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カテゴリ:今日読んだ漫画
海獣の子供【1】【2】 五十嵐大介著 海にまつわる民間伝承。神話。 飛びたいのに飛べないもどかしさを抱えている琉花と、何だか人間とも思えない海と空とが出会って、不思議な物語が紡がれる。いろんな謎があって、理解するのが難しい所も多いのだけれど、それはこれから、だんだんと語られていくのだろう。 それにしても絵が美しい。稲妻が光り荒れる海に飛翔するイトマキエイ。白斑を光らせて泳ぐジンベイザメ。少年や少女のすんなりした肢体の美しさ。力強く純粋なつぶらな瞳。ペンとトーンだけのモノクロの世界なのに、こんなにも海を実体と感じさせる筆力に、舌を巻く。何度も手を止めて絵に見とれてしまった。 今は読み終わって、その美しさや不思議さの余韻に浸っている。どうやら、これからも何度も読み返したいと思う作品のひとつに加わってしまったようだ。 五十嵐作品が好きな人なら是非読むべき。
しかし、とんでもない引きで終わってしまった。続きがとっても気になる~~。けれど、この人筆が遅そうなのだよね。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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