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カテゴリ:今日読んだ漫画
6月はいっぱい新刊が出ました。 では今月読んだものをまとめてご紹介 山へ行く 萩尾望都著 10篇から成る短編集。流石ベテラン、素晴らしく内容の濃い1冊だった。 「山へ行く」...「そうだ、今日は山へ行こう」そう思い立った小説家の生方さん。だけど何だかいろんな出来事が重なって、なかなか山へたどり着けないちょっとドタバタっぽいお茶目な作品。 その他、海の事故で失認症という病気になった父親とその家族の失意と再生の話。背中に羽の生える家系に生まれた男とその娘のとてもシュールな話。音楽一家の中でただ一人浮いてしまった男の孤独の話。ドッペルゲンガーとであった少年が未来を覆そうとする話。詩のように美しい、「メッセージ」「柳の木」。。。 萩尾望都ワールドが凝縮されて非常にお徳で満足感たっぷり、もうお腹いっぱいである。 ハツカネズミの時間【3】 冬目景著 相変わらず暗いなあ。茗は「覆水盆に返らず」って言葉を知らんのだろうか?今更槙を学園に戻しても、昔には戻れないことは容易に想像できそうなものだが。どの人物もそれぞれ恐ろしく閉塞感を抱えていて、読んでいて息苦しい。でも、続きが気になる。みんな幸せになってほしいものだけど。。。 ピアノの森【14】 一色まこと著 表紙見て、カイが大人になったなあと、タメイキが出た。 しかし、表紙が本文より1mmほど短いのは私の本だけだろうか??その上、カバーの折り返しの位置が表紙よりも短いらしくて、妙に浮いている。何か、雑っぽくて嫌だなあ。。。
土星マンション【2】 岩岡ヒサエ著 設定に慣れたので、2巻は1巻よりもかなりスムーズに読めた。 職場の人間関係はまだ少しぎこちない所もあったりするけど、だんだんと何か積み重ねられている気がする。嫌われていると思っていた人にも実は守られていたし。 自分の知らない父親の姿を、なぞるように浮き彫りにしていくミツ。ミツの中で、父親はいつの間にか越えるべき目標になっている。もう、ヒッキーの少年じゃないのだね。少しずつ成長しているのが嬉しい。 表紙カバーのカラー絵と、本体の表紙に描かれた線画。全く同じじゃなくて、少し時間が変動しているらしく、洒落ている。こういうちょっとした遊びが私は好きだなあ。 サムライカアサン【3】 板羽皆著 いや~、もう何もゆうことは無い。オカンはええ。 最後にニューカマー。 コヅミトキ 天野真歩著 現世と異界の狭間で枝葉が絡まるように怪異な現象が現れ「偏む(こづむ)」とき---。 不思議なタイトルだけど、「偏み解き」と書くらしい。要は結界師のような話。結界師よりも呪術的要素が高いかな。昨今ありがちといえばありがちなんだが、何せ主人公のサシュウ君が好み。イイ性格してるし。正反対な感じの従兄弟ツタイもなかなかメリハリが効いていていい。いきなりラスト近くに悪~いヤツも出てきたし、続きが気になる1冊。 何となく大化けしてくれる可能性も無きにしも非ず。今後に期待しまっす。
あ~、もやしもんを忘れた。でももう限界。またいずれ。。。
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