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カテゴリ:バトン・占い・成分解析
「2009年コミックベスト10」バトン 今年を振り返って、どんなマンガが印象に残りましたか?
昨日の続きです。(ベスト10~6位はこちら)
第5位 この世界の片隅に(下) こうの史代 著
淡々とした日常を丁寧に描き出すことで、戦争とは何か、死ぬこと、生き残ることとはいったいどういうことなのかをジワリとあぶりだしていく、こうのさんにしか描けない作品。またいつか、ふと手にとって読み返したい物語です。
第4位 海獣の子供(4) 五十嵐大介 著 一つ一つのエピソードを丁寧に読んでいく。時系列も一定ではないので、パズルをはめ込むように。そうすると目の前にとてつもなく大きなタペストリーが出来上がっているのに気づくような、そんな作品。その完成ももう間近です。「物語のはじまりの時」どんなことが起こるのかその時を思うだけでドキドキしてくるのです。
第3位 竹光侍(7) 松本大洋/永福一成 著 何でしょうか、この異様なまでの興奮は。物語は佳境に入り、後は因縁の対決を残すのみ。思わずごくりと固唾を呑んでしまう様なドキドキワクワク感と、きっとラストは痛みを伴うのだろう予感が綯い交ぜになっていやがうえにも期待が膨れ上がってしまいます。 この作品も7巻を数えて、ますます絵の技量も冴え渡り、その美しさにも息を呑みます。今年は決着がついてしまうのでしょうか。見たいような、見るのが惜しいような。。。
第2位 イムリ 三宅乱丈 著
去年は三宅乱丈で明け暮れたといっても過言ではないほど、たくさんの作品を読みました。そのどれもが秀逸で、イムリと同列で全て置きたい程なんですが、やはり一番旬のものということでイムリを代表してこの位置にしました。 どうしてこんな焼け付くような痛みや苦しみ哀しみといったものが描き出せるのか、その発想力、表現力に圧倒されてしまいます。 画像は先日出た7巻です。これまた読むのがもったいなくてまだ読んでいないんです。あ~楽しみ。
第1位 ふたつのスピカ(16) 柳沼行 著 何となく、1位にはその年綺麗に閉じた連載作品を持って来たくなるんですよね。
というラインナップに落ち着いたのですが、いかがでしょう。とはいえ去年はホントに秀作揃いで選べなくて参りました。 因みに次点(というか全て同列と言っていい)の作品はこんな感じです。 《中・長編、連載作品 》 秘密の新撰組、ぶっせん、pet、宇宙兄弟、鋼の錬金術師、結界師、ヴィンランド・サガ、のだめカンタービレ、お茶にごす、とめはねっ!、聖☆おにいさん、大奥、群青学舎、テレプシコーラ、花咲ける青少年、本屋の森のあかり、坂道のアポロン、土星マンション、娚の一生、夏目友人帳、Coppers、海月姫。。。 《短 編》 道子のほざき、ユーレイ窓、ねこだらけ、時間の歩き方、テルマエロマエ、珈琲時間、愛すべき娘たち、虫と歌、百姓貴族。。。 こうやって見ると、どれも秀逸で、順位なんて関係ないんですよね。ホントにここに挙げたどの作品も面白かったです。
そして特筆すべきは好みの作家さんが相次いで新連載を始められたことですね。 佳境に入ってきた連載作品がどれも面白く目が離せない状況なのに、続々とそんな新作の連載が始まって、今年もますます楽しくなりそうです。お財布は軽いですが。。。orz 今年もいっぱい読みますよ~。(^○^)
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