案内図を確認する4歳児。彼は、ひこにゃんが ホントに彦根城に住んでいると思っている。今週末のゆるキャラ(R)まつりin彦根~キグるミさみっと2009では、ひこにゃんの招きに応じて、全国のゆるキャラが集まるらしい。

  Oct 18, 2009

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• 4歳児のニュース

  4歳児が、ブツブツ言いながら遊んでいた。「チャーチャララー」というメロディが入ったので、どうやら、7時のニュースごっこをしていたようだ。耳をそばだてて、何を言っているのか聞き取ってみた。「民主党の鳩山総理大臣は、藤井財務大臣とかいだんしました。　いっぽう、自民党の谷垣総裁は...」「ほせいよさんのみなおしについて、ハイブリッド車の　お金 205万円が、しっこう停止されることになりました。」「全国の気象情報です。　北海道では、低気圧がつうかするため、雨がふるでしょう。　松江では、3時頃には、雨が降り出すでしょう。　続いて、府内のお天気です。明日は．．．．「三時間ごとの天気のうつりかわりです。　向こう1週間、京都府は、晴れか曇りの日が続くでしょう。」「明日の気温です。さいてい気温は2℃から4℃上がり、　へいねんより低いでしょう。」　※ひらがな部分は、本人が読めないと思われる漢字。---妻によると、このニュースごっこで読まれる内容は、7時のニュースで新しい内容を覚えると、更新されるらしい。一度聞いたニュースを、憶えていられるんだなぁ...アタマが柔らかいってことは、素晴らしい。。。それよりも、なぜニュースにそんなに興味があるのか...子供の気持ちは、とっても不思議である。

  Oct 18, 2009

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  4歳児の写真館（その9：撮影風景）

  4歳児の写真館の撮影風景。移動する被写体の方に身を乗り出すあまり、片足でバランスを保ちながら、カメラを近づけている。この撮影による作品がコチラ。SL北びわこ号のマークをつけたミニ運転列車。乗っていた子供達の表情が、活き活きと写し取られていた。---彼が使っているIXY DIGITAL 200aは、ズームは2倍しかないし、液晶画面もとても小さい。撮影機材の条件が厳しいことで 課題が顕在化して、自分なりの工夫が生み出されやすくなっているのだろうか。まるで、トヨタ生産方式のようである。

  Oct 16, 2009

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  ガチャコン祭り と 高速試験車両一般公開

  近江鉄道・通称「ガチャコン電車」に乗ってみた。ローカル私鉄とは言え 開業から109年、鉄道の中では老舗。---4歳児だけでなく、私にとっても初めての近江鉄道体験。ワクワクしながら待っていると、この電車がやってきた。土日限定のいしだみつにゃん＆しまさこにゃん号。この日は、休日限定の乗り放題きっぷを利用して、近江の秋景色を、鉄道を通じて味わってみようという企画。---近江平野を走る近江鉄道の車窓には、のどかな風景が続く。平野部の田畑や鎮守の森を抜けながら、集落の間を結ぶ。余談ながら、筆談可のマークのことを、ここで初めて知った。沿線には近江商人の街や、レトロな雰囲気の木造駅舎があったり。こちらの新八日市駅は、大正2年の開業なので 築96年の現役駅舎。---近江鉄道の車両は、1～2両の小さな電車編成になっている。元西武鉄道の車両で、沿線企業のラッピング広告も多い。本線上で、なぜかドアを全開したまま停車している電車。その横を、発車したばかりの貴生川行きが通り過ぎる。とある駅で、ドア開閉に手間取っていると思ったら、「ぱぱ、反対がわのドアが開いた！」と4歳児が興奮。どうやら、誤って、一瞬 線路側のドアを操作したらしい。ワンマンの運転手さんは、何かと大変だなぁ．．．と思った。こちらは、近江鉄道車両の車端にあるボディ切り欠き。カーブの駅があるので、擦らないようになっているのかな？4歳児が見つけて、これにも大喜びしていた。---クルマを停めた近江八幡から八日市まで行って乗り換え。やってきたのは、窓が大きいあかね号という電車。向かったのは、彦根駅の横にある近江鉄道ミュージアム。この日は、ガチャコン祭りというイベントが行われていた。---ミュージアムには、近江鉄道が保存している珍しい機関車や電車がたくさん。国鉄や西武鉄道、東武鉄道からやってきた中古の車両が多いが、ローカル私鉄ながら、旧車の保存手間を惜しまない姿勢に脱帽。使われなくなった電車も、廃車せずに車庫に保存されている。西武鉄道由来の電車かと思ったら、自社製作の車両らしい。ガチャコン祭り期間中は、特別に電気機関車の運転席も開放。受付で貸してもらった運転手さんの帽子を被って、出発進行！当日は、ひこにゃんでブレークした彦根のゆるキャラ達も登場。ゆうちゃんが握手してもらったのは、ひこちゅう（甲賀忍者）。---お昼ご飯は、ミュージアム構内の電気機関車の前でお弁当。車両に近い所で食べられるのは、碓氷峠鉄道文化むら以来。会場内で、米原駅の井筒屋さんが、名物駅弁を販売してくれていた。近江牛大入飯というお弁当は、焼肉とカレーご飯の相性が抜群。---再び 近江鉄道に乗って、米原まで移動。やってきたのは鉄道総合技術研究所の風洞技術センター。毎年10月の鉄道の日あたりに行われる高速試験車両の一般公開。見ることができるのは...　・JR東海の300X（700系新幹線の原型）　・JR西日本のWIN350（500系新幹線の原型）　・JR東日本のSTAR21---運転席開放は長蛇の列で、どれか一つを選ばざるを得ない。JR西日本に最も馴染みがあったので、私達はWIN350に挑戦。運転席で「新横浜、停車ヨシ！」と遊んでいる4歳児。自動制御の新幹線では「場内進行ヨシ！」などとは言わない。スピードメーターには400km/hまで速度が切ってあった。小郡～新下関間で 当時国内最高速の350km/hを出したのは1992年。---帰る頃には、秋の夕陽が すっかり長くなっていた。稲刈りの終わった田んぼに、電車の影が長く伸びていた。運転席に被りつく子供達。　同年齢の子と仲良くなれた。そのうち一人とは、終着駅まで、ずっと一緒に遊んでいた。私も この子のママとお話ながら、楽しい電車行になった。子供2人＋ママ＋私だと、周囲からは夫婦・親子に見えていたかも。---子供達の楽しい一日にも、くっきりと 夕陽の影が差してきた。あと何分もしたら、バイバイして家路に着かねばならない。今日のおみやげは、近江鉄道の防犯ブザーとストラップ。それから、運転手さんが使う運行スケジュール表の中古品。改札を抜ける時、運転席からパチってきたと誤解されて、「ちょっとちょっと！」と駅員さんに止められていた4歳児。

  Oct 11, 2009

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  ネット停波

  何気にPCを立ち上げたら、ネットワークが不通。あれっ！？と思って調べると、無線LANが停波していた。ご近所の各局はいつも通り受信できるので、親局の問題。家具の裏に隠していた 親局を引き出して調べてみると、機器のACアダプタが冷たくなっており、電源故障の様子。困ったなぁと、ACアダプタの家内在庫を調べてみると、10年前に、ZIPドライブに使っていたものが合致した。とりあえず、そいつを適用することで親局は動作再開。無事に、ネットワーク環境を復旧することができた。---それにしても、ZIPドライブ懐かしいなぁ。。。FDDの親玉みたいな機器で、100MB/250MB/750MBの容量。一時は、ポストFDDとまで言われていたのに、いつの間にか、我が家でも使わなくなってしまった。パイオニアのMac互換機に接続していたあの頃が懐かしい...

  Oct 9, 2009

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  4歳児の写真館（その8：親子対決2）

  4歳児の写真館は、正確には4.5歳児の写真館である。寝返りやハイハイが遅くて心配したのが つい先日のよう。その後、歩くようになり、しゃべり始め、写真まで撮る。その写真で父に挑戦しようと言うのだから、末恐ろしい。最近の口癖は「ぼくのほうが、うまいやろ？」である。---ちょっとお出かけした公園。天気が良かったので一枚。足元で4歳児が撮った写真がコチラ。構図の大胆さと、ボディに映りこんだ青空の美しさ。思わず、愛車のプロフィール写真を入れ換えてしまった。---琵琶湖を背景にして、懐かしい湘南カラーの近郊型電車。我が家では「かぼちゃ」と呼んで親しんでいる。4歳児は、編成の端から端まで、写し取りたかったらしい。---サンダーバードの窓越しに、淡水の青さがきらりと透けて見えた。4歳児の着目点は、編成と編成を連結した部分。「ぼく、ながしどりしたんやで。」と言うが、たぶん ズーム寄りで ぶれた結果の偶然である。最近 趣味悠々 デジタル一眼レフで巡るローカル線の旅を見て勉強しており、カメラ熱にも力が入る。---お月見団子を用意して、中秋の名月を楽しんだ。フラッシュの使い方が分からず「月が写らない」と困っていた4歳児。庭木にフラッシュが反射して、それなりに月夜の雰囲気が出ている。

  Oct 4, 2009

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• 4歳児の政治

  「みんしゅとう、じみんとう、こうめいとう、きょうさんとう、　しゃみんとう、こくみんしんとう、みんなのとう．．．」4歳児が、プラレールで遊びながらブツブツ呟いていた。どうやら、テレビのニュースで見て、憶えたらしい。先の衆院選の得票順に並んでいるので、各党の議席数を紹介したニュースで憶えたと思われる。---ある時は、新聞に載っていた時事風刺のマンガ写真を見て、「はとやまさん、かめいさん、ふくしまさん！」と喜んでいた。試しに、「どこの人か知ってるの？」と聞くと、「鳩山首相は 民主党。亀井さんは国民新党。　福島さんは、社民党。」と正しいお答えが返ってきた。さらにテストすると、顔だけでなく、各党の漢字名を読めるし、三党連立という用語や、党首名なども、同じく漢字で読めた。彼のお気に入りは「こどもをだいじする民主党」とのこと。このフレーズは、選挙カーの文言で憶えたと思われる。---我が家では、ニュースは夜7時にしか見ないし、政治の話題は、選挙の時にちょろっと登った程度だ。いったい、政治ネタのどんなところが、4歳児のお気に入りにつながったのだろう。不思議だ。

  Oct 2, 2009

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  4歳児の写真館（その7：親子対決）

  今回の4歳児の写真館は、初めての親子対決。---竹に留まった赤とんぼ。5本あった全てに一匹ずつ留まっていたので、ついつい おもしろくて、写真を撮ってみた。足元で、4歳児が同じ風景を写真に収めていた。背が低いので、竹竿の先を見上げるような写真。留まろうとする瞬間を捉えていて、躍動感がある。---鉄道スポットで、新幹線と在来線が並んだ写真を撮った。欲張って、先頭（最後尾）同士を収めようとしたら、なんだか、中途半端な写真になってしまって失敗。同じ風景を、足元の金網越しに撮影していた4歳児。赤信号が灯って、終着駅手前で急停止した列車。前方にトラブルがあったのか、顔を出す車掌さん。---公園の池で泳いでいた鴨を撮影。潜水の瞬間を捉えようとして、またまた中途半端な構図。4歳児の方が、のどかな風景を写し撮っている気がする...

  Sep 27, 2009

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• はたらくクルマ展

  毎年ココで行われる はたらくクルマの展示。昨年は北海道旅行で行けなかったが、一昨年はこんな感じ。地元の建設会社やらバス会社、それに自衛隊に消防車が集合。いろんなはたらくクルマがやってきて、広い敷地に開放展示される。今年は、ちょっと早いめの 10/11～12の土日祝に開催されるらしい。駐車場代500円だけで遊べるスポットは、なかなか見つからない。小さいお子様のおられるご家族には、オススメのイベントである。

  Sep 27, 2009

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  タミフルがやってきた

  子供が風邪気味で、連休のお出かけを控えた今週の前半。息が荒くて咳をするので、休日の外来で診てもらった。熱が低く、症状としても軽いので、検査しても出ないだろうし、足音が聞こえていたインフルエンザではないでしょう...との診立て。ただ、インフルエンザ脳症や肺炎で命に関わる事例があったせいか、いつも慎重で自然治癒に任せる方針を採りがちな掛かりつけ医も、今回は、最悪の場合を想定した処置を早めに考えてくれた。曰く、インフルエンザでも熱が低いままの例があるにはあるので、予防措置的に、タミフルを飲んでおきましょう...という結果に。平熱状態で飲むタミフルなので、巷で騒がれる異常行動は皆無。ただし、しんどいハズなのに、少しテンションが高いのが気になる。咳をしながら、やたら楽しそうに遊びまわっているのは何か変。こういう時は、本やDVDを見たり、ゆっくりしたがるのが常なのに。医師によると、新型インフルエンザでは、いったん熱が下がった後、後半で、急に高い熱が出て、そこから症状が悪化する傾向がある。出先でそんなことになって処置が遅れると 命に関わりそうなので、今週末も、念のため、お出かけを控えておこうということになった。複数ブランドの試乗ができるミニ輸入車ショウがあるらしいので、この週末は、久しぶりに、単独行動で出かけてみようかな？

  Sep 25, 2009

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  ぼくの週末（その2）

  ルノーのお店で、たくさんの不思議を見つけた。おうちのメガーヌと同じ色なのに、やねが開くタイプになっていた。青い車は、上半分がシルバーになっていた。名前がむずかしかった。（アバンタイム）---新型カングーは窓が広くて、景色を楽しめるんです。テーブルでは カプセルプラレールで遊ぶこともできます。---えっと、ぼくは、ちょっとのどがかわいているんです。お店についたら、なにかありますか？（試乗中談）ルノーのオレンジジュースは、おいしいですよね。あっ、ミルクとあまいのは、いかがですか？（休憩中談）---鉄道スポットで、東海道本線、つうしょう琵琶湖線の写真をとった。223系の新快速の前に、113系の普通が長いこと信号待ちしてた。京都駅で、事故かなにかでもあったのかもしれません。---宝ヶ池公園で、かもさんの写真をとった。ぼくは 動物の写真か としても、知られているんです。　※本人のコメントを、そのまま再現してみました。　　本人が読めない漢字は、平仮名で表記しました。

  Sep 20, 2009

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• インフルエンザの足音が聞こえる

  ひたひたと、インフルエンザの足音が聞こえる。朝の通勤時、やたら子供がうろうろしているのは、学級閉鎖で、ヒマを持て余しているせいだろうか。うちの子は未就学児なので、直接の影響は無いが、近隣の小学校では、既に学年閉鎖も出ているようだ。勤務先でも、出入り業者も含め、患者が出ているらしい。何千人という大きな事業所では、珍しいことではなさそう。街中でも、マスクをしている人をポツポツ見かける。職場の国体選手には、予防着用が指示されていた。お店や学校でも、アルコール消毒が一般的になった。うちの子も、当たり前のように、自分で消毒している。低い確率とは言え、既往症のない若い人の中でも、命に関わる事態になってしまったケースもあるとのこと。ワクチンが巷に行き渡る前に、流行のピークは過ぎるかも。私はともかく、小さい子がいる家庭では、心配は尽きない。うがい・手洗いの励行、長時間の密室には出向かない。気休めのマスクでも、ちょっとは感染確率を下げるだろう。致死率が低くても、感染確率が高ければ、期待値は大きい。防御策があるのに、何もせずに後で泣くのは、後味が悪い。

  Sep 16, 2009

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  ぼくの週末

  ルノーのおみせにいった。「カングーのシールありがとう」って言ったら、やさしいお姉さんが「まだあるよ？」って、もっとくれた。---パパとママが しろのわーる を食べた時、かき氷がほしいって言ったら、顔くらい大きなのがやってきた。（初コメダ珈琲にて）---大きなすべりだいは、びわ湖の近くにあった。---「いっしょにすべろう」と、パパをひっぱっていった。ここをすべると、高速道路を走っているきもちになる。---変り種自転車で、市電ごっこして遊んだ。函館会館前、有珠山北口、市場通りという駅名は、函館市電をイメージして、ぼくがつくった名前。　※本人が読めない漢字は、平仮名で表記しました。

  Sep 14, 2009

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  トマト天国

  庭の端っこのデッドスペースに、ミニトマトの種を蒔いた。3月頃に蒔くのが良いのだろうが、ウチでは5月のこと。6月の終わりくらいから、ポツポツと赤いトマトが生り、どんどん収穫量が増え、8月後半のある日にはこんな感じ。およそ30個のミニトマトの山。これを2日おきにゲットできる。園芸をやられる方ならご存知だと思うが、ミニトマトの世話は、実は、とっても簡単。種を蒔いた後は、テキトーに間引いてあげれば、ある時期以降は、驚くほどのスピードで伸びて花が咲く。黄色い花が消えると、小さな緑の実がぶら下がり、それがいつの間にか肥えてゆき、すぐに赤くなる。うちでは、殺虫剤の類は何も使っていないし、肥料は土に混ぜた堆肥のみ。無農薬・有機栽培である。ただし、お味の方は、ちょっと皮が厚かったり、大きさが小さめだったりして、お店のモノには負ける。---作物が庭にあると、子供が食べ物の成り立ちを知ってくれる。まだ青いものを、うれしそうに取ってくるのは困ったものだが。

  Sep 14, 2009

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  4歳児の写真館（その6）

  4歳児の写真館の北海道編から二ヶ月弱が経過。また、こっそりとデジカメのファイルを覗いてみた。---青空と鉄道高架橋。架線柱が雲を支えているように見える。今回 私が一番気に入った作品で、人工物と自然の調和が素敵。---モハ117-1というのは同型式の電車の中で最初に作られた車両。トップナンバーの車両は貴重らしいが、それを知ってか知らずか。---おじいちゃんの鉄道模型を楽しみながら、自分でも撮影していた。コンテナ貨物を写真の中央に収める構図が、何ともマニアック。----久しぶりの鉄道模型に触発されて、八月はレイアウト月間になった。0系新幹線の背後には、高速道路上に敷かれた軌道を走る江ノ電。レイアウトでは、夢のような風景を、思うがままに表現できる。---SLやまぐち号を激写する鉄道マニアを映したテレビ番組。そんな風景をテレビ画面を介して撮影する小さな鉄道マニア。---かろうじて見つかった鉄道以外の写真は、新型のルノー・カングー。ボンネットへの寄りが、大きくなった車体を際立たせて表現していた。

  Sep 13, 2009

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• 私立高のコース名の不思議

  私立高校の募集要項一覧が、新聞に載っていた。うちの4歳児も、10年ちょっとで高校生なんだなぁ...などと想像しながら、パラパラとチェックしてみた。「普通科」みたいに、昔ながらのコース名もあるが、はっきり言って 意味不明の名前もあって、びっくり。---●まずは、私の高校時代からあったようなコース名。　・普通科　・特進コース　・体育科●カタカナ化されているが、意味を想像できるコース名。　・トップアスリート　・スーパーサイエンス　・アートデザイン　・コンピュータ●あえて想像すれば、なんとなく意図が分かるコース名。　・パスカル　　　　→　サイエンス系？　・こども夢コース　→　幼児教育科？　・プリムラ関大　　→　系列大学への進学枠？●どんな教育をしたいのか、ほとんど分からないコース名。　・バタビア　　　　→　インドネシアの街？　・エテルナクラス　→　三菱・エテルナSAVA？　・スーペリア　　　→　ホテルの部屋クラス？　・クレセント　　　→　三日月？---大学の学科名がハイカラになっていることには慣れたが、高校では、名前をいじくりようがないと思い込んでいた。逆に、大学ほど 教育内容の差別化ができない事情故に、奇抜な名前が並んでしまうのは、止むを得ないことかも。でも、名前に本質は宿らず、教育内容にこそ価値がある。中学生諸君、その名に惑わされず、ピッタリの進路を選んで欲しい。

  Sep 11, 2009

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  ふじさんカラー

  「ゼロけいしんかんせんは、ふじさんカラーがいいよね...」と、鉄道雑誌の写真を見ながら、4歳児がしみじみと呟いた。「なんのこっちゃ？」と思ったが、詳しく聞いてみて納得した。---彼の認識では、0系新幹線には二つのカラーリングがある。一つは、プラレールで持っているフレッシュグリーンカラー。晩年に山陽新幹線だけで走っていたJR西日本のカラーだ。もう一つは、国鉄時代からの青と白のオリジナルカラー。これを4歳児なりの表現で「富士山カラー」と呼んでいる。聞いてみると「富士山の青と白の色あいに似ている」とのこと。確かに、古き良き日本を象徴した写真を眺めてみると、両者の色あいはピッタリと融け込んでおり、良い命名だと感心。

  Sep 9, 2009

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  小舟二号の進水式

  屋根の無いオープンカーに乗ることは、水面に小舟を浮かべることに似ている。実際、イタリア語で小舟を意味する名前のバルケッタと言うオープンカーも存在する。水が薫る風を感じながら 湖畔の一本道を走ると、軽快な小舟を操縦しているような気分になる。昨年の釧路川や今年の洞爺湖での印象では、カヌーやカヤックも小舟の一種には違いないが、エンジンを持たないので、静かに自然に溶け込む。景色を眺めながら、湖面をゆっくり滑り行くと、パドルから滴る澄んだ湖水が、熱い肌を冷ます。陸地からはアクセスできない小川を遡ったり、波打ち際の大きな木陰で、軒を借りてひと休み。カヌーっていいなぁ．．．と、心の底から思った。-----そんなことから、カヌーやカヤックのことを調べ始めた。よくワゴンの屋根にカヌーを積んでいるのを見かけるが、あれは、リジッドタイプというFRP製のものらしい。我が家のクルマはワゴンなので、積載はなんとかなりそう。ただし、値段が高いし、一人で上げ下ろしできるのか不安。それから、分解可能な骨組みの外に外皮を被せる形の、フォールディング（ファルト）タイプというモノも知った。少し組み立てが難しそうなのと、それなりに高価なので、いきなりトライするには、なんだかハードルが高そう。-----さらに調査を進めると、インフレータブルという空気で膨らませるゴムボートのようなタイプを発見。沈みにくく 値段が安そうなので、初心者には敷居が低い。旋回性が良すぎて、アヒルのようにお尻を振って進むらしい。ネットで調べてみると、最廉価クラスの品だとは思うが、1万円しない価格のインフレータブルカヤックを見つけた。まずは このあたりからトライすることにして、現物を購入。-----事前に、庭に一式を広げてセッティングの練習をした後、夏休みが終わって静かになった湖で、進水式に漕ぎつけた。付属のDC12V電動ポンプで膨らませる前の状態。ゆっくり作業しても、30分以内でこの状態まで仕上がる。水辺に置いてみると、それなりにサマになっている？実際に湖に漕ぎ出してみると、聞きしに勝る旋回性の良さ。ダッキーというあだ名の通り、パドルで漕ぐ度に方向が変わる。リジッドのカナディアンカヌーと違って、とても柔らかい。波を乗り越えるとボディがふわりと曲がり、湖の息吹を感じた。-----1時間ちょっと練習して、波が高くなってきたので陸に戻った。幸い、午前中は陸向きの風なので、練習には程よい環境だった。カヤックの水を切って、日光でちょっとだけ乾かしてから、再びポンプを動かして空気を抜き、持ち運びバックに格納。これだと、3時間もあれば、ちょっとした湖面散歩ができそう。もし長く続けてみたいと思うようになったら、トライを卒業し、フォールディングやリジッドに手を出すことも 考えてみよう。

  Sep 7, 2009

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  ダイヤって、じかんのことやろ

  4歳児が、ぶつぶつ呟きながら、プラレールで遊んでいた。　「5がつ11にちのダイヤかいせいで、はいしされることになりました。ゼロ系新幹線のラストランには、鉄道ファンが集まっています。」　意味分かってんのか？と思って「ダイヤって、何のことか知ってるの？」と聞くと、「ダイヤって、じかんのことやろ。」とあっさりとした返事。　バカにするな．．．みたいなニュアンスが口調に含まれていた。。。鉄道雑誌を熱心に読みふけっているので、開けていたページの表題を指差して「読んでみ？」と試してみた。　曰く「成田エクスプレスの新型車両。E259系が登場。2009年秋から○○運転へ．．．　○○のところがよめない。」とのお答え。　「○○」とは営業という漢字で、それ以外は問題なく読めるようだ。　どうやら、写真だけ見ている訳でもなさそう。。。雑誌に載っていた貨物時刻表というマニアックな書籍の広告を見て「かってほしい！」とうるさい4歳児。　「なんで 欲しいの？」と聞くと、「だって、かもつれっしゃのじかんが分かれば、ちょっと前にクルマで鉄道スポットに行けるから、かもつが来るのをまてるでしょ？」とのお答え。　まんま、鉄道マニアの行動ではないか。

  Sep 3, 2009

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• 再発見の喜び

  せかせかと遊んでいた4歳の息子。　急に動作が止まったので気になって目をやると、小さなおもちゃを手に取り 感慨深げに見つめていた。　視線の先には、江ノ電20系のカプセルプラレール。　いつもと違う場所に仕舞いこみ、遊ぶことがないまま忘れていたものを、久しぶりに見つけたらしい。　再発見の喜びは、初めて買ってもらった時のそれに匹敵したようで、満面の笑みを湛えて 遊びが再開された。2歳時分の彼にとって、時間とは「今」が全てであった。　駄々をこねた時に、「昨日遊んだから いいでしょ？」 とか 「今日は無理だけど、明日食べに行こうか？」と説得してもダメ。　たった今 代替の何かを渡さなければ納得を得られなかった。　3歳になった頃から、過去・現在・未来の概念が身に付いたが、過去は「きのう」、未来は「あした」という言葉で代表され、時間スケールの刻みは 曖昧だった。過ぎ去った時間を 幼児が感覚的に理解できるようになるには、その流れの中で体験した出来事を、もっと多く、もっと細かく、自らの記憶として刻みつけなければならない。　4歳になった彼は、ビッグイベントなら1年前のことでも記憶しているが、日々の細かな出来事となると まだまだ不確かで繋がりが粗い。　だからこそ毎日が目新しく、再発見の感動が絶えない訳だが、この先、日々の記憶が有機的に連携し始めれば、ある種の感動を失うことと引き換えに、記憶に基づく行動様式を確立するのだろう。他方、これからやってくる未来への時間感覚は、自らスケジュールを認識して その準備をする中で培われる。　スイミングなどの習い事や、休みの日に遊んでもらえるという繰り返しにより、既に、曜日の順序や 毎曜日ごとのプログラムを理解した。　また、小学生になったら鉄道模型に挑戦するという目標から、数年先の未来と数日先の予定とを 区別しつつもある。目標を現実的なものとして意識できれば、五里霧中の未来にあっても、そこへの道順やステップを見出しやすい。　今は絶対に買ってもらえないモノと知りながら、鉄道模型の雑誌を読みふけって夢を膨らませる姿を見て、そんなことを思った。

  Sep 2, 2009

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• ゆとり世代

  ゆとり世代の仕事ぶりに接することが多い。最近の新入社員や、インターンシップの学生など。80年代の後半に生まれた層が、社会に出始める時世。22歳の大卒のみならず、24歳の修士卒も一部該当する。昨年までは、高校時代にゆとりを経験した層だったが、今年は、ついに 中学時代からのゆとり世代がやって来た。---今時の若者なので、一人ひとりは、それなりに優秀。物事を理解する意欲はあるし、課題へのアンテナもある。教えれば一生懸命こなそうとするし、不真面目ではない。社会人として当たり前のルールは、きちんと解っている。若さ故に ハチャメチャ．．．みたいなことは絶対に無い。ただ、彼らに仕事を指示したり教えたりしていると、なんとなく、漠然とした物足りなさや不安感を感じる。素直だと感心する反面、ちょっと疑ったら？と思うことも。不慮の事態を予測していないので、後付けの対応も多い。では考えていないのかと言われると、決してそうではない。必要以上に考えすぎて、何も前に進まないなんてこともある。---ゆとり世代だから．．．という画一的な見方はすべきでないが、なんとなく、現代の若者はこうなのかなぁ．．．という印象がある。今の新入社員から3年上の先輩たちの仕事ぶりを見ると、おおよそ そのあたりから、何かの境界があるような気がする。

  Aug 31, 2009

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• 空想の列車

  4歳の鉄道マニアは、空想で 様々な列車を生み出す。---プラレールのコンテナ貨物の最後尾に、なぜか一両だけ、食堂車が連結されていた。「どうして？」と問いかけると、「貨物の運転手さんや車掌さんが、　ここで ご飯を食べて休憩するの」とのこと。なんとも、うらやましい職場環境である。---蒸気機関車がひっぱるトワイライトエクスプレス。本人が言うには、何かのイベント列車のつもりらしいが、本当に運転されたら、プレミアムチケット化は確実。たまに、そのイベント列車の機関車が重連になるのも、鉄道マニアのツボを押さえているような気がする。---0系新幹線の編成を走らせ、「ラストラン」実況中継のマネ。「しんおおさかえきに、あつまったおおくの鉄道ふぁん。　はかたゆきの ひかり239ごうは、しずかにはっしゃしました。」編成の途中に、MAXの二階建て車両が混じったりして、往年の初代新幹線は、驚くほど魅力的な列車に変わっていた。なぜかループ橋を渡ってゆくラストランの新幹線。「ただいま、きゅうな さかの ループ橋をわたっております。　つりかわ、てすりなどをもって、ごちゅういねがいます。」どんな新幹線なんだ。。。---いったい、何を空想しているんだか。鉄道に託す夢も、悪くないかもしれない。。。

  Aug 27, 2009

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  大宮交通公園のゴーカート

  一見、フツーの街路のように見える この道。信号や横断歩道、それに道路標識などもある。ルノースピダーが、気持ち良さそうに走っていた。---実は、これは京都市内のゴーカート場である。京都市立の大宮交通公園というB級スポットで、子供が楽しみながら交通ルールを学ぶというコンセプト。子供向けの交通教室や自転車指導なども開催されるが、なんと言っても、目玉なのは、やはりゴーカート。一人乗り 200円、二人乗り 250円という値段もお得だが、一周600mというコース長や、風景のリアルさが素晴らしい。私達が行った日も、小学生が何度もリピートして遊んでいた。ゲームセンターで使う200円より、よっぽど現物感がある。森の中を駆け抜けるワインディングは、追い越し禁止である。交通ルールは厳しいが、アクセルを踏み込むと案外速く侮れない。交差点にはクルマ用のほかに、歩行者用信号まであった。カートに乗っていない人も、信号を守らなければならない。幼児と一緒に楽しむのなら、速さよりもホンモノっぽさ。普段クルマを運転する大人には、ちょっと物足りないかも。うっかりハンドルから手を放して写真撮影していたら、安全の鬼警官みたいな係のおじちゃんに 怒られてしまった。---昔懐かしい京都市電の保存車。昭和25年製の車両。今でも、一部の車両が広島や長崎で活躍している。ゆうちゃんの「ろめんでんしゃ」と言う本で知った知識。車内は図書室になっていて、えらく懐かしく古い児童書を満載。ベーブルースやヘレンケラーの伝記を、30年ぶりに見つけた。定番の運転手さんゴッコ。運転席は意外とシンプルな造り。ドア開閉やパンタグラフ昇降のボタンを見つけて大喜び。---交通公園の雰囲気を的確に伝える、数十年前の手描きポスター。実際、自販機が最新になっている他は、当時と変わってなさそう。こちらは明治28年の日本最初のチンチン電車。昭和36年まで、現役で京都の街を走っていたらしい。明治村で乗った同種の動態保存車はピカピカだったが、あまりお金をかけられないようで、状態はイマイチ。昭和17年製のC15という機関車。看板が朽ち果てており委細不詳。

  Aug 25, 2009

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• ちょうこうばで けずるんやで

  図書館に行った時、4歳児と一緒に 鉄道雑誌を眺めていた。網干の工場で、車輪をメンテナンスしている写真を見て、「しゃりんを、ちょうこうばで けずるんやで。」とのコメント。「なんのこっちゃ？」と思ったが、「削る」という言葉から、それが 機械加工用の「超硬刃」のことだと気付いた。切削加工で一般的に使われる合金製の刃具のこと。金属炭化物を含む材料で、耐摩耗性、硬度などに優れる。当然、鉄道車輪の補修加工にも、用いられているのだろう。「超硬刃って、どこで知ったの？」と聞くと、「てれびで」とのこと。一度聞いただけで憶えてしまうのが、好きこそモノの上手なれだ。

  Aug 25, 2009

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• 音の風景（その2）

  音の風景は、季節の移ろいも伝えてくれる。蝉の木でワンワン鳴いている声は、夏が進むにつれて、クマゼミからアブラゼミ、ツクツクホウシに変わってきた。お盆を過ぎる頃には、稲の穂が重く垂れ下がってきて、スズメを追い払う空鉄砲の音が、朝の空気の中で響き渡る。キリギリスの声が聞こえるようになったと思ったら、朝夕には、ツヅレサセコオロギの声が、聞こえ始めた。昼間はうだるように暑い日でも、朝夕はとても涼しい。田んぼの上には、アキアカネが飛んでいた。どうやら、もう秋はそこまで来ているようだ。

  Aug 17, 2009

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  トワイライトエクスプレス ふたたび （復路：7・8日目）

  北海道旅行の7日目は、いよいよ関西に向けて帰る。あらためて、この7日間の旅程を振り返ってみた。　洞爺湖のカヌー散歩（7日目）　北斗で行く洞爺湖・火山体験（6日目）　スーパー白鳥で行く青函トンネル・竜飛海底駅（5日目）　スーパー北斗で行く函館山（4日目）　フラノラベンダーエクスプレスで行く富良野・美瑛（3日目）　快速エアポートで行く小樽（2日目）　トワイライトエクスプレス ふたたび （往路）---昨年は 札幌から乗車したが、今年は北海道最後の停車駅・洞爺から。駅の案内には、「函館・上野・大阪方面」と ひどく離れた三つの地名。ここは、本州に向けた寝台特急が停まる特別な駅なのだと実感。トワイライトだけでなく、北斗星やカシオペアも 表示されていた。一足先に出発する 札幌行きのスーパー北斗の改札が始まった。駅員さんと一緒に 「どうぞ～」とお客さんを誘導していた。ちび駅員を見て、笑いながらホームに入るお客さん達を見送ると、洞爺駅には、トワイライトに乗る5人が残っているだけだった...---ディーゼル機関車に引かれたトワイライトエクスプレスが入ってきた。カメラを構えて 入線を待ち構える4歳児と、それを激写する私。もう4回目の乗車なので、勝手知ったるトワイライトの車内。早速、サロンカーに陣取り、洞爺で買ったジュースとお菓子を満喫。---今回利用したB個室は、上段の寝台用に 窓が二段になっていて、上の窓から見ると、サロンカーよりじっくり眺められる景色もある。上段に腰掛けて、流れゆく景色を見つめるのが4歳児のお気に入り。一室だとちょっと狭いB個室も、二部屋くっつけると かなりの広さ。A個室のロイヤルに擬えて、Bロイヤルと名付けたのは、ウチの奥様。函館湾をぐるりと周る列車の車窓に、イカ釣り漁船の漁火が見えた。左端に見える陸地は、数日前に夜景を見に行った函館山。----翌朝、富山駅に入ると、またしても天気が悪くなっていた。今年の夏は、いったい、どうなっているのだろう...敦賀駅では、今年も、機関車を付け替える作業を見学した。電気機関車がいなくなると、なんとなく寂しげな客車の表情。サンダーバードと併走しながら、交代の機関車が力強くやって来た。連結作業を担うのは、なんと、女性の駅員さん。ひょいひょいと線路の上に降りて、結合確認をしていた。---昨年は終着駅の雰囲気を味わおうと、最終の大阪まで乗ったが、今年は、京都駅で降りて、去り行く列車を見送ることにした。いつものように、手を挙げて発車の合図をする4歳児。もう少し背が高くなれば、遠目には 本職と紛らわしくなりそう...もし、また北海道に行くとしたら、今度は飛行機を使うかも。さすがに 同じ列車ばかりだと、ちょっと...という気持ち。そう思うと、列車の後ろ姿が消えるまで、目を離せなかった。

  Aug 16, 2009

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  洞爺湖のカヌー散歩（7日目）

  北海道旅行7日目の朝。奥様も子供も、まだ眠ったままの 午前5時。ホテルの温泉が開く前に、ちょっと散歩に出てみた。---朝日が輝く 洞爺湖の湖面。羊蹄山は、昨日とは また違う表情を見せていた。森の合間から見える 青空のような噴火湾が、周り込むように、曲面ガラスに映りこんでいた。噴火湾の向こうに、遠く聳える 駒ケ岳。直線距離で50km、湾沿いに進む鉄道だと100km先にある。陽が高くなると、カルデラの湖面は、ますます その輝きを増した。青く美しい景色も、朝ご飯を頂く頃には、夏霞の後ろに隠れてしまった。---本日のお楽しみは、このようなパドルを使って進む乗り物。乗り場に行くと、野生の白鳥が出迎えてくれた。昨年秋の釧路川に続き、今年も洞爺湖でカナディアンカヌーに挑戦。秋と違って、夏の水辺は緑が活き活きとしている。中島の風景を、ホテルとは別な方角・高さで味わった。湖畔の木陰にカヌーを泊めて、水辺の生き物を観察。小さな海老や小魚を見つけて、ゆうちゃんも楽しそう。洞爺湖に注ぐ川のひとつに入ってみた。せせらぎの音が心地よい。歩いては行けない場所に到達できるのも、カヌーの楽しみ。ガイドのお兄さんが入れてくれた珈琲で、湖畔のひと休みタイム。洞爺湖の内緒の楽しみ方や、カヌーの素晴らしさを話してくれた。およそ2時間半のカヌー散歩が終わっても、4歳児には未練がありそう。すっかりお兄さんが気に入ってしまった4歳児。あれこれ質問しながら、友達のようにくっつき回っていた。---ホテルに戻って、朝寝坊だった家族と一緒に、もう一度 お散歩。ロープを握るのは、パンタグラフで架線から集電しているつもり。洞爺湖サミットで、各国首脳が記念撮影をしたスポット。同じ構図でも、4歳児がポーズを取ると、こんな風になる...丘の上から見下ろすと、洞爺湖温泉は こんな風に見える。活火山である有珠山に近く、災害の背景を立体的に理解できた。昨日のイタリアンが気に入ったので、本日のランチも同じ店で。またしても、フルボトル＋デカンタ500mlを空けてしまった。。。

  Aug 15, 2009

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  ぼくのなつやすみ

  今年のお盆休みは ちょっと長めだったので、4歳の子供と、いろいろ お出かけ してみた。---JR京都伊勢丹のNHKキャラクターショップ。おかあさんといっしょのぐ～チョコランタンの仲間と一緒に。最近スタートしたモノランモノランもそうだが、大人から見ると、さほどカワイイとは思えないのだが...---この日のお目当ては大鉄道展。図書館で「ぼくにおすすめ！」と割引券をもらって、行く気満々。「展示ばかりで、つまらんかも」と説得したが、4歳児に敗北した。本人は、会場に入ると、貴重な展示物の多くを素通りして、そのまま、鉄道模型のレイアウト展示に走っていった...鉄道模型の前で、10歳くらいの小さな鉄道マニアと知り合った。ちびっ子にも優しいお兄ちゃんで、私にも いろいろ教えてくれた。ゆうちゃんと一緒にいると、子供が寄ってくることが少なからず。二人で話していると、周りの幼児も会話に寄ってくる。なぜ？？つばめガールの話など、大人が興味深く見れた部分もあったが歩行50ｍほどの会場で撮影禁止にするほどの展示か？と思った。まぁ、私は主役ではなく、単に4歳児のお供なので、これで十分。---京都駅ビルをちょっと散策。おっ、ドクターイエロー！　4歳児は 初めて見て感動していた。湘南カラーの113系電車に乗って、小旅行。　関西以外では珍しい車両かも？遊びつかれた昼下がり。　心地よい冷房車。　すぐに眠ってしまった。---実物のヘリの操縦席を使った消防ヘリのシミュレーター。とてもリアルで、子供向けの展示物とは思えないほど。消火活動や救助活動、災害状況の調査などのミッションのほか、フリーフライトモードで、自由に景色を楽しむことができる。こちらは、119番通報の訓練マシン。　携帯用・公衆電話用など複数。画面を見て、問いかけに正確に応えて報告しないと、先に進めない。　「かじです」　「まんしょんです」　「ごかいです」　「ちかくにぎんこうがあります」　「なまえは○○○、ばんごうは・・・・です」などと、横で見ている限り、一応 通報電話には聞こえたが...---次の日は、以前から馴染みがあるとある鉄道模型。の展示へ。2歳の頃から、ちょくちょく遊ばせてもらう機会があったが、今では それなりに運転操作できるようになり、成長を感じた。 ゆ「ぼくが のった トワイライトエクスプレス。　　　　でも、食堂車とサロンカー、それにB個室もない。」---今年2回目のキッザニア甲子園。（前回はこちら：その１、２、３）前回は車掌さんだったので、今回は運転手さんに挑戦。「しらせとう、ヨシ」「しゅっぱつ、しんこう～」と、合図を見ながら指差呼称する手付きがマニアックだった。消防車に乗って火災出動。　指導の先生は若い女性の方。「なおれ！ せいれつ！」と、子供相手に太く真剣な掛け声。消防のお仕事の厳しさを、一生懸命伝えてくれたことに感心。今度は、警察官になって、とある事件の聞き込み捜査。ゆうちゃんの担当は、捜査結果を 無線で署に連絡する係。後で「すりって、なに？」と聞かれた。。。最後に、病院の新生児室で赤ちゃんのお世話。4歳児には重かったらしく、うまく首を支えて抱っこできない。それでも、沐浴や着替えなど、一生懸命がんばっていた。。。後で聞いたら、赤ちゃんの名前は「すずねちゃん」だったらしい。大人は外で見ているだけなので、子供の感想を通じて内容が分かる。結局、この日は、これらのお仕事のほかに、　□街時計　・・・　時計台のバルコニー舞台で踊る　□ジュース作り　・・・　自然素材のジュースを手作りなどにも挑戦し、合わせて6つのお仕事を体験できた。---お出かけして、子供が喜ぶ様子を見ていると、楽しかった子供の頃の思い出が、ふわっと甦る。「子供時代に戻れたら...」などと考える時間は、思い出の原点が そこにあるからこそ、持てるもの。今日のことを、いつか、楽しい気持ちで思い出して欲しい。

  Aug 14, 2009

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  北斗で行く洞爺湖・火山体験（6日目）

  北海道旅行6日目の朝。　早起きして 函館朝市に出かけてみた。大きな蟹を見て、目が点になっている4歳児。たぶん、本人の顔よりも、蟹の方が大きいと思う。朝ご飯は、海鮮丼とイカ刺しの定食、それに4歳児用の焼き鮭セット。テーブルの上にこれだけのお皿が並んで、3000円ちょっとのお値段。食材が新鮮で、朝からビールを頼んでしまうほどの美味しさ。朝市には、魚介類だけでなく、夕張メロンなどの北海道の幸もある。どんどん試食を勧められるが、売り込みの引きは案外あっさりしていた。---朝ご飯の後、ゆうちゃんと二人で、最後の函館市電巡りに出た。ちょうどやってきたのは、部分低床車という珍しい車両。ベースは普通の車両のようだが、入口周辺だけが低床になっていた。ただし、段差を越えないと出口に行けないので、ちょっと微妙かも。---荷物をまとめ函館駅へ。　朝二番の特急・北斗で移動を開始。大沼国定公園に登ってゆく路線の展望を、最前列で鑑賞。夏の大沼を横に見ながら、ディーゼル列車は快調に進んで行った。車内販売で買ったのは、大沼公園名物の大沼餅。粒餡と、みたらし団子のような甘ダレの部分が共存。親子3人で懐かしい味を楽しんでいたら、ものの5分で消滅した。---大沼を抜け、山道を登ると、駒ヶ岳を望む景色が広がってきた。この何日間かで、ようやく出会うことができたお日様が眩しい。いかめしで有名な森駅では、二本の普通列車が並んで待っていた。その間を駆け抜けて、列車は夏の内浦湾に沿った線路へ入って行った。---およそ2時間弱で、内浦湾を2/3ほど回りこんで 洞爺駅に到着。駅からホテルのバスに乗り、洞爺湖温泉に寄り道してみた。洞爺湖温泉は活火山である有珠山から極めて近い場所にある。バスターミナルから徒歩5分の場所にあるのが金比羅火口災害遺構。一見、何の変哲もない団地に見えるのだが...2000年の有珠山噴火による熱泥流や火山弾で 損壊した災害遺構。一階部分は 完全に熱泥流の下に埋まったままになっていた。洞爺湖ビジターセンターにある火山科学館でも火山の展示を見学。こちらは泥流や火山弾で壊れた軽トラ。映画ボルケーノそのもの。。。4歳児が真剣に見つめているのは、噴火による地殻変動で曲がった線路。さっき通ってきたばかりの室蘭本線だと説明すると、怖さを実感した様子。震災で壊れた阪神電車の車庫の写真を、おもしろそうに見ていた4歳児。プラレールがひっくり返ったくらいにしか感じていない様子だった。火山科学館で、噴火のドキュメント映画を鑑賞させてもらい、体験室では リアルな噴火の轟音を聞いて走って逃げ出した4歳児。「怖いことなんだよ！」と言葉で教えてみても、4歳児には難しい。現物を体験することで、何かを学んで欲しいというのが親の気持ち。---洞爺湖温泉から 再びバスに乗って、丘の上のホテルに向かった。久しぶりの暑い一日。　ロビーで頂いたドリンクが心地良かった。ヤマモモ？か何かのジュース、初めてのおいしさにちょっと感動。ロビーで行われていた生演奏は、曲目が分かりやすく聴きやすかった。演奏が良かったのか、演奏する姿が美しかったのか、4歳児が見入っていた。噴火湾を望む反対側のロビーに降りると、七夕かざりがあった。さっそく、4歳児と一緒に 願い事を書いて、笹の葉に掛けてみた。温泉に入り、部屋から洞爺湖と中島の風景を眺めて、一息ついた。雨の旅も悪くないが、やはり晴れた方がいいに決まってる。---ディナーは、ホテルのバスに乗り、ゲレンデサイドのイタリアンへ。バスの窓からは、たなびく雲の帯を身につけた羊蹄山の姿が望めた。スキー場のレストランとは思えないほど、小奇麗なお店。久しぶりにマトモなお味のイタリアンを頂き、夫婦とも大満足。フルボトルのワインを、このディナーで 2本空けてしまった。。。---ホテルから再びバスに乗り、夜の洞爺湖温泉に向かったのは、ロングラン花火を鑑賞できる観光船に乗るため。湖上では 風が冷たく、凍えるのでは？と思うほど寒かった。実は、4歳児にとって、生まれて初めての打ち上げ花火鑑賞。洞爺湖に映える色とりどりの花火に、幼児なりに感動していた様子。旅行

  Aug 11, 2009

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  スーパー白鳥で行く青函トンネル・竜飛海底駅（5日目）

  北海道旅行5日目に泊まったのは、函館駅前のホテル。市電の電停にも近いし、函館朝市まで徒歩2分と便利。「集合! 鉄ちゃん鉄子 部屋から函館駅見下ろしプラン」の名が表す通り、部屋からの駅・車庫の展望はバッチリ。いつも同じ黒いディーゼル機関車の働きぶりが目立っていて、毎日毎日、連結を付けたり外したり、列車を車庫に運んだり。---駅前で見かけたモーモータクシー。牛柄を珍しげに眺めていたら、運転手さんと目が合った。笑顔で操作して、「も～も～」という警笛を鳴らしてくれた。---ホテルの朝食は、地味なメニューのビュッフェだったが、おコメも海鮮も、素材が良いのか、ベーシックなおいしさ。朝食後、部屋でくつろぐ奥様をおいて、二人で函館駅へ行き、そのまま、朝一番のスーパー北斗・札幌行きに乗ってみた。今回購入した北海道フリーパスという乗り放題チケットを最大活用。たった一駅の五稜郭まで特急を利用し、本数の少なさを補った。これは、4歳児が「のりたい」と望んでいた列車に合わせてのこと。やってきたのは、JR北海道カラーのキハ40で、本人の憧れの車両。扇風機しかない車内で、一区間の乗車を満喫しながら、函館に戻った。お昼は、函館名物のラッキーピエロのベイエリア本店へ。手作りハンバーガーはホカホカで、大雨で↓気味の気分も回復。---再び 函館駅から乗ったのは、スーパー白鳥の八戸行き。北欧デザインを取り入れた、JR北海道を代表する特急。青函トンネルを通って、青森と函館を結ぶ海峡横断列車。各席に、トンネルの構成や通過時刻を記した明示がある。前面展望スポットで待ち構えていると、青函トンネル入口が見えた。ガラスの雨滴は、ゆうちゃんが、手動ワイパーで拭いてくれた。吉岡海底駅を通過。トンネル内の時速140kmは、思ったより速度感あり。往路の夜行と違い、前照灯のおかげでトンネル内の様子がよく分かった。---本日の旅程は、青函トンネル内の竜飛海底駅を見学するというもの。一日3便の特急が停車し、見学整理券を持った人だけが下車できる。竜飛海底駅が近づくと、降りるお客さんが 二号車に集まってきた。と言うのも、この駅では、全部のドアを開けることはせずに、車掌さんが 2号車ドアだけを手動開閉し、そこから乗り降りする。ホームはとっても狭く、人一人が通るのがやっと。---地上から海底駅まで迎えに来てくれたガイドさんに従って、青函トンネル本坑と並行する作業抗を、延々と進んで行った。地上からだと、竜飛岬にある青函トンネル記念館を経由することで、この作業抗までは入れる。しかし、海底駅を見ることはできない。北海道新幹線の工事のため、北海道の吉岡海底駅見学は中止。いずれ竜飛海底も中止されるだろうと、今回の見学を決めた。---通路がトンネル内排気のための流路に当たるため、機械駆動の風門を開け閉めしながら 奥へ進んでゆく。地下水で濡れていたり、作業用のトロッコ線路跡があったり、ちょっとした探検気分で、ゆうちゃんもワクワクしていた。最後に、地下深くにあるケーブルカーの駅に到着。ここから、地上の竜飛海底記念館まで登ってゆける。---あいにくの雨・風で、竜飛岬の屋外は暴風状態。ちょっと外に出たら、風で上着が飛ばされそうな勢い。この日、北海道の美瑛岳では、風雨による痛ましい事故があった。階段国道や岬見物を諦め、記念館でトンネルについて学ぶことにした。実はこの記念館、12年前に、バイクのソロツーリングで訪れている。ガイドさんオススメの館内映画タイトルを見て、ハッと思い出した。ここは関西から遠く1000km、まさに本州最北端の地。まさか、4歳児を連れて再訪するとは、当時は思いも寄らなかった。---帰り道は、坑道内に展示されたトンネルの建設風景を見学した。昭和22年の調査開始、死者1430人の昭和29年の洞爺丸台風。昭和38年の試掘開始、昭和60年の本坑貫通、昭和63の鉄道開業。地道な調査を続ける途中の災害で、必要性が認識されたり、新幹線の予算と競合したり。工事開始以降も出水事故の数々。一進一退、足掛け40年の巨大プロジェクトは、まさしく戦後日本の象徴。機械・制御系の新幹線技術と違い、土木技術の観点からも興味深い。こういったスポットでは、最前列に陣取って説明を聞く4歳児。幼児なりに、ものづくりの歴史や大きさを学んでくれただろうか。---一般人にとっての竜飛海底駅は、見学用途のみに限定され、ここで降りれば、必ずここから 乗って帰らなければならない。むしろ、業務用途がメインで、トンネルを運用するための機器、排気や湧き水汲み上げ、それに電気設備などが設置されている。また定点という名前で、事故時の避難場所としての位置づけもあり、1000人分の食料が備蓄されたり、大きなトイレが設置されている。地下深くの詰所にあった「中華民国 台湾鉄路工 会」のペナント。台湾の鉄道関係者が訪れた時に、オミヤゲにもらったのだろうか。ひょっとしたら、何十年か後、ここで学んだ何かを活かして、中国本土と台湾とが、鉄道で結ばれるかも...　などと想像した。---帰りの特急・白鳥がやってきた。到着する5分前には、トンネルの奥から音が聞こえ始めた。やがて 音が轟音に変わり、函館側から明るい光が近づいてきた。JR東日本の車両は、リニューアルされているが、昔のもの。北海道側と本州側で、青函トンネルへの期待の温度差が窺える。---函館駅のホームについたら、目の前に駅弁売りを見つけた。そう言えば、今回の旅では、あまり駅弁を味わっていない。記念に、列車の絵入りの青函トンネル弁当を買ってみた。トンネルの形の区分けに、鮭・海老・アサリ、イカめしなど、北海道らしい海鮮のおかずがたくさん入っていた。---夜、時刻表を見ていると、とある列車の存在に気付いた。ゆうちゃんに声を掛けると「みにいく！」と二つ返事。21時前の函館駅に行き、雨風を受けながら待っていると...入ってきたのは、札幌発 上野行きの寝台特急カシオペア。トワイライトエクスプレスと違い、ステンレスボディが現代的。窓から覗いた内装も、なにやらポップで明るい感じだった。ディーゼル機関車と電気機関車の付け替えを見学した。---ホテルの部屋から見た夜の函館駅。昼間は特急が行き来きし、乗降客も多いターミナル駅だが、22時を過ぎると、ホームの灯りだけが 静かに瞬いていた。

  Aug 9, 2009

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  4歳児の写真館（その5）

  4歳児の写真館の九州編に続き、今回は北海道編。写真を撮ろうとするタイミングが気まぐれなので、旅行の行程中、写真が残っているのは一部だけ。ちょっとはマシに写せていた過去数回と比べ、今回は、なんだか幼児っぽい写真が多い。---函館市電がすれ違う風景を撮ったもの。幼児の背丈では、邪魔な人を構図から除外できない様子。「もう、どいてよ～」などと、ぶつぶつ呟きながら撮影。---部分低床車の市電ということで、ノンステップの明示を撮影。ディテールに拘る鉄道写真には、幼児なりの意図がある。---函館山の夜景とロープウェイ。カメラの構えが甘いので、暗くなるとブレてしまいがち。いや...　まさかと思うが、ひょっとしたら流し撮りなのかも。---イカ釣り漁船の漁火も ブレて、人だまのように写っていた。---頼まれてカップルのシャッター係をしている私の足元で、マイカメラを構えてマネをしていた。前回と同じパターン。。。---特急列車の前室でお仕事をする保線の人を撮影。鉄道員の仕事の全てに、多大なる興味を持っている。駅で出会うと「おつかれさま～」などと声をかけるので、ひょっとしたら、自分も仲間だと思っているのかも。---車窓の駒ケ岳の風景を撮影。風景写真では、何を中心に持って来たらいいのか、構図を、まだ うまく判断できない様子。「きれいだね～」と景色に感動しながらカメラを出すので、美しいものを残したい気持ちは、大人と同じようだが。。。

  Aug 6, 2009

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  スーパー北斗で行く函館山（4日目）

  北海道旅行の4日目。　朝の列車に乗るため、慌しく出発。4歳児の旅人スタイルは、もう板に付いた感じで 頼もしい。荷物が一つ手離れするだけで、旅先では とても助かる。今回の旅行では、札幌市内に2泊したとは言え、小樽、富良野と毎日出歩き、実質の滞在時間は僅か。ホントは、札幌でお会いしたい方もおられたのだが、天候が悪く、余計に時間が厳しくなってしまった。---札幌から乗ったのは、スーパー北斗・函館行き。ゆうちゃんによると、新型（283系）と旧型（281系）があるらしく、入ってきた車両を見て「のりたかった281けい！」と大喜びしていた。JR北海道のスーパー特急は、運転席が高い場所に設置され、運転席下のデッキに出ると、前面窓からの景色を楽しめる。前面展望を親子で独占しながら、夏の噴火湾の青い海を楽しんだ。前面窓には、なぜか手動のワイパーが付いていた。4歳児のツボにはまり、運転手さんになりきって操作していた。前方から、上野発で札幌に向かう寝台特急北斗星がやってきた。関西から乗るとトワイライトエクスプレスばかりなので、親子ともども、一度は乗ってみたい 憧れの列車のひとつ。。。---函館駅でまず向かったのが、いるか文庫という鉄道ライブラリー。絵本を含む鉄道の書籍やグッズがたくさんで、休憩にぴったり。カウンターの中に、列車のヘッドマークを展示するマシン。一定周期ごとに、北海道の珍しいヘッドマークが回転する。こちらは、特急ニセコ？　多分、今はもう走っていない。そして、個人的に懐かしかったのが、快速ミッドナイト。札幌を深夜に出発し、早朝に函館に着く座席タイプの夜行快速。学生時代、学会明けの札幌から 函館に遊びに行くために使った。早朝、目覚めたカーテン越しに現れた駒ケ岳の美しかったこと...こちらも、残念ながら、今はもう廃止されてしまったらしい。いるか文庫でゆうちゃんが購入したのは、函館市電の超低床車らっくる号。---函館の街歩きには、函館市電がとっても便利。一日乗車券を購入して、函館駅前の電停に向かった。なんと、やってきたのは、先ほど購入したらっくる号の現物。4歳児は偶然に感動していたが、実は時刻表を見て仕組んだこと。新しい市電は、どちらかと言うとごくわずかで、多く見かけるのは、このような昔ながらのタイプの電車。札幌市電と同じ警笛メロディだったことが、4歳児には不思議。市電通りで見かけたのは、営業運転中に行われる架線点検？真後ろを市電が走っていたので、停電させている訳でもなさそう。作業のおじさんは余裕の表情だったが、感電しないかと ハラハラした。ゆうちゃんが言うには、「ポイントをきりかえるために、パンタグラフが たたく部品なんだ」とのこと。。。　ホント？？---古いお店で塩ラーメンを頂いた後、駅前のスナッフルスでおやつ。定番の小さなチーズオムレットだけでなく、ケーキもなかなか。右上のロールケーキは、おまけの試食で頂いたものだが、美味満足。窓から市電が見えるケーキ屋さんで、ゆっくりのんびり過ごした。---旧函館区公会堂は、国の重要文化財である明治建築。区民の寄付で作られたという話に、助け合いの北海道らしさを感じた。明治天皇もお泊りになられたという豪華な建築。大広間では、舞踏会なんかも開かれたのだろうか...先を行った4歳児に、函館湾を望むバルコニーで追いつくと、知らないおばちゃんと、なにやら楽しそうに お話していた。　「ボク、どこからの来たの？」　「かんさいから、トワイライトにのってやってきました。」　「おばちゃん達は、東京から来たのよ。」　「すると、みんなで、ほくとせいにのって、きたのですか？」　「いえいえ、飛行機と列車に分かれて、函館で落ち合ったの」　「なるほど、てつどうのたびは、どうでしたか？」放っておくと、10分でも20分でもしゃべっていそうなので、テキトーなところで捕まえて、回収した。---旧イギリス領事館に寄ってから、ハリストス正教会を訪れた。ギリシャ正教の流れを汲む古い宗派であるロシア正教の教会。厳粛な気持ちで帽子を脱ぎ、静かな礼拝堂に そっと座った大人。ところが4歳児は、聖ニコライに向かい、いきなり拍手を打っていた。（泣）そう言えば、神様系スポットの訪問は、神社が圧倒的に多く、キリスト教系のお祈りスポットは、今回は初めてだった。受け付けをしておられた信徒会のおばさま方に、「ぼく、何を お祈りしていたの？」とチェックされていた。。。---帰りは、八幡坂を下って、末広町の電停に向かった。チャーミーグリーンのCMの撮影スポット...　と言って通じるのは同世代だけ？坂の前にある函館西高は、北島三郎さんの出身高校。そこは、しゅう206家の大叔母達 が通った高等女学校が前身。---今日の締めくくりは、百万ドルの夜景鑑賞。日没の時刻を目指して、函館山ロープウェイに乗った。125人乗りという超大型ゴンドラは、フランスの技術で作られたらしい。室内には、プジョーやルノーのような雰囲気がちょっぴり？日が暮れる前は、こんな感じ。日が暮れ始めると、街の灯りが増えてきた。立待岬の向こうには、イカ釣り漁船の灯りが浮かんでいた。あの岬には、しゅう206の先祖のお墓がある。。。心の中で、小さく手を合わせた。完全に日が落ちると、街の灯りしか見えない。やはり、左右の湾の輪郭が見える日暮れ時が、一番美しいかも。---函館山を下り始めると、またしても雨が降り出した。夜の市電は、どことなく幻想的で、灯りの暖かさが懐かしい。函館駅前までの短い時間だったが、一日の疲れを癒してくれた。

  Aug 5, 2009

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  最古の記憶

  アラフォー世代の私が持つ最古の記憶は、今のウチの息子と同じ、4歳前後の頃のもの。当時はマイナーだった3年制の幼稚園に通っていたのだが、膝までのプールで水遊びするだけだった夏のプール授業、年少さんだけが別棟だった教室のことなどを憶えている。お遊戯会では、カモメの兵さんを踊ったなぁ。。。いつも白なのに、久しぶりに赤ワインを味わっていたら、タンニンの薬効なのか、いろんな記憶がよみがえってきた。かろうじて思い出した幼稚園の名前でググってみると、現在の園舎は、お城みたいにきれいになっているらしい。うちの子を通わせてあげたいくらいだ。（笑）---他に憶えているのは、大好きだった担任の先生のこと。若くて優しい女性の先生で、私は とても懐いていたらしい。ひょっとしたら、その後の異性の好みにも影響したかも？（笑）「もろゆう」という珍しい苗字の方で、結婚して広島に移られ、私が小学生だった頃まで、年賀状のやり取りもさせて頂いた。結婚で苗字が変わられ、「もろゆう」の綴りを知らなかったが、思い出したついでに ネットで調べてみると、「諸遊」と書くようだ。私の中での先生は、いつまで経っても若いままだが、今は、もうおばあちゃんと呼ばれる年代におられるだろう。いつか、うちの子と一緒に、訪ねてみたい気もする。。。

  Aug 2, 2009

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• 音の風景

  NHKの音の風景は、たった5分だけのラジオ番組なのに、情緒あふれる風景を、音だけで描き出せるのがスゴい。毎日楽しんでいる訳ではないが、帰宅が遅い日など、たまたま放送時間にクルマに乗っている時に聴いている。FMでも放送されているが、あえて音域が狭いAMを選ぶと、音のリアル感やレトロ感が増して、とってもいい感じに聴ける。---私の音の風景は、夜明けの寝室で聴くヒグラシの声。目を閉じてまどろんだまま聴くので、音だけの世界。日の出の15分前、あたりが薄っすら明るくなると、まずは たった一匹、ワンコールの鳴き声からスタート。カナカナカナ...という声は、もの悲しくも聞こえるが、響きに力があるせいか、救い難いほど寂しいものではない。一小節を重ねるごとに、合唱に加わる個体が増え、テンポをずらした声も混じると、輪唱のように聴こえる。ヒグラシのステージは、たった30分しか続かない。日の出から15分が経過すると、声の勢いは衰える。声も姿も小さいニイニイゼミの合唱に負け始める頃には、辺りは かなり明るくなっており、私の意識も確かになる。夏の朝、期間限定の音の風景。---早起きとされている鳥達だが、ヒグラシには負けている。それに、鳥達の中でも、早起きの度合いに差がある。一番早起きなのは、キィーッと鋭い声で鳴くヒヨドリ。ヒグラシの大合唱に水を差す叫びのように聞こえる。次に早いのはウグイス。これはきれいな声なのだが、残念ながらヒグラシとテンポが異なり、合わせる気も無さそう。後は、カラス、スズメと、昼間でも鳴く鳥達が後に続き、夜明けから1時間が経つと、昼間と変わらない音になる。実は、ヒグラシと同じくらい早くから鳴く鳥もいるのだが、調べても調べても、なんの鳥だか さっぱり分からない。そもそも、声だけで鳥の名前を特定するにはムリがある。ひょっとしたら、フクロウやミミズクの類なのかもしれない。

  Jul 29, 2009

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• 妻・夫のブログ的表現

  私の身の回りの日常会話の中では、妻・夫のことを、それぞれ「ヨメ」「ダンナ」と呼ぶ人が圧倒的に多い。もう少し年配の方になると「家内」と表現する人も。ブログの世界では、なぜか「相方」と呼ぶ人が少なくない。個人的には「漫才カップル？」と微笑ましく感じている。あるいは「相方」では ちょっとぞんざいに思えてしまうのか、「相方さん」とさん付けと呼んでおられる方があったり。あるいは「連れ合い」という表現もちょくちょく見かけるが、30年前に古文の先生が使っていた記憶があり、趣ある使い方かも。私の場合、ブログでは「奥様」と表現することが多い。日常でも「ヨメ」とは呼ばず、「嫁さん」とさん付けである。妻のことが恐れ多いという訳ではないが、なぜか、それが しっくりくるのだから仕方がない。

  Jul 27, 2009

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  フラノラベンダーエクスプレスで行く富良野・美瑛（3日目）

  北海道旅行3日目の朝。ホテル19階から見ても、雨足の判別は難しいかと思ったが、水溜りの波紋を見るまでもなく、空中の雨粒がくっきり。土砂降り模様で徒歩移動の意欲を無くし、タクシー乗り場へ。市電に乗ることを諦めたので、4歳児はがっかりしていた。---札幌駅で待っていたのは、フラノラベンダーエクスプレス。前面展望・ハイデッカーの車両を使った季節列車で、札幌から旭川を経由せずに、富良野まで直行してくれる。朝一番のフラノラベンダーエクスプレス1号は、前面展望タイプのクリスタルエクスプレス型の車両。---幸運にも、最後尾車両・展望窓の指定席を取ることができた。雨模様の北海道が、展望窓から後ろに流れてゆく。鉄道風景を味わいながら、電車のオモチャで遊ぶ贅沢...---小雨煙る富良野に到着し、新富良野プリンスホテルまで移動。本日のお目当て、ドラマ風のガーデンのロケ地散策と、ドラマ優しい時間に登場した森のカフェを訪れるため。風のガーデンは、ホテルのゴルフコースの奥に作られていて、受付で入園料を払うと、ワゴン車で現場まで送迎してくれる。ドラマは、ガンに侵された医師が、絶縁していた父と子に近づき、キャンピングカーに隠れながら、家族の絆を取り戻すというお話。最終回で、旅立つ主人公が、思い出のガーデンで昔の姿に戻るが、黄色い花畑を抜ける時、ちょうど、そのシーンに似た雰囲気の景色。花畑を抜けると、ドラマで見た通りの風のガーデンが佇んでいた。---ガーデンの中の小屋は、ドラマにもよく登場していたもので、今でも登場人物が住んでいるかのように、きれいに整えられていた。こちらは、主人公の息子・岳君が弾いていた窓辺のピアノ。主人公の娘・ルイのガーデニングエプロンも、椅子に掛かっていた。主人公が忍んで暮らしていたキャンピングカーも森の奥にあった。---風のガーデンから送迎車で戻り、カフェ森の時計へ。ランチタイムは12時からの受付ということだったので、コーヒーの香りを楽しみながら、くつろいで 時間を待った。私達はカレー、ゆうちゃんは雪のシチューを選択。ライスの上のクリームシチューがまろやかで美味しかった。---ホテルに戻ったら、雨で足止めを食った人達で溢れかえっていた。タクシーも出払ってしまい、列車に間に合わないかと焦ったが...運転手さんが裏道を選んでくれて、富良野駅に改札に滑り込めた。富良野から乗ったのは、富良野線の旭川行き普通列車。お花畑の中を走る情景を見て、ゆうちゃんが憧れていた列車。---美瑛駅からは、JR北海道の小さなバスツアーを予約していた。美瑛の丘を1時間で回って、また駅まで戻ってくるというコース。台湾・香港など、海外のお客さんがとても多く、日本人は4人だけ。バスの中には中国語の掲示があり、ガイドさんもきれいな英語で説明。雨足が断続的に強まり、バスの中から景色を味わうスタイル。バスだったからこそ、この天候でも観光できたと言えるかも。セブンスターの木の近くで、土砂降りの中を外に出る香港人。我々よりも時間制約がある海外旅行者は、必死に楽しんでいた。ようやく小雨になって、北西の丘の展望台に登ることができた。---美瑛駅に戻り、富良野・美瑛ノロッコ号に乗って、富良野方面へ。車窓の風景を解説しながら、ゆっくりと走ってくれる観光列車。窓ガラスが大きく、天気が良ければ、広く開けることもできる。7月なのに、石炭ストーブが点火されていて、ちょっと暑かった。オリジナルグッズや、おやつ、飲料などの販売コーナーもあり、ふらのワインを ミニボトルで がぶ飲みしながら、景色を楽しんだ。富良野線の駅近くにある 中富良野の町営ラベンダー園。リフトに乗って頂上に登れば、高台からの景色が良いらしい。雨足が強まってきたので、ラベンダー畑駅での下車は中止。ラベンダー畑の中を歩きたかったが、来年以降の楽しみにするつもり。---雨の景色に飽きてしまったのか、ゆうちゃんは眠ってしまった。富良野から旭川まで、帰りのノロッコ号に乗る予定だったが、フラノラベンダーエクスプレス4号で札幌に直行することにした。帰りの4号は、ノースレインボーエクスプレス型の車両。前面展望はないが、ハイデッカータイプであるところは同じ。一両ごとに違う虹色のカラーリングがゆうちゃんのお気に入りで、昨年の旅行の時から、乗りたい・乗りたいと主張していた車両。車内は、クリスタルエクスプレスよりも窓が大きく明るい。（うっかりトンネルの中で撮影したので写真では暗い...）JR北海道の車内販売の定番、名寄のえびすかぼちゃパイ。昨年に食べて気に入ったので、今年はお土産にも買った。ノースレインボーエクスプレスは車内販売コーナーが充実。各種のJRオリジナルグッズのほか、おやつメニューも多い。こちらのライスバーガーは、平たいお米の生地がパン代わり。豚の生姜焼きが挟んであり、おかず握りに似て おいしかった。---札幌到着後、地下街にあるJR北海道バスの窓口へと急行。今日の思い出に、JR北海道バスの限定トミカを買いにゆくため。ところが、お店に着いてみると...もう閉店。まだ18時台なのに...中を覗くと、まだお仕事をしている方がおられたので、ダメモトでノックしてみたら、親切に販売対応してくれた。無事、本日乗ったJR北海道バスのトミカをゲット！---今日の晩ご飯は、新しい札幌駅ビルにあるお寿司の根室花まる。回転寿司スタイルではあるが、関西のそれとは完全に別物。産地直送のネタがとても新鮮で、ボリューム感もたっぷり。昨年は、行列の長さに負けて 途中で諦めてしまったが、今年は、夫婦で手分けして並行作業して、何とか並びきった。---雨天に祟られたが、鉄道・バスのおかげで、有意義な一日だった。

  Jul 24, 2009

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  快速エアポートで行く小樽（2日目）

  往路のトワイライトエクスプレスにお別れした後、札幌駅から乗り込んだのは、快速エアポート。新千歳空港へのアクセス列車であるが、小樽～札幌～千歳の都市間輸送も担っている。「鉄道だいすき！かいそく列車」という子供向けDVDで、雪けむりを上げて走るこの列車が、4歳児のお気に入り。3枚扉中ほどのドアにもデッキがあり、室内と内扉で分離。北海道の列車らしく、ドア開閉時の防寒対策もバッチリ。---札幌から小樽までの車窓。夏の海の青さを楽しんでいるうちに、遠くに、小樽の町が見えてきた。途中の海岸では、海水浴を楽しむ姿も見えた。どうやら、北海道の 短い夏に 間に合ったようだ。---小樽市内には、明治・大正・昭和初期の建築が多いが、今回は、日本銀行旧小樽支店にお邪魔してみた。1912年の建物。現在は、金融資料館として公開されている。---館内の金庫の中に入ると、パレットに積まれた札束。7年前まで実際に使われていた金庫の中で、ちょっぴり銀行強盗気分。金庫の端には、1億円分の札束を持ち上げてみる展示。4歳児の力では、端っこを浮かすことしかできなかった。---資料館のそばに、旧手宮線の線路跡があった。線路を歩いて散策することができ、訪れる人も多かった。---ワイン食堂でランチ＋ワインの後、レトロな散策バスに乗り、旧手宮線の先にある、手宮駅の跡地に向かった。小樽の堺町通りを散策するために、奥様は途中下車。ここからは父子だけで、鉄道スポットを訪問することに。---小樽市総合博物館は、旧手宮線・手宮駅の構内跡にあり、日本最古の機関庫や、たくさんの列車が展示されていた。---こちらは、構内で運転されていたアイアンホース号という機関車。館内展示の1号機関車しづか号に似ていて、今年で100歳になるアメリカ製。構内を数百メートル走り、転車台で方向を変えて、元の駅に戻る。もちろん入館者も乗車でき、無料である上、日曜でも待ち時間無し。埼玉の鉄道博物館だったら、きっと500円は取られそうだし、整理券だけで、30分くらいは 並ばされそうな気がする。振り返れば、埼玉で1時間並んで1回だけ乗れたミニ運転列車も、九州鉄道記念館では待ち時間無しで、連続4回も乗ってしまった。この手の鉄道博物館は、都市から遠いスポットの方がオススメ。---ゆうちゃんのお気に入りだったのが、この展示物。ボタンを押すと、機関庫から汽車の模型が出てきて、ライトを浴びながら 転車台で一周する間に、解説が聞ける。---再び屋外の展示場に戻り、いろいろな車両を見学。キハユニ251号気動車は、51年前の北海道用の車両。客室と郵便仕分け室がセットになった不思議な車両。車両の奥の方に　思いがけなく人影を見つけて近寄ると、郵便室の中に、郵便仕分け係のマネキンが置いてあった。誰もいない車両の中では、ちょっと不気味な感じで、ゆうちゃんは、一目見て、走って逃げて行った。---キハ2711号気動車は、汽車急行をディーゼルに置き換えた車両。こちらも北海道専用で、40年以上前に作られたもの。車両の前に立って「れんけつしま～す」と叫びながら、旗になぞらえた腕を振り、列車を誘導するマネをしていた。---キハ821号気動車は、本人曰く「こくてつしょく」の特急車両。手馴れた感じで特急北海の運転席によじ登った4歳児。いつものように「しゅっぱつ、しんこー」と指差呼称。残念ながら、展示車両のブレーキハンドルが撤去されており、4歳児は「ぶれーきがない」と文句をたれていた。---スハフ441・スハ4514号客車とスユニ50501号客車（郵便荷物車）。旧型客車の板張りの床や、扇風機の内装が懐かしい感じ。旧型客車の郵便車にも、やっぱり不気味なマネキンがいた。この博物館、運転手さんや車掌さんのマネキンは無いのに、なぜか、郵便車へのリアルさ追求だけが 突出している。---ED76509号電気機関車の運転席から安全確認。この機関車は、運転席だけでなく、中の機械室にも入れた。鉄道博物館はもとより、公開域が広い碓氷峠鉄道文化むらでも、ここまでは入れなかったと思うので、なんとも貴重な展示だ。---日本最古の機関庫の中に、ひっそりと佇んでいた除雪車。ロータリーヘッドを蒸気で動かすタイプで、1923年アメリカ製。4歳児はこれを見て「あっ、ベルニナのモンスター」と叫んでいた。スイスのレーティッシュ鉄道にある1910年製の除雪車にそっくり。世界遺産の鉄道として紹介された番組でも取り上げられていた。あらためて番組紹介の写真で見てみると、4歳児のおっしゃる通り。「せかいで いちだい のはずなのに...」と不思議そうにしていた。---あっと言う間に3時間が経過し、帰りのレトロバスに乗った。この後、小樽ルタオの チーズケーキで一休みして、快速エアポートと市電に乗って、札幌のホテルに戻った。---札幌では、昨年秋のハーブ塩のジンギスカン屋さんを再訪。馴染み客が増えたのか、とっても大繁盛していた。大人はサッポロクラシックのグラスを空けながら、4歳児はオレンジジュースで一日の疲れを癒した。眠ってしまったゆうちゃんを背負いながらの帰路。北海道の最初の夜は、こうして暮れていった。。。

  Jul 22, 2009

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  トワイライトエクスプレス ふたたび （往路）

  鉄道による北海道の旅・2009のスタート。北海道へは、昨年の秋に続いて二回目の家族旅行。---昨年は、初っ端から、遅れに遅れてしまったが、今年は、定刻どおり大阪を出発したトワイライトエクスプレス。---列車の遅れによって、メニューにも影響が出てしまう食堂車。昨年は、ごくわずかのメニューしか選べなかったが、今年は、20周年記念のランチコースと定番オムライスを選べた。やけにお腹が空いていたゆうちゃんは、さらに、パスタも注文。---勝手知ったるトライライトエクスプレスの車内。4歳児一人で、サロンカーと個室を気ままに往復していた。案外、昨年のことを、シッカリ憶えている4歳児。この手の展望車両には、富良野行きでも往復乗車したが、オープンカーに近い雰囲気があり、のんびり景色を楽しめる。---「あっ、えつみほくせん（越美北線）！」福井駅に停車中のサロンカーで、4歳児に教えてもらった...---ホームの列車名表示を見て「ふるさと雷鳥ってなに？」との質問。夏休みの帰省用臨時列車か何かだと思っていたら、ボンネット型特急車両を使った特別な列車だったらしいひらがな＋列車名＋駅名（地名）が読めると、4歳児ながら、英語のみの外国人よりは迷わないかも。---停車時間3分の金沢駅で、ビールと一緒に買った笹寿司。奈良の柿の葉寿司に似た感じで、あっという間に一箱消滅。---今年のトワイライトは、定刻運転＋晴天ということで、この列車ならではの日本海の夕陽を、ついに拝ませてもらえた。---なぜか昨年と同じく、弘前駅を見た直後に眠ってしまった私。いつもより早く、皆よりも先に眠ってしまったせいか、4歳児はひとり、眠れない深夜を、車窓を眺めて過ごしていたらしい。幼児の独り言に気づいて、「何か見えたの？」と聞いてみると...「さっき、かにた駅に とまったけど、　じぇいあーる西日本のしゃしょうさんと　北海道のしゃしょうさんがこうたいしたみたいやで。」「かにた駅には、きらきらうえつの広告がはってあって、　葉っぱの絵がかいてあるディーゼルカーが2両とまってたわ。」深夜のローカル駅の風景を、やけに詳細に描写してくれてた。ちなみに、wikiによると、気動車2本が夜間留置されるとの説明。---ゆうちゃんと話をして目が覚めてしまったので、親子で窓にかじりき、真っ暗な青函トンネルの景色を観察。竜飛海底駅を通過した瞬間に、露出10秒くらいで撮影。駅の蛍光灯が流れる下に、うっすらと、ホームと線路が写っていた。結局、朝まで 二人で車窓を眺めて過ごした...---列車は、木古内を通って、函館湾をぐるりと回り、機関車をディーゼルに付け替える五稜郭駅に入った。サロンカーの車窓には、北海道専用のディーゼル機関車。長大なコンテナ列車を引くもので、北海道ではよく見かける。これを見ると「北海道に入ったんだなぁ」と実感する。---大阪駅・水了軒のチャーシューマイ弁当。前日に多めに買い込んでしまい、保冷バッグに保存していたが、早朝の五稜郭駅の景色を見ながら、朝ご飯代わりに頂いた。北海道では、駅弁の多くが魚介類のものなので、コテコテのお弁当は、当分の間、食べ納めという感覚。---長万部を過ぎて、内浦湾の風景を眺めながら、食堂車で朝食。函館本線と室蘭本線では、延々と、噴火湾の景色が続く。---4歳になって、梯子も、自由に昇り降りできるようになった。自分でできることは、大人が考える以上の喜びがあるようだ。---北海道の雄大な景色を味わっていたかと思えば、トワイライトの中で、トワイライトを走らせて遊ぶ。4歳児の鉄道旅の楽しみ方は、大人とは ちょっと違う。子供の楽しみ方を観察するのは、大人としても悪くない楽しみ。---札幌に到着したトワイライトエクスプレス。いったん、札幌駅のロッカーに荷物を預けに行き、隣のホームで列車を待ちながら、回送される所を見送り。昨年は、回送待ちの機関車の前で写真を撮ったりしていたが、子供が次の列車に乗りたがったこともあり、速やかに移動...

  Jul 19, 2009

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• 旅のアシ

  子供が3歳になったかならいか、ちょうど、オムツが外れたその頃から、家族旅行のアシ選びの制約がなくなってきた。---それまでは、ほとんどがクルマの旅だった。初めての家族旅行は、1歳半前の信州。納車直後のメガーヌの慣らし運転も兼ねて。オムツ換えコーナーがあるSAを調べたり、幼児食が食べられるお店を探したり。そんな行き先・経路の制約や、荷物の多さで、どうしても、クルマでの移動を選びがちになった。その後、クルマを使った信州への家族旅行は、3年間で、10回近い回数になり、馴染みの店もできた。---子供が3歳半になって、初めて、本格的に鉄道を使った。幼児鉄道マニアになってしまったという理由もあるが、お酒が飲めることや、のんびりとした移動にも魅せられた。クルマだと、多くの運転を私がこなすことになってしまい、楽しい反面、体力勝負みたいな部分も発生してしまう。アーバンネットワークを使った、日帰りのお出かけで、幼児連れ鉄道旅のノウハウを、蓄積できていたこともある。トワイライトエクスプレスの個室を使った北海道往復では、思いのほか、大人っぽいスタイルで、旅を楽しんでくれた。その後、九州に2往復してもらったが、そちらも問題なし。当面は、鉄道の旅が、家族旅行の大きな楽しみになりそう。---子供ができる前は、飛行機で 海外旅行を楽しむこともあった。逃げ足の遅い子連れだと、小犯罪に遭うリスクも高まるし、子供の口に合う食べ物を見つけるにも、ちょっと苦労しそう。そう思って、飛行機で海外に行くことを避けていたのだが、この調子なら、そのうち挑戦できるようになるかもしれない。

  Jul 10, 2009

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  4歳児の写真館（その4）

  親戚の法事に同行した4歳児。当日、私は家で留守番をしていた。前回までの4歳児の写真館と違って、同行していない私にとって、未体験のイベント。4歳児が持ち帰ったマイデジカメの映像で、2週連続の九州旅行の様子を、こっそり見せてもらった。---新大阪駅で展示してあったらしい蒸気機関車の車輪。「どーりんの写真やで」と本人はコメントしていた。車輪の裏表合わせて、合計5枚の写真が記録されていた。---小倉駅での待ち合わせ時間に、居合わせた電車の連結部を激写。電車の型式をキチンと構図に入れている所が、本人のコダワリか。原色で彩られたJR九州の電車は、ちょっとお気に入りらしい。---入線する特急電車を、影絵のように捉えていた。電車が 光の中から現れたように写っているが、常時AUTOモードのままのカメラの露出ミスらしい。---なるほど、今回はソニックに乗車したらしい。。。私は、昔の「にちりん」しか乗ったことがありません。---行き帰りの新幹線は、ひかりレールスターの個室を利用。小さい子がいてもくつろげる、素敵な客室だったとのこと。---おまけの写真。白いビニール紐は、ママに頼んで作ってもらった特別アイテム。電気を取る架線を、4歳児なりの企画で再現したものらしい。。。

  Jul 2, 2009

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