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カテゴリ:今日読んだ漫画
海街Diary 真昼の月【2】 吉田秋生著 鎌倉に住む3姉妹、幸、佳乃、千佳。両親は離婚し、育ててくれた祖母も今は亡い。 ここまでが1巻。 2巻はすずの中学生生活、サッカークラブや姉たちとのかかわりなどが描かれていく。
この作品を読むと、まさに「円熟」という言葉を思い浮かべてしまう。「YASHA」「イヴの眠り」とハードな作品が続いたあとだけに、身近な世界、身近なエピソードに戻ってきて吉田作品のその充実振りに改めて気づかされるのだ。 描かれているのは、お姉ちゃんたちの恋の行方だったり、すずと友達の友情や、まだ恋ともいえないような初々しい気持ち。重いものもいっぱい孕んでいるのだけど、切なくて、さわやかで、可愛らしくいとおしく、深く心に染み入ってくる。 2巻は1巻ほどのカタルシスは無い。日常生活の細々としたドラマに移ってきたからだが、それでもふいに心をつかまれることが多々あり、油断は出来ない。 すずがこれからどんな風に成長するのか。また姉たちのそれぞれの生き方と4姉妹の精神的なつながりがどんな風に強くなっていくのか、とても楽しみなシリーズである。 ところで、この作品に関連する漫画「ラヴァーズ・キス」が読みたくなり、古本屋で手に入れた。それも面白かった。 老化現象だろ~か。。。
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