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カナダのバンクーバー近郊に暮らして30年を過ぎました。表面しか見えていなかったこの国の文化もやっと少し見えてきましたが、相変わらずの外国人。それでも日々新しい発見があって飽きないです。そんな発見を少しずつお裾分け。
日本にはほとんどいない羊。私の住んでいる都市部ではカナダでも羊は見られませんが、羊やラマなど繊維をとるための動物を育てている農場へのアクセスは意外とあります。古いお家の屋根裏に眠っていた糸車は、つい2−3世代前の生活を物語っています。手で毛糸を作ることが今また見直されてきていて、かつてはなかったアートな世界がそこには広がっています。
テーマ:暮らしを楽しむ
カテゴリ:グルテンフリー
10年以上前のことになるのですが、ピザ店にいたとき、お客さんでグルテンフリーのピザがあるかと聞いてくる人がたまにいました。 知人でセリアック病の人がいたので、グルテンフリーのことは聞いていたのですが、珍しい病気の人の特殊なニーズ、と思っていたので、あまり気にして無かったのですね。ピザは食べないでね、くらいな感じ。 だから、そういうお客さんにも、「すみません、うちは普通のピザ店なので、そういう特殊なクラストは置いてないんです」と言ってました。ピザは小麦の美味しさが無かったら意味ないから、そういう偽のピザみたいなものは置いてないから、って思いもあったのでした。ごめんねー、専門店に行ってねー、って。 それからしばらくして、ある時ネットの広告にグルテンフリーのものがあって、チェックリストがあるというので面白半分にやってみました。結果として、何と!! ほぼ全項目にチェックがつきました。 え、背が低いことも?胃腸が弱いこととか、頭がすっきりしない(Brain fog)とか、頭重感、偏頭痛、鬱っぽい感覚(幸福感の欠如)とかも?ぜーんぶグルテンのせいかもしれないって? そして、その影響はグルテンを含むものを摂ったときではなく、何日かしてから出てくる、ということも知らなかったのでした。 それで数週間、完全グルテンフリーを試してみました。まさか、人生全体がこんなに楽になるとは!というくらいの違いがあったので、それ以来グルテンはほとんど摂っていません。ほとんど、というのは、大好きな小麦製品が食べられないのがつらくて、「あれは私の思い込みにすぎない」とか、「少しなら大丈夫だろう」とか、「今までずっと食べてきていたんだから、今回少々お腹が悪くなっても、頭痛がしてもがまんできる」とか思って手を出していたことが何度かあったからです。 結果として、「グルテンを摂るとこうなる」というのを確信することとなり、かえってグルテンを以前にもまして避けるようになりました。がっかりです。でも、グルテン無しの食生活の悲しさよりも、グルテン無しの生活全体の快適さの方が遥かに大事なのでした。それくらい違うのね。 セリアック病ではないようですが、グルテン過敏症であることは確実なようです。そこで周りの人たちにもそう言って、クッキーやケーキをお断りしたり、レストランでGF(グルテンフリー)のパスタを頼んだりしていました。大好きだったパンも焼きません。 そうするとみんな結構気を遣ってくれて、自分でもGF商品を買って試してみたりして、美味しかったもの、不味かったものなどの情報を教えてくれたりする人もありました。(本当にありがとう!) ただし、そうやって教えてもらったものを自分で買って食べてみたりしていて、ふと気づいたのです。今まで袋菓子とか市販のクッキーなどのスナック類を私はほとんど買ってこなかったのに、最近はスーパーでGFのクッキーを、通常の倍近くの値段でも買っている。そして自分で食べている。これは良くないですよね。グルテンフリーであっても、シュガーフリーとかじゃないし、どっちにしろ、スナックは必要な食べ物ではないのです。今まで何かの行事でもない限り買うことのなかったトルティーヤチップスやポテチ、お煎餅、フルーツスナックなど、けっこうな加工食品を買っているではないですか! こういうのって、いったん習慣になると元に戻すのがけっこう大変。家にお菓子がないと不安になる。以前は自分でクッキーでもケーキでも焼いてましたが、それが難しくなってしまって、ついつい市販品に手を出し、原材料名によくわからないものが入っていても、ま、大丈夫でしょう、で買っている。 意外なところに落とし穴がありました。これは改善していかないといけないなあ。ケトン食のおかげで太りはしてませんが、今後の課題として頑張っていきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月16日 06時12分45秒
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