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テーマ:最近観た映画。(39884)
カテゴリ:今日見た映画
あらすじ紹介程度のネタバレがあります。気にする方はスルーしてください。 昨日は映画の日ということでバブルへGO!タイムマシンはドラム式を見てまいりました。 うわ~、あんな服持ってたわ、とか。あ、そうそう。あの頃みんなロングでトサカかソバージュで、ティファニーのオープンハートが流行ってた、とか。。。みんなお金持ってたし、学生は就職内定両手で数えてたりしてましたよね。 映像を見ていると、あの頃のことがぐるぐる思い出されて、切なく・・・は全くならず、ニヤニヤ笑えてしょうがない。 何だったんだろうなあ、あの時代。ヒロスエが「バブル最高~!」って叫んじゃうシーンがありますが、確かにある意味最高な時代だったと思いますねえ。勢いがあって、ハイでゴージャスで前向き。自分達の右肩上がりの繁栄を信じて疑わなかった。もっともその分手痛いしっぺ返しを食らった人も大勢いたでしょうが。何となくそれでも私達の世代にとってはすごく意気揚々と生きていられた、いい時代だったなあと思いますね。
さてストーリーは、財務省の窓際っぽい役人下川路(しもかわじ)が、東大の同級生田中真理子の作ったタイムマシンでバブル崩壊を止めるプロジェクトを決行したことから始まる。タイムマシンはある事情で真理子しか1990年へ送れない。彼女は無事過去へ飛びプロジェクトを決行するが、あらかじめ決めたサインを未来へ送るはずが、途中で音信不通になってしまった。下川路はプロジェクトをストップさせようとしたが、真理子に娘がいることを知り、何故かプロジェクトを続行することを決める。。。 この映画の見ものは阿部寛演じる下川路の現在と過去のキャラクターのギャップです。このメリハリのよさは、老けメイクだけでなく、阿部寛自身の演技の素晴らしさの表れではないかと思いました。この演技によって、バブル時代というものがどういうものか、まざまざと浮き彫りにされたな、という気がしてなりません。軽薄で楽しくて勢いばかり大きい90年の下川路と、07年の重々しく暗い下川路。まさにバブルとバブル崩壊の象徴ともいえるでしょう。 この作品、原作がホイチョイプロダクションなんですね。久々に聞きました。この名前。活動してたんですね。(シツレイ)この原作がホイチョイだというところがまたなんともバブリーです。確かあの頃スピリッツで何か書いてらっしゃったような気がします。懐かしい。この名前を出すことによってまたさらにあの頃の雰囲気を思い出すための仕掛けになっているのは間違いありません。 あと、監督の馬場康夫という人は日立製作所の宣伝部出身らしいです。な~るほど。日立の洗濯機な訳だ。そのほかにもいろんな小道具へのこだわりがあったり、実名で出ている人など、いろんな所で面白い発見があります。DVDも買ってしまいそうな勢いです、私。(笑)
さて、真理子と真弓はその後無事ミッションコンプリートして、現代へ帰ってくるのですが、その時彼らを取り巻く環境がどうなっているのかがずっと楽しみでしょうがありませんでした。(ある程度予想はつくのですが。)とにかく大団円は間違いなし!久しぶりに気持ちがスカッとする面白い映画でした。茶ま太さんは見に行かないですか。これ。お勧めしちゃうわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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