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2007.12.15
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カテゴリ:今日読んだ漫画

もうすぐ40000HITです。どなたが踏んでくださるんでしょう。楽しみです。


遺跡の人 

遺跡の人 わたべ淳 著

衝動買いしてしまいました。遺跡発掘の漫画というので。。。
帯に「元売れっ子漫画家の哀愁バイト生活」とあるんですが、不勉強なのか、私はこの方初見です。いつ頃の人なんでしょうね。

ストーリーは。。。主人公(本人)はプロの漫画家だったのだが、連載雑誌の休刊、企画の中止、出版社のリストラ等によって仕事がなくなってしまった。そこで主人公は何とか食いつなぐためにたまたま見かけた遺跡発掘のバイトを始める。いろんな人との出会い、妻との別居話もありつつ淡々と穴を掘る毎日。

う~ん。読んで感じたのは、本業に戻りたいのに戻れない焦燥感や不安感。出会った人たちもいろんな経験を持ちながら挫折したり、夢を諦められなかったりする人ばかり。私が想像していたのとはちょっと違う話だなあ。作者のダウナーな気持ちのフィルタを通して描かれているせいなのか、何だかみんな変わり者で落ちこぼれの吹き溜まりみたいに描かれているのが残念でした。
本当は現場の作業員さんも、補助員も技師も、結構夢や活気に溢れているんですがねえ。。。技師さんにお話を聞くと、とんでもないエピソードが聞けて、本当に面白いんですよ。そういうところ取材したら、もっと面白い話描けたんじゃないかなあって思います。変った人も多いしね。

あと、妻からの別居話も宙ぶらりんで終わってしまったのも何だか。。。
はっきり言うと、挫折した漫画家が何とかバイトで食いつないでその内に本業に戻れてよかったねという話で、バイトの内容がたまたま発掘だったという印象を受けました。

ただ、描かれている現場の空気感に時々ものすごく共感したり、東京の発掘現場の様子が興味深かったり、同業の私にとっては面白い部分もありました。

お勧めかといわれると、ちょっと。。。発掘作業に興味ある人には少し取っ掛かりになるかな。。。でも作業員の話だし、技師を目指す人には関係の無い話かもしれませんが。。。

 

 


クリスタルの再会

グイン・サーガ クリスタルの再会【118】 栗本薫 著
もしかしてネタばれてるかなあ。これから読む人は念のために読まないことをお勧めします。

こちらはマンガじゃないんですが、一緒にアップしてしまいます。

久しぶりにグインの感想です。
タイス編が終わった!!と思ったらいきなりリンダとの再会ですよ。書店で血が逆流しそうになりました。大急ぎで家に帰って速攻読破です。

いや~~~~、やっと本編が帰ってきた気がします。今まで長~~~~~~~い外伝を読んでいた気がするなあ。
リンダと小イシュトヴァーンとの出会いはとても興味深かったし、フロリーとも今後どう関わっていくのか楽しみになりました。
しかし、やはりなんと言ってもリンダとグインとの再会ですよね。
リンダが14歳の時の、初めての出会いを語るシーンなどは思わず涙が出てしまいました。その頃私も15歳だったのですよ。本当に遠い昔になってしまいました。胸をときめかせながらグインを読んでいたあの頃を思い出して二重に懐かしく、感無量になってしまいましたね。

何となくラスト付近、「豹頭の花嫁」の片鱗をうかがわせるような展開でした。次回また、ググッと物語が進展するのではないでしょうか。2月が待ち遠しいです。

知らない人には全く分からない話で、ごめんなさいね。ま~、118と言うありえない巻数なので、あらすじとか何とか説明しようにもどうしょうもないんですよね。






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最終更新日  2007.12.15 22:36:40
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