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今日は、数日前に注文してあった「四月の雪 シナリオ本」が届きました。2回目を見てから読もうなと思いながら、ぱらぱらとめくって見ていたのですが、どうにも止められなくなってしまって、結局一気に全部読んでしまいました。
まず、この本はオリジナルのシナリオを本にしたものなので、実際の映像になったものとはかなり違うところがありました。ネットで見ていて実際の映画には入らなかったシーンも、「ああ、こういう場面として撮影されたんだ」というところがかなりありました。 また、読んで思ったのは、オリジナルシナリオ段階では、映画よりも多少セリフが多かったという事。それでもかなり少なかったけど(笑)。本の作りは、見開きにした左のページにハングルのシナリオ、右側にその翻訳という具合になっているのですが、その1ページ分が全部ト書なんてところも、たくさんありました。セリフが1行だけとか、「・・・・・」ばっかりとか・・・。もともとセリフの少ないシナリオなんだけど、そこからさらに説明的なセリフが削られていたんだ、ということが解ったんです。 削られたシーンやセリフを確認する事によって、映画で解り難かった展開が理解できたところもかなりありました。でも逆に、映画から感じられた雰囲気から少し離れた感じのセリフやシーンもあって、そういった特に説明的なところを削ぎ落としていったホ・ジノ監督の世界というものが、逆に少し見えてきたような、そんな感じがしました。 そうそう、削られたシーンもいっぱいあったけど、映画でみたけどシナリオにはなかったシーンもありました。そんなわけで、映画を思い出しながら、映画との違いを感じながら読む「シナリオ」でした。 せっかく撮影された数々のシーン、DVDにするときは是非入れてノーカット版にして欲しい、という意見も公式などでよく見かけますが、それだと全然別のものになってしまうと思います。 まあ、そういうDVDもいいかもしれないけど、たとえば「スキャンダル」のDVDの特典映像にも入っていたけど、「こんなシーンも撮りましたけど、本編には入れませんでした。」って感じのもいいかもしれませんね。 「四月の雪」の感想などは、こちらのネタバレ掲示板まで! 皆様のご意見をお待ちしております。
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