のだめカンタービレ【17】　二ノ宮知子著

なんですか、このいじいじした親父は。。。そりゃ～おかんに逃げられるわ。

そして、これはまた父殺しの物語なんでしょうか。千秋息子の父親に対する過敏反応にびっくりしました。のだめの焦燥感もただならない雰囲気に。のだめと千秋、これから先、二人がどんな精神的成長をとげるのか。そして、千秋とのだめの協演が実現するのか。。。続きが待たれます。

テガミバチ【1】　浅田弘幸著

絵の美しさに惹かれて買ってしまいました。

アンバーグラウンドと呼ばれる地には、三つの階級とそれに伴う居住区がある。人工太陽が輝き特権階級の住む首都アカツキ、中産階級のユウサリ、そして人工太陽の光が届かない下層階級のヨダカ。
これらの地域を行き来する郵便配達する者達をテガミバチと呼ぶ。
テガミバチのゴーシュは、ヨダカ地方で郵便物を回収する。その郵便物とは一人の少年だった。

絵は文句なく美しいですが、ストーリーの方はちょっとお子様で物足りなさを感じました。何となくRPGそのものなストーリー展開なのがちょっとほほえましかったりします。作者はずっぽりゲーム世代なんだなあと。。。この世界には鎧虫（がいちゅう）という巨大な虫が現れて、それを倒す銃に、自分の心のかけらを装てんして倒すと言う設定が少し面白かったですが、これもまたすごくゲーム的ですね。

面白いのかどうか判断に迷う所です。もう少し読んでからこの先買うか考えます。最後にラスボスが出てきてテガミバチ仲間が力を合わせて戦う的なストーリーだったらどうしましょう。（笑）

ふたつのスピカ【2】　柳沼行著

とうとう宇宙学校へ入学したアスミ。ちっちゃいけどがんばりやさんなのがかわいい。しかし、早くもえぐい展開になってしまいました。あの冷血そうな教師が何かやるとは思ってましたが、いきなり芽を摘みにきましたか。うみゅ～、続きが気になる～～。

この漫画、構成が面白いですね。現在の話、小学生時代の事故直後の話、そして「もうひとつのスピカ」という、作者自身のお話。の三本立て。
この先もこの構成が踏襲されていくのだろうと思います。それぞれに切なさがあるのですが、一読して過去のことを知ってからもう一度現在の話を読むと、また切なさが深くなる仕組みです。上手いなあ。

そして、表紙のこのライオンさんに萌え～。↑最初、帯に隠れて全然気づいてなかったのですが、帯をめくってドキン。こんなところにライオンさんが。。。いつもおちびちゃんの傍にいるよと言ってるみたいで、ハキュンでございます。（笑）