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カテゴリ:今日読んだ漫画
とうとう下巻が出版された。 これから読む方は上下巻とも買い揃えてから読むことをお勧めする。 しかし、この手の作品は(ミステリ)どのように紹介して良いのか、実に難しい。 なので、ストーリーに関することは何も書かないことにする。
原作はミステリ作家(ですよね。)の綾辻行人という人。本は不勉強にして読んだことがないのだが、さすがに作家の方が原作を書いているだけのことはあって、トリックはしっかりしていると思った。 だが、それを補って余りあるのが、「テツ」と呼ばれる、鉄道 興味を一点に集中させずに、物事をバランスよくとらえ、周りに配慮することが、他人とかかわっていく中で大事なだということが、このテツたちの狂態振りを見ていると分かってくる。 実際、テツたちが最後に鉄道への執着と無関係な言葉を初めて言ったのが、泣いているヒロインを慰める言葉だったのだが、そのとき初めて、この人たちも、鉄道のことが無ければ普通の常識あるいい人なんだと思ったものだ。 愛するがゆえに周りが見えなくなるというのは、恋愛なんかで良くあることだが、やっぱり見栄えのいいものではない。 ところで、綾辻氏のあとがきが、ものすごくひねくれてて(内容のことでは無いが)びっくりした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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