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2007.07.01
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カテゴリ:今日見た映画

あらすじ程度のネタバレあります。気にする方は読まないで下さい。

先週の水曜日、「プレステージ」を見て来ました。

 

18世紀のイギリス、ロンドン。
ボーデンとアンジャーは技を競い合うライバル同士のマジシャン。二人は見習い時代一人のマジシャンの助手をしていた。脱出マジックでボーデンは脱出をする女性の腕を、アンジャーは足をロープで結んでいたのだが、ある日外れるはずのロープが外れず、その女性は水槽の中で溺れ死んでしまった。彼女はアンジャーの妻だった。その日からアンジャーは復讐を誓い、妻が付けてくれた名前「グレートダントン」を名乗る。
ボーデンは「プロフェッサー」という名前で売り込み、弾丸つかみのマジックを始めるが、アンジャーの妨害で彼は左手の指を失ってしまう。互いに憎しみを募らせる二人。。。

やがて時は移り、グレートダントンの素晴らしい瞬間移動を目の当たりにするボーデン。彼はマジックの種を見極めようと楽屋に忍び込むが、そこで見たものは舞台の下に置かれた水槽で溺れ死ぬアンジャーの姿だった。彼は殺人罪で逮捕される。。。

 

こうして見ると、推理サスペンスドラマだと思う方がほとんどだと思う。
しかし、これがSFだったのだ。私にとっては全く予期せぬ方向へドラマが進み、「え?まさかそうななの??」。。。最後には「やっぱりぃぃぃい!!」と、最後の皮肉さと不気味さに鳥肌が立った。このSF展開が楽しめる人は面白いと思うが、ある意味とんでもっぽいストーリーが苦手な人は肩透かしを食うだろう。

私はとても楽しんだけれど。。。

この映画も時系列がバラバラで(この手法は最近の流行なのかな)、それになじむまでものすごい集中を要求される。頭の中で物語を再構築していくのがとても大変なのだ。イニャリトゥ監督の場合は、時系列がバラバラでも、切り替わると場所や登場人物も変るので分かりやすかったが、この映画の場合、切り替わる時間の幅も短いし、どこに飛んでも同じ人物が出てくるので、時間が飛んだことが分かりづらくて困った。時間が切り替わる時、何か合図的なショットを挟むか、少し間をおくだけでも違ったのにというのが少し残念な所だ。

この映画には、2冊の日記が出てくる。アンジャーが盗み出したボーデンの暗号日記。獄中のボーデンが読むアンジャーの手記。二人は互いの日記に翻弄される。騙し騙され、結局はどちらが勝ったのか。この日記の使い方はとても秀逸だった。

それにしても、この二人のマジシャンの相手に対する憎しみ合い、常に相手より抜きん出ることを望み、新しいタネはとことん暴こうとするというどんな犠牲も厭わない姿勢はちょっと理解しがたいものがあった。特にアンジャーの執念は狂気さえはらんで恐ろしい。また、ボーデンも徹底した秘密主義で、妻にさえ心を開かない。「秘密は俺の生き方だ」と。
ふつうライバルといっても意外にお互いに尊敬の念を抱いたりするものだが、この二人にはそんな思いさえない。結局はこの二人の鬼気迫るマジックへの執念が悲劇を招くことになる。

 

さて、もう一人のキーマン、ニコラ・テスラという人物をご存知だろうか。19世紀の電気技師で発明家の彼はラジオやトランスミッター、蛍光灯などの発明、大規模な放電実験や奇怪な発言で知られる。エジソンとの確執も有名。
この人物を知っているあなたなら、この映画が普通の復讐劇で終わらないことが良くお分かりだろうと思う。

テスラのパートはとても不思議で幻想的で夢のようだった。テスラコイルの放電実験も、地面から突き出た無数の光り輝く電球も。テスラがデヴィッド・ボウイだと後から知って腰を抜かしたが(見ている間、ちっとも気づかなかった。)、非常に品のある、不思議な雰囲気のおじいさま(ノ_・、)だなあと思っていた。ww 助手のアンディ・サーキス(!!)も、役柄的には大した役では無いのだが、異様な存在感があって面白かった。(久しぶりに見て嬉しかったわ。素顔で出られて良かったなあ、アンディ。)

 

復讐とマジックへの執念とニコラ・テスラ。
推理サスペンスよりはSFが好きな人なら一見の価値はあるかも。
私はもう一度見たいな~♪

 

P.S.欲を言うなら、スカーレット・ヨハンセンは、もうちょっとやらしくても良かったな~。(*´皿`*)

 

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最終更新日  2007.07.02 00:44:33
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