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カテゴリ:今日読んだ漫画
放蕩ラクダちゃんより漫画3本借りました。 とめはねっ!【1】~【3】 河合克敏 著 以前、ナタちゃんから借りた「帯をギュッとね!」の人だそうですね。 描線がとてもまろやかになりましたね。とてもシンプルな線なのですが、計算され、洗練された線になっていて、とても気持ちがよかったです。上手い! 舞台は高校の書道部。また面白いところに目を付けたものです。文化部っていったいどんな活動してるのかって思いませんか?私は美術部だったのですが、美術は市や県の展覧会とか文化祭とか何か一応目標のようなものがあるし、演劇や音楽だったら、コンクールやいろんな発表の場がありますよね。 それが、この漫画を読んで、あ~、なるほど、こんなことやってるんだなあと自分も書道部に入部したような気持ちになって楽しめました。
さて、河合さんの上手いところは、ただ真正面から書道部の活動を描くんじゃなくて、柔道全国2位だけど、字がド下手な美少女望月を書道部に持ってきちゃったところだと思います。 その他の人物も、帰国子女で何となくネジが一本足りないような硬筆はやたら上手い主人公の縁(ゆかり)、真面目を絵に描いたような日野部長と、同じ顔なのに悪魔の化身のようなライバル高(?)の双子の部長、何か怖い加茂ちゃんとか、違う意味でもっと怖い三輪ちゃんとか、強敵の予感イケメンの勅使河原とか。。。 全てのキャラが立っているのですよね。これはすごいと思いました。この顔ぶれで面白くならないわけがありません。
それから、これも面白いと思ったのは、漫画の中で使われる書が、スタッフや取材先の先生はもちろん、一般からの応募作品などが使われていることですね。 それにしても先生の書はやっぱり上手いし、大人の書はやはり大人らしい。そして、高校生の書はやっぱり瑞々しいのですね。書って人となりが見えて面白いですね~。 ところでこの作品、掲載誌が休刊になるそうで、この先どこに落ち着くのか読者としては心配ですね。私としては少年が読みやすい雑誌に引っ越されるといいなあと思うのですが、この方週刊は向かないらしい(筆が遅いのかな?)ですね。痛し痒しですな。とにかく作家にとって、よい環境が得られることを願うばかりです。
番線 久世番子 著 久世さん、以前からかなり気にはなっていましたが、念願かなって番線読ませていただきました。 いきなりめくってビクゥーーーーッ!! 扉絵の番子さんの部屋が、一瞬自分の部屋かと思いました。(爆) いや~、しかし本好きならばツボな話ばかりですね。(もっとも私は最近漫画しか読んでいませんが)本のお医者さんとか国会図書館とか、プロの校正さん、写植屋さん(BLとかの身もだえするような台詞もあーやって地味におっちゃんおばちゃんが打ってるんだよね。っつうか、私も写植打ったことがあるのでよく分かる話だった)、辞書の編集さん。。。エッセイ漫画はあんまり好きではない私でしたが、瞬く間に読んでしまいました。あ~面白かった。 そうそう、雑誌の履歴書。そういや~昔はいっぱい買っていたなあ。 小3~中2 なかよし 他にもいろいろ買っていた気がしますが、多大な影響を受けたのはこのあたりです。 ま~この履歴書見て言える事は、濃いってことだね。 何か番線から外れてしまいましたが、この作品、無性に何か読みたくなるやばい作品だと言うことは間違いないですね。
もう1冊はヘタリア。 だけど、私はやっぱりこのコマ割は駄目みたいです。というか、もう前2作でいっぱい書きすぎて、私がへたりあです。すみませぬ。 一ついえることは、ロシア怖~~~~~~~。
ということで、ちょっと読みたかった作品を一挙に読めて幸せでした。
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