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2007.11.11
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カテゴリ:最近見たアニメ

多少ネタバレ。

  

お友達に借りて、「シュヴァリエ」というアニメを見ました。シュヴァリエとはフランス語で騎士のことだそうです。
原作は沖方丁というSF作家で、同名の小説とコミック(画:夢路キリコ)も出ています。
アニメ、小説、コミックそれぞれ視点を変えて違う物語になっているようです。


  
   コミック版           小説版

ストーリーは革命前夜のフランス。ルイ15世の時代。
騎士デオン・ド・ボーモンの姉リアの謎めいた死から物語は始まる。ある夜明け、リアの棺がパリのセーヌ川に流れ着く。棺には「PSALMS(詩篇)」という謎の言葉が刻まれていた。リアの遺体は水銀に満たされ、土に返ることが出来ない。デオンは姉の冥福を取り戻すため、秘密警察に属してその死の謎に迫ろうとする。
そして、デオンは事件にかかわるロシア人ボロンゾフと彼をかくまう革命派の王族オルレアン公にたどり着く。しかし、それを察したオルレアン公は異形の怪物ガーゴイルを生み出す"詩人"を送り込んだ。魔物の攻勢で秘密警察は壊滅。目の前で同僚が異形の姿に変容する。絶体絶命のその時、デオンの肉体にリアの魂が宿る。。。。

とても複雑で、ホラーっぽい味付けもあり、ミステリーの要素もあり、歴史物としての面白さもありと、なかなか盛りだくさんなお話でした。舞台もフランスからロシア、イギリス、再びフランスとワールドワイドな上に、歴史上実在した人物も次々登場します。

デオンは不思議な縁で3人の仲間を得て、国王からの密命-〈王家の詩〉を奪還する-を帯びて世界を旅します。しかし、王の密命を果たすことは一体何を意味するのか、姉の死の真相に迫ることはどういうことだったのか、非常に衝撃のラストでした。
そして4人の運命も。デオン、デュラン、テラゴリーの3人の騎士のそれぞれの生き方と、少年ロビンの選び取った道は、本人達も見ている私達も受け入れがたいものではありましたが、確実に迫り来る新しい時代の流れを感じるものでした。

それにしても最後にシュヴァリエというタイトルが効いてくる憎い演出です。


 ちなみに上からデュラン、テラゴリー、デオン、ロビンです。

 

ところで、このシュヴァリエ・デオンという人は実在する人物だそうですが、なかなか不思議な人だったようです。なんでも8歳まで母親の趣味で女の子として育てられ、成長してからも自ら女装を楽しんでいたとか。
ルイ15世の機密局員として女帝エリザヴェータ懐柔のためロシアに派遣されたり、ロンドンのジョージ三世の元に派遣されたり、華々しい功績があったようですが、ロンドンで贅沢三昧の生活をおくり、次第にフランス宮廷に厄介視されていきました。挙句にフランスに帰るには終生女として生きなくてはいけないという命令をされて、49歳から83歳の34年間をドレスを着て過ごしたそうです。詳しくはこちらへ→

数奇な運命ではありますが何となく滑稽で、ドレスを翻して決闘したり、意外に本人は楽しんでいたのかもしれませんね。しかし、アニメの方はあくまでシリアスで、そのギャップが妙に可笑しかったりもします。

機会があればご覧になってみてください。

公式ページ

『第一回ヲタク判断テスト』はこちら→






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最終更新日  2007.11.11 02:30:57
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