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テーマ:最近観た映画。(39900)
カテゴリ:今日見た映画
ネタバレあります。ご注意を。 言葉が通じない。心も伝わらない。思いはどこにも届かない。 この映画のキャッチコピーの一節だが、見終わってみてそんな映画だったかなあと思ってしまった。 物語はモロッコ、アメリカ、東京の3箇所を時系列もばらばらにして語られる。 しかし、時々何処かでふっとリンクする瞬間を持ちながら、全く違う連作短編映画として、バベルは面白かったと思う。 モロッコとアメリカでは、ちょっとした思い付き(「あの車が撃てるか?」「誰もベビーシッターを代わってくれないなら、息子の結婚式に子供を連れて行くしかないだろう。」)が、とんでもない結果を導き出す物語。
日本だけは趣が違っていて、一人の聾者の少女の孤独が描かれている。
イニャリトゥ監督は絶望を描く。何だかとても救われない気分になって席を立ちたくなることもある。でも、最後に小さな希望のともし火をふっとともしてくれる絶妙の技を持つ人だ。 しかし、大人向けの映画だと思う。我慢強い人じゃないと見られないかもしれない(笑)。
見終わって、この映画が一体なんだったのか、実は今も自問自答中だったりする。でも、こういう賛否両論分かれるような作品って、何故か大好物だったりする。白飯3杯いけちゃうくらい。(笑) 最後に、ひとつ疑問だったのは、あの銃を銃社会ではない日本人の物と設定したのは何故だったのかと言うこと。100歩譲ってライフルだから、持っていても違法じゃないとしても、奥さんの死因が銃による自殺と言うのはちょっと違和感がある。銃社会への批判だったら矛先が間違っているというものだ。その辺りだけ、少し設定が気になった。
ところで、ガエル・ガルシアって私の弟(20代の頃ね)に何故か似てるんだよね~。(男前かどうかは別としてナ)。。。そして、シッターのオバサンが時々うちのおかーさんに似ててぎょっとしたんだよね~。私ってもしかして先祖はメヒコ??
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