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2007.02.26
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カテゴリ:今日見た映画

えー、レンタル半額だったので立て続けに2本見てしまいましたの。(笑)
ということで次はこちら。

これもまた死に瀕した人の物語だ。ただし、これは積極的に選び取る死。尊厳死をめぐる物語である。

ある日、ラモン・サンペドロは引き潮の海に飛び込んで首を折り、四肢麻痺になった。献身的な家族に囲まれて、28年余りを寝たきりで過ごしてきたが、その尊厳の無い生き方に疲れ果て、尊厳死を選ぶことを決意。合法的に尊厳死を実行するために裁判に訴えるが。。。

とても、難しい映画だった。ラモンのように、何から何まで人の手を借りなくては生きていけない人にとって生きるとはどういうことなのか。そして、その人にとって死とは何なのか。頭では理解しても、やはりどうしてもわからない。本来生きようとする生物としての本能とは逆の願いに、不自然さを感じ、恐ろしさを感じ、憤りを感じる。反対にラモンの周りに生きる人の気持ちは痛いほどわかる。あんなに献身的で愛にあふれた人はそうはいない。「なのにどうしてお前は死を選ぼうとするのか。」兄の叫びは悲痛だ。

でも、それだからこそ、ラモンは死を決意したのかもしれない。毎日毎日自分のために尽くして疲弊する家族の姿を目の当たりにして、ただ考えることしか出来ない日々。それはなんと残酷な責め苦だろう。死にたくなっても当然かもしれない。

でも、それでも。。。何の躊躇も無く死を選ぶ事への背徳感や恐れはぬぐいきれない。もっと選択肢は無かったのだろうか。もっと罪悪感無しに生きられる方法は無かったのだろうか。

いくら考えても分からない。砂を掬い取るような思いばかりが残る映画だった。






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最終更新日  2007.02.27 00:01:17
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