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カテゴリ:今日読んだ漫画
美咲ヶ丘ite【1】 戸田誠二 著 平凡なサラリーマン家庭、小学生の友達づきあい、犬を飼う一人暮らしのフリーター、歌手になりたい少女、昔の夢を捨てきれないサラリーマン、人と付き合うのが怖いOL。。。 平凡な日常を生きる普通の人たちの物語。入り口はどこにでもあるような話に見える。 戸田誠二の人間観察の深さ、鋭さを感じる1冊。 どうもこの作品もネット発らしい。藤井組クリップというサイトで試し読みが出来るので、興味のある方はどうぞ。 表題作「かへ」と、間に2本の短編を挟んでまた「かへ」の続きで締めるという形をとっている。 漁師の源次郎と、小さな食堂を営んでいる妻のトメ。ある日、食堂に1本の電話がかかってくる。息子夫婦が交通事故に遭ったという。。。息子を失い、幼い二人の孫を残された二人はどう生きるのか。。。 山本揚志という人は、バンド・デシネ作家を目指していたらしい。なるほど、かなり細かいタッチで画力の有る人だ。ただ、何と言うか。。。その上手さがちょっと枷になっているような気がしないでもない。絵である以上、何かしらのデフォルメがあってもいいと思うのだ。高畑監督の「おもひでぽろぽろ」みたいな雰囲気といったらお分かりになるだろうか。 ストーリーの方も、面白かったし良い話だったのだけど、少しばかり古典的というか、もう少しひねりを期待してしまう私は擦れすぎなのかな。
ミツがだんだんとたくましくなってきたように思う。だんだんと仕事人の顔になってきた。うん。それだけで何となく嬉しい。 ところでここに来て新展開が。下層出身というだけで研究職に付けなかったソウタが、怪しげなおっさんと地球へ降りる道具を開発することに。。。ちょっと危なそうだけどいったいどうなる?ミツは地球へ降りるのか。ああ!4巻プリーズ!!
4巻を数えて、また一段と美しい本になってきた。 この作品しか読んだことがないので、他ではどうなのか分からないけれど、この人もまた、1ページ1ページ、そのひとコマひとコマすべてのバランスを考えている、というか、そういう芸術的センスを持ったアーティストというべき人なのかなあと思う。 ストーリーの方は、宗一郎の過去が語られる。彼が付け狙われる訳もようやく分かった。でも、よーく考えると、宗一郎を殺さなきゃいけない動機があるのは、大村崎殿だけじゃないの?
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