(旧)ぐりぐり寺　寺だより

[美術館・博物館の話] カテゴリの記事

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• お寺でお宝公開

  11月３日(土)～５日(月)に、鎌倉の建長寺と円覚寺で「宝物風入れ」という行事があります。お寺でしまってある掛軸や書状などのお宝を、年に１度室内につるして虫干しをするので、そのついでに一般にも公開してくれるという面白そうな展示です。美術館や博物館でガラスケース越しに見るのとは違って、畳の和室で天井から軸がぶらぶらしているなんて、めったに見られません。というわけで、一度も見たことがなかったので、今年は行くことに決めました。いつも新聞の記事に載っているのを読んで、もう終わっちゃったことに気づくんですよねぇ～。京都でも11月上旬に、仁和寺や妙心寺で、同じように公開するみたいです。虫干しはこの時期にするって決まってるのかな？

  2007年10月19日

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• 秋の展示などなど

  そういえば鎌倉・極楽寺に行ったことをまだ書いてなかったです。この週末に書く予定がなきにしもあらずな気配ですので、しばしお待ちを。。。その代わり、仏像の出る特別展情報を三つほど・・・。●神奈川県立金沢文庫「鎌倉北条氏の興亡」１０月４日（木）～１２月２日（日）　静岡県から多くの展示品が貸し出されているようですが、その中に桑原薬師堂の阿弥陀三尊像(重文)というのがあって、実慶作です。実慶といえば伊豆修禅寺の大日如来坐像を思い出します。康慶の弟子だそうです。　詳しくはこちら。●鎌倉国宝館「鎌倉人の地獄と極楽」１０月５日（金）～１１月１１日（日）　なぜあの、鶴岡八幡宮境内の宝物館が「国宝」って名前がつくのか謎ですが(確か国宝は収蔵されていないので)、この特別展では、国宝の絵巻が展示されます。会期中に展示入れ替えが頻繁にあるようなので、お目当てが見られる期間を要チェック。　鎌倉時代の偉い人達は、きっと沢山人を斬ったりだましたりしてきたので、地獄に堕ちる確率が高かったんでしょう。地蔵菩薩が鎌倉に多いのはそのせいじゃないかと。　詳しくはこちら。●薬師寺東京別院「秋の宝物特別公開」１０月１４日（日）～１０月２４日（水）　私、薬師寺に東京の支社、じゃなかった別院があるというのは初めて知りました。新聞に載っていたのです。　奈良薬師寺で通常非公開の仏像を、毎年こちらで展示しているとは知らなかった～。　期間が短いですが、行くとお抹茶がいただけたり、法話と解説が聞けたりするらしいです。　詳しくはこちら。そうそう、国立新美術館のフェルメールも始まりました。前売券買ったから行くつもりです。フェルメールの絵は遥か遠くに展示してあって、双眼鏡がないと見えないという噂は本当でしょうか？？故黒川紀章氏の建物も見たいし、混まないうちに行ってみます。

  2007年10月12日

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• 来年の東博の展示など

  今日の帰りも手前の駅から歩きました。坂をのぼってくだって15分の道のりです。いつまで続くかな？　気のせいか神経痛が軽くなってきました。さてこの頃遠ざかっている東博。京都五山展、行かずじまいでした。今度の祝日・９月17日敬老の日は、入場が無料になるそうです。そういうイベントデー、あるんですねぇ。それからこっそりと、仏像の特集陳列「仏像の道－インドから日本へ」というのも本館でやっています。ガンダーラ仏とか、もんのすごく古い像が見られそう。　期間は来年４月まで・・長っ。そして今年は仏像出品の特別展がない年でありましたが、来年３月25日～６月８日に「平城遷都1300年記念　国宝　薬師寺展」あります。今度こそ国宝級が出るんじゃないでしょうか!?でも、2008年って平城京1298年目なのでは？それから、まだ先だと思っていた国立新美術館のフェルメール展、今月26日からでした。前売券買わなきゃ。

  2007年09月12日

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• 美術館へ、本当に行く

  昨日宣言した通り、行ってきました。有言実行。行き先は江東区、木場にある東京都現代美術館。「ジブリの絵職人　男鹿和雄展」を見るためです。その内容はあとで書くことにして、ここの美術館は、どの最寄り駅からも遠く離れています。そして道の途中に案内板がほとんどありません。案の定迷いました。たいがい入場券の裏面に地図が印刷してあったりするのですが、今回ローソンチケットのみの販売なのでそれもなし。途中２回道をきいてようやく辿り着きました。美術館までの道筋には、たっくさんの小さなお寺がありました。あと小さい印刷所、紙工屋さんも多かったな。昭和な町並みが面白そうでした。ただし行きは道に迷ってそれどころではなく、帰りはお腹が空いて倒れそうでそれどころではなかったため、素通り。もしもう一度行くことがあれば、確実に着けます。といっても滅多に来ない美術館だからなあ。次回にはまた迷ってそう。

  2007年08月29日

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• 明日は美術館へ(予定)

  明日は最後の最後にとっておいた夏休みなので、美術館へ行こうかと思います。ただ実行に移すかは、五分五分。必ず行こうと決め、前売券まで買ってあるのに、延ばし延ばしにして今日まで来てしまいました。なぜなら、その美術館がやたらと遠いから。自宅から電車で片道２時間弱＋駅から徒歩15分(日陰なし)という、猛暑の中にあっては天竺より遠い(!?)ロケーションへ向かう元気がどうも出ずです。さて本当に行くのでしょうか？明日につづく

  2007年08月28日

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• 金刀比羅宮展　行きました

  東京藝術大学大学美術館　９月９日(日)まで「金刀比羅宮 書院の美　－応挙・若冲・岸岱－」展覧会の会場では、金刀比羅宮を「こんぴらぐう」ではなく「ことひらぐう」と読んでいました。「こんぴら」と呼ぶほうが馴染みがあるので妙な感じです。金刀比羅宮の中の襖絵(ふすまえ)や屏風を、そっくり上野に持ってきて、元通りの並びに配置して展示してありました。(あいだに観賞用の通路を作らないといけないので、正確に元通りではないですが)障壁画(襖や屏風や衝立や杉戸に描いた絵)って、展示するとき表も裏も両方見えないといけないんですね。どっちの面にも絵が描いてあるから。一枚の襖に、片面は岸岱の松やたんぽぽが描いてあって、反対側は若冲の金襴花卉画が広がっているという、両面ともおろそかに出来ない状況。どちら側もちゃんと見られます。若冲の実物は、部屋の四方に描かれた絵のうち一方向分のみ展示されていて、残り三方向はインクジェットプリンタの複製でした。襖でなく壁に描いてあるから持って来れなかったのかな。。。若冲目当てで行くとがっかりするかも。応挙の「虎の間」の虎の絵、模様がしっかり虎なのに、なぜだか猫っぽいです。仕草が猫？？川の水を飲む虎、というより、毛布をなめなめするタマ、に見えませんか？次々続く襖の部屋。だんだん、高級老舗旅館の離れの室を案内されているような気分になってきました。由緒正しい襖に、手の込んだ透かし高欄、床の間の違い棚。これは一泊20万円で済むかしら！？昔、こんぴら様にお参りにいけない江戸の人が、自分の代わりに飼い犬の首に「こんぴら参り」と書いた包みを巻いて、旅人に連れてってもらったそうです。旅人はまた別の旅人に預け、また預けして、途中えさをもらいつつ、無事到着したら、神官が包みの中のお布施をもらって、お札を入れて、また首に巻いて、帰したそうです。・・・このミッション、うまくいくのでしょうか!?任務犬はとても頭が良いに違いありません。ＨＰはこちらです。

  2007年08月05日

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• 前売券購入

  「金刀比羅宮」と「男鹿和雄展」の前売チケットを買いました。買ってしまったのでこの展覧会は意地でも行くことになるはず。「男鹿和雄展」はチケットショップでは取り扱いがなく、ジブリ美術館同様、ローソンのLoppiで購入しました。ジブリの背景画、かなり楽しみです。のどから手が出るほど展示品を欲しくなることでしょう。そして置き場所がないにもかかわらず、展覧会カタログ買っちゃうんだろうな～。まだ行くか迷っているのが「京都五山」。お寺がテーマながら仏像が少ない展覧会、どうしようかなぁ。あと、夏に京都に行ける方は、こんな特集陳列もあります。★「大覚寺の名宝」　8/8水～9/17月　京都国立博物館　500円

  2007年07月15日

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• チケットショップ巡り

  下の日記に書いた美術館＆博物館の前売券、どれを行くかどれを買うかで迷い中。会期が始まったら前売券がなくなってしまう、しかし全部買ったら出費が～～(X_X)/~~~。そうそう「ムンク展」の一般前売り価格は1,200円でした。今日はチケットショップを３軒ほど覗いてきました。どこも同じ価格ではないところが面白いです。「京都五山」は1,100円で出ているお店があったり、会期終了間際の「プラハ美術館展」は1,000円に値下げしていたり、某人気がない特別展は500円だったり。どうしようかな～。色々あって困っちゃう、ってぜいたくな悩みなんですけどね。

  2007年07月13日

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• 怒涛の特別展目白押し

  会社帰り、たまたま目に留まったチケットショップ。近寄って見てみると、なんとまあ美術館・博物館のイベント目白押しであったことよ。あっちこっちの特別展の前売券が鈴なりに並んでいて、しかもどれもこれも行きたくなるようなタイトルばかりです。私がぐでぐでへろへろしている間に、世間は特別展シーズンの到来となっていましたか。いつの間に～。取り急ぎ、気になった所だけ、展覧会名・期間・場所・前売一般入場料だけ書いておきます。あとで自分が見て確かめられるように。開始日が早い順です。★「金刀比羅宮　書院の美」　7/7土～9/9日　東京芸大付属美術館　1100円★「男鹿和雄展」　7/21土～9/30日　東京都立現代美術館　1000円★「京都五山　禅の文化」　7/31火～9/9日　東博　1300円★「ヴェネツィア絵画のきらめき」　9/2日～10/25木　Bunkamura　1200円★「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画」　9/26水～12/17月　　国立新美術館　1300円★「ムンク展」　10/6土～2008/1/6日　国立西洋美術館　????円これ全部行くのはちょっときついです。どれか削るとして、どれを・・・？どないしよ!?男鹿和雄展とフェルメールは当選確実なのですが。京都五山は仏像少なそうだけど雪舟の展示があるし、金刀比羅宮は円山応挙と若冲、うーーーん。もしどれか一緒に行きたいという方いたら誘ってくださいませ。ほかにもパルマ美術とかブリューゲルとルーベンスとか少し気になるのもありますが、そこまで手が回らなそうです。

  2007年07月09日

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• 混雑状況を実況中継

  今度行く予定の「若冲展」(相国寺承天閣美術館で開催中)ですが、ＨＰと携帯サイトから、現在の混雑状況を調べられるようになっています。ＨＰはこちら。土曜日にのぞいた時は「75分以上待ち」でした。(^^;)　そんなに・・・。こういうサービス、初めて見ました。最近はよくあるのでしょうか？　東博の企画展などでは見た事ないです。前もって調べておけば行列する覚悟ができる!?　便利なサービスですね。

  2007年05月28日

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• 星野道夫展　行きました

  横浜高島屋ギャラリー　５月７日(月)まで「星野道夫展　Alaska　星のような物語」この展示を見に行ったのは４月下旬でした。もう半月前なので記憶が薄くなってきましたが、完全に忘れないうちに書いとこうかなということで。アラスカを中心に、北の原野で一人テントを張って野宿しながら、野生動植物や現地の住民を撮影し続けた写真家、星野道夫氏の作品がずらっと展示されていました。有名な方なので、きっとどこかで見たことがあると思います。動物の写真が一堂に並ぶ様は迫力ありました。ヒグマの親子、シロクマ、クジラ、アザラシの赤ちゃん、角が巨大なヘラジカ、ヒナを守るシロフクロウなどなど。大自然の写真は、大きなパネルに伸ばして飾ると見ごたえありますね。もしや動物実物大？どれもベストショットばかりです。この瞬間を切り取った傑作の裏には、何十倍ものボツフィルムが隠されているんですよね。当時デジカメじゃないだろうから大変なことですね。山脈を走る氷河や流氷、深い森、自然の風景もとてもきれいです。写真欲しいな～と思って出口の関連商品売り場に行ったけれど、写真集も絵はがきも、サイズが小さいので迫力いまいち。大きいから良いんですね～。やはり１ｍサイズで見るには、展示会場に行くしかない!?厳寒の過酷な地をあえて選んで、見渡すかぎり人がいない土地で何週間も自炊生活。写真家というより探検家に近いのでは。ヒグマに襲われて43歳で亡くなったとは・・・。デジカメの存在を教えてあげたかった!?星野氏の公式ＨＰはこちら。

  2007年05月06日

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• 東博常設展　行きました

  もうだいぶ前の話ですが、エイプリルフールの日曜日、上野の東博に行ってまいりました。ちょうど桜が満開の上野公園もきれいかなと思って・・・。はい、公園のソメイヨシノ、とてもとてもきれいでした。そしてお花見人口も、桜の花びらの数だけ人がいるのではと思うほどの大賑わいでした。ここ数年、東博に行くのは特別展目当てだったので、常設展だけのために入場するのは新鮮です。本館１階特別室ではダヴィンチの受胎告知が１枚1,500円で特別公開されていましたが、やっぱりやめました。今回一番の目的は鳥獣戯画甲巻の展示を見ること。残念ながら絵巻全体ではなくて、途中から巻末までの展示でしたが、充分堪能できました。常設だからそれほど混まないのもうれしいです。何度見ても全然飽きない・・。でぶっちょカエルの前向き、横向き、後ろ向き。丸い瞳のウサギ。うさんくさいサル和尚。どれをとっても生き生きしていて可愛いです！　筆の運びも力が抜けているのにまるで形がくずれてなくて、ささっと描いたのに上手。たくさん動物が出てきますが、メインはやっぱりカエルかなぁ。意外にも犬猫は影が薄いですねえ。あとはハート型土偶とか、薬師寺聖観音立像の「摸刻」とか、蓮華王院の千手観音のうち３体とか、幕府御用絵師狩野派による江戸城襖絵の下絵とか、割れた茶碗とかを眺めて回りました。割れた茶碗というのは、足利義政お気に入りの茶碗が割れたので、「これと同じのをちょうだい」と中国にかけらを送ったら、「同じのはもうつくれません」と中国からかけらをかすがいでつなぎ合わせた茶碗が返品されてきた、とかいう話で有名な茶碗でした。義政将軍といえば銀閣の家主。金閣の家主よりは趣味が良かったのでしょうか。あと、桜の時期に合わせ、本館裏手の日本庭園が解放されていたので、初めてそちらにも足を踏み入れました。中のお茶室のうち新しい一軒は現役で使えるようで、その日もどこかのお茶会の最中。いいなあ、東博でお茶会。しかも桜満開の中で。やってみたい、でも席代ものすご～く高そう!?日本庭園内の桜もきれいですが、本館手前の噴水脇に植わっている「ヨシノシダレ」という桜の木も満開で見事でした。たくさんの枝が噴水のように木の中心から外へ向かって垂れていて、それに花が沢山ついているのです。普段あんな場所に木が植わっていたのすら覚えていなかった・・。今年はあまり行きたい特別展がなさそうな東博ですが、常設展だけでも楽しかったです。

  2007年04月10日

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• 梅原龍三郎展　行きました

  横浜高島屋ギャラリー　２月５日(月)まで「没後20年　特別展　情熱の色　梅原龍三郎」展招待券をもらってそのまま放置し、気付いたら会期終了がもう明日に迫っていたので行ってきました。明治生まれで97歳まで長生きした洋画家の展覧会です。鮮やかな色彩と激しい筆致が持ち味だそうで、真っ赤や真っ青の派手目画面の中に、バラの花や富士山や裸婦がうねうね描かれていました。「日本の近代洋画壇を代表する画家」のありがたい作品の数々、でありますが、どうも素人目にとっては？？？　油絵を趣味とする一般の方々が描いた絵との違いが分からず・・・すみません。私には鑑定眼がないようです(-.-;)。　もし周りの友達や親類、近所の旦那さんが描いたのだとしたら、手放しで「上手いね！」と誉められるのですが・・・(汗)。あっ、でも、５点中１点くらい、「これは光ってるな！」ってのもありましたよ(大汗)。風景画は生き生きしていて良かったです。花卉画だって・・・、真っ赤や蛍光オレンジでピカピカしてるから、ご家庭の洒落た洋室の壁に掛けたらお部屋が明るくなりますよきっと。ええ。展示の終わり近くに、金の板の上に自分の顔を描いた自画像がありました。ピカピカの金の板と向かい合って、板に写った自分の顔をそのまま油彩で描きとったのだそうです。そんな自画像の描き方もあるのか！と思いました。発見です。鏡の上に絵の具を塗ってくのと同じことですよね!?美術展の記事はこちらです。そういえばデパート内の美術館は、国宝・重要文化財を展示してはいけないという決まりがあるらしいです。何の法律に書かれているのかは知りませんが。理由は、同じ建物の中で飲食施設があると、作品が傷んだり、火事がおきやすいからだそうです。　と、大学時代にゼミの先生から聞きました。先生に言わせると「ほかの美術館だって、国宝展示している上の階で焼肉レストラン経営していたりするのに、おかしい法律」　とのことですが。ホントに、こんな決まりあるのでしょうか。

  2007年02月04日

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• 東博にダヴィンチ作品

  駅のポスターで知ったのですが、ウフィツィ美術館にあるダヴィンチの「受胎告知」が、この３月に東博に来るようです。詳しくはこちら。東博でヨーロッパ絵画というのも不思議な感じがします。東博は東洋美術専門、西洋美術は西美(国立西洋美術館)が展示するってイメージなもので。でも何年か前にドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」が来た時も東博でしたね。広いからかな？ウフィツィ美術館が、所蔵作品を海外へ貸し出すことがあるというのも初めて知りました。ルーブル美術館はよく貸し出してますが、ウフィツィはヴァチカン美術館みたいに外部持ち出し禁止にしているのかと思ってました。この特別展は、今ウフィツィで見せているダヴィンチの企画展を、日本へ持ってきたものだそうです。それにしても入場料、当日券一般1,500円って随分しますな～～(-x-;)絵画作品はこの１点だけなのに!?!?今回は多分行かないですねぇ・・・。去年ウフィツィで見たし(^^;)、１点だけでこのお値段ってねぇ～。1,500円あれば去年の仏像展で130ブツ見れますよ!?

  2007年01月06日

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• ダリ展のうわさ

  友達から聞いたのですが、今上野の森美術館で開催されている「ダリ回顧展」、平日でも入館に３時間待ちだというのです。ほほほ本当ですか!?上野公園にある美術館＆博物館での特別展、人気の場合は会期終了間際の土休祝日になると２時間待ちとかいうのはありますが、平日で３時間なんて聞いたことがないです!?美術館でも、ディズニーランドでも、３時間なぞ並んだことないなあ。そんなに待てるのかなあ、自分？　いや待てないです。展覧会の詳細はこちら。

  2006年12月13日

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• 寝坊により延期

  今日上野に行くつもりだったのに、起きたら11時だった～～～。。。ショック(X_X)。丸一日天気も良く、絶好の外出日和だったのに、です。惜しいことをしました。。。仏像展のチケットをよくよく読んだら、10月31日から11月５日までは、夜８時まで開いているようです。それなら休日でも、午後５時位から入れば少し空いているでしょうか？？

  2006年10月07日

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• 東博パスポートについて

  数ヶ月前、友人から「東京国立博物館で、4000円で１年間に特別展６回と常設何回でも入れる券がある」との情報を教えてもらいました。何度も行っているのに知らなかったです。年に６回は行っていると思うので、「それはオトク！」と思い、先週芸大美術館に行く途中で東博窓口で聞いてきました。「東京国立博物館パスポート」というそうです。これを買えば、東京だけでなく京都、奈良、九州の特別展も見られるとのことでした。が、しかし、入場できるのは１つの特別展で１回まで。なので前期・後期に分かれた展示の時は、２回目は通常通り券を買わないとだめだそうです。なんだ～～・・・。それじゃ、６回も行かないかも。それに、一年に６つも特別展を開催していたっけ？オトクかどうか、微妙なラインです。パスポートとは別に「友の会」なるものもあります。こちらだと、特別展のチケットが12枚もらえて、１つの特別展に何枚使っても良いし、人にあげてもＯＫ。ただし年会費１万円なり、でした。12枚は使い切れない・・・。

  2006年10月06日

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• 日曜美術館30年展　行きました

  東京藝術大学大学美術館　10月15日(日)まで「日曜美術館30年展」芸大美術館って、正式名称に「大学」が２回つくんだ・・・。初めて知りました。１つじゃだめなんでしょうか。「ジョンソン＆ジョンソン」みたいなこだわりがあるのか？30年も続いた番組「日曜美術館」で紹介した作品を展示・・・って、また随分と範囲が広いテーマです。西洋あり東洋あり、絵画に彫刻に陶器に漆芸に染色あり、19世紀あり1990年代あり、何でもあり。知らない画家の絵もたくさんありました。この機会がなかったら、ずっと知らないままだったかも。そういう偶然の出会いも面白かったです。展示の中で、特に好みだった５点を挙げますと、展示順で１　小川芋銭「水戸浦のカッパ」墨でぐだぐだ描いた、四つんばいのカッパの絵。下手なのか上手なのか、「私でも描けそう」と思わせる良さがあります。カッパって４本足でいるとワニガメに見えるのね。２　菱田春草「落葉」秋の林の中を描いた屏風、木の幹と根元を数本描いただけなのに、季節も空気の肌寒さも林の密度も何もかも現れていました。こんなに上手なら、仕事も楽しいでしょうねぇ。３　平櫛田中「禾山笑」平櫛田中というと、生き生きとした、ちょっと面白い木像人物彫刻の人って印象ですが、この木像もそうでした。笑っているお坊さんの像。この彫刻家、生家の名字が平櫛で、養子先が田中だったから、こういう作家名にしたってなんでも鑑定団で言っていたような。確か。４　棟方志功「二菩薩釈迦十大弟子」勢いがあって良いです。目の位置があっちこっち飛んでいようと気にしない。きっとこの十大弟子達、滝に打たれ過ぎて顔の型がこんなになっちゃったんでしょう。５　田中一村「ガジュマルにトラフズク」田中一村が展示に加わっているからには、やはり五指に入れざるを得ません。今回の展示作品で家に持って帰りたいと思うのはやはりこれ。発表するあてもなく、見てくれる美術商も来ず、貧乏しながら何を思ってこんなに細かく描いたんでしょうねえ。番外　丸木スマという人の絵が強烈で忘れられません。なんじゃこりゃーです。これで良いのか、どこへ行っちゃうのかこの人。抽象画でもないし、シュールレアリスムとも、フォービズムとも違うし。狙っていないのにこうなってしまう感じは、「記憶スケッチアカデミー」の投稿作に近いかも？ＨＰはこちらです。

  2006年10月02日

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• フィレンツェその２

  フィレンツェにはウフィツィ美術館とゆう大きな美術館があります。私が思うに、入場までに並ばされる時間、世界一の美術館ではないかと・・。その日、列の最後尾に並び始めたのが10時10分。立ったまま待ち続け、チケット売場に辿り着いたのが12時10分。２時間・・・(これでもましな方らしいです)そして中は延々と広く、全部見終わって出てきたのが16時30分。どれ位立ち続けていたのでありませう。待たされるだけのことはあって、ジオットやらマザッチオやらラファエッロやらミケランジェロやらレオナルドやらデューラーやらカラバッジオやらの一級作品がずらずら並んでいます。すんばらし～。特にジオットとシモーネ・マルティーニとフィリッポ・リッピとサンドロ・ボッティチェッリが個人的に好きなので、どっぷり見られて良かったです。写真は、美術館の３階から外を見たところ。館内は写真撮影禁止ですが、展示室の外の廊下は大目に見てもらえるみたいです。

  2006年09月24日

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• ディズニー・アート展　行きました その２(終わり)

  千葉大学にあったセルは、所々にひび割れや塗料はげがあり、傷みが見られました。日光が入らない、人の出入りもまるでないような化学棟にあったのに、です。セル画の保管に理想的な場所に寝かせていたにもかかわらず、40年以上経つとあんなに劣化してしまうなんて。と、いうことは、日当たり良好＆夏は夜でも30度を下らない我が部屋のお宝達は、一体どうなってしまうのか!?!?それに、元々何十年ともつ材質じゃないんでは!?!?(-_-;)「お宝を後世に受け継ぐ」というぐりぐりの野望はいかに(汗)。一方、ディズニー社で厳重に保管されている作品の方は、保存状態良好でした。トレス線もくっきり黒く、塗料も残って、一年前に描いたの？？と思うほど質が良かったです。特別展までの準備期間の映像を観ましたが、その中で登場したディズニーのお宝保管庫はどこまでも広大で、「温度も湿度も明度も完璧に制御してます！」な恵まれた環境に見えました。で、大学の痛んだお宝を修復するにあたり、普段レンブラントの絵画等を担当している一流の修復士が、色んな薬品を組み合わせて、顕微鏡で覗きながらセルと背景画の修復にあたっていました。水彩画の上に付着したカビは、水分で落とせないため、粉末の薬品で落としていました。・・・自分のお宝もあんなプロの方に修復してもらいたいです。セル画の値段より高くつくんでしょうけどね・・。

  2006年09月10日

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• ディズニー・アート展　行きました その１

  東京都現代美術館　９月24日(日)まで「ディズニー・アート展」初めて東京都現代美術館なる所へ行ってきました。電車に乗っている時間は思ったより短かったです。反面、駅から美術館までの道のりは思ったより遠かったです・・・。かんかん照りでなくて良かったっす。昨年千葉大学で見つかったセルは全体のごく一部で、大半はディズニー社秘蔵のお宝の展示でした。背景付セル画、絵コンテ、イメージボード、動画等々、そうそうたるお宝が何百点と壁に掛けられて、全部丁寧に見ていたらちっとも終わらないほど。自分がセル画を集めているので、トレス線がどうとか、絵の具がはみ出してるかどうかとか、保存状態がどうとか、１枚ずつ気合入れて凝視してたら、見終わるまで２時間半かかりました。ちかれた～。ピノキオや白雪姫やシンデレラやアリスやミッキーと、1930年代から60年代頃の古い作品が沢山あって勉強になりました。その頃はトレス線まで手描きで、24枚描いてやっと１秒分。やってられませんなー。その中で一番楽しみにしていたのはやっぱり背景画。本編で使用した本物の背景を見られる機会は、二度とないだろうし。実際に目にして、どの作品の背景もきれいではありますが、中でも「眠れる森の美女」の背景が抜きん出てすんばらしいのです。節だらけの大木や崩れそうな城壁、しっくいの壁、どうしてそんなに上手に描けるのか!?　どうやって描いてるの!?額に入れて見劣りしないばかりか、普通に水彩絵画としても到達点高いです。今まで生で見た背景画の中で一番すんばらしいです。説明を読むと、「眠れる森の美女」は制作に５年かかっていて、アートディレクターのアイヴァンド・アールという人は13歳でパリで個展を開き26歳でメトロポリタン美術館が作品お買い上げとかいうすごい人でした。多分つづく

  2006年08月30日

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• ディズニー展のチケットが

  金券ショップで500円で売ってました！通常当日券なら1,100円するところ。情報提供してくれた、tkさんありがとうございます。さてチケット買ってしまったので、これで意地でも行く気になるでしょう。たとえ暑くても、遠くても・・・。

  2006年08月18日

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• 2007年にも伊藤若冲展が・・・

  本日酷暑の中、鎌倉へ行ってきました。お寺の手入れされたお庭や、苔むした灯籠の間を行きつ戻りつして、すっかりリフレッシュです。そのお散歩話は後日することにして、今日はそこで立ち寄ったお寺・浄妙寺の、拝観券売場の、カウンターの下に貼ってあったポスターに、伊藤若冲の特別展があると書いてあったので、その話です・・・(長い)。たまたまそこに猫がいたから目に入ったのですが、売店下のポスターには、 2007年5月13日(日)～6月3日(日)　の期間、伊藤若冲の特別展を開くとの告知がされていてビックリ。場所は京都・相国寺内の承天閣美術館だそうです。相国寺は若冲が自分の描いた絵を寄進したお寺。なんと、その来年の展示では、お寺が所蔵している「釈迦三尊像」と、宮内庁所蔵の「動植綵絵（さいえ）」全30幅と、水墨画の「鹿苑寺（金閣寺）大書院障壁画」全50面がいっぺんに見られるらしいのです。うっわ～～ありえない。今だって東博でプライスコレクションの若冲が奇跡的に見られるのに～。来年はそんなに一度に見られるなんて！場所は京都。来春は行くことになりそうです。(^^;)

  2006年08月13日

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• 若冲の次はディズニー・アート展・・・でしょうか

  昨年千葉大学の研究室から発見された、オールドディズニーのセル画が公開中です。場所は東京都現代美術館、９月24日まで。詳しくはこちら。(何だか重いサイトですが)映画で使った本物のセル画、背景付、状態良、しかも初期のディズニー作品がこんなに沢山見られるとは、まさにお宝の山。ぜひぜひ行かねばです。上記サイトのトップ画像、眠れる森の美女の背景付セル、ものすごくキレイ・・・。これは非常にお値段高そう・・・ってすぐ金額に換算してしまうのは悲しい条件反射(-_-;)。でも実際、初期ディズニーのセルは群を抜いて高額みたいなのです。以前なんでも鑑定団で、白雪姫の背景付が2500万円だったし、デパートの美術サロンで見たファンタジアのセルなどは、背景なしでしかもホウキの精しか描いていないのに350万円でした。自分の集めているタイトルが、こんなに高額でなくて良かったです(とは言ってもイチ小娘が集めるには充分高額)。まぁディズニーの名作だったら、それくらいの価値はあってしかるべきかと思います。アメリカに文化財保護法があれば、国宝指定されているかもしれないくらい。東京都現代美術館、行かねばとは考えているのですが、自宅からちと遠いのが難点。木場ってどこ!?　清澄白河駅なんて一度も聞いた事がない！何線!?!?

  2006年07月30日

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• 若冲と江戸絵画展　行きました

  東京国立博物館　８月27日(日)まで「プライスコレクション　若冲と江戸絵画」沢山の日本画を所有するプライス氏という方(アメリカ人)、大学時代にたまたま古美術店で若冲の絵を見てしまい、それ以来すっかり江戸絵画にはまってしまったもようです。何だか分かるような・・・全然買うつもりのなかったお店で、お宝に一目惚れ・・・そして集め始めたら抜け出せない(-_-;)。若冲の彩色画、昔見たことがあったので、ものすごく細かいんだろうなと分かっていたつもりでした。でも本物を見たら、頭で想像していたよりずっと細かかった。「紫陽花双鶏図」のニワトリのとさかにびっしり描いた白い点々、目がちかちかします。「鳥肌」を面倒がらずに本当に描くとこうなるんですね。あまりに鮮やかで豪華なニワトリちゃんに圧倒されそうですが、本当のニワトリってこんなにきれいな鳥だったっけ？白色レグホンしか見たことないから分からないんですが。チャボや名古屋コーチンだと、こんな風に尾羽に白と黒の斑入り模様が入っていて、たてがみが金色に輝いているのでしょうか？墨彩の掛軸や屏風もたくさん展示されていて、極彩色の画とはがらっと雰囲気が変わってこちらも良かったです。ささっと一気に描きあげているのに、鳥も虫も生き生きしてました。どの鳥も目が可愛いです。ちょっと楕円形の丸っこい目に、ちっちゃい黒目。眠い時は下まぶたが持ち上がって半目になるところがまた何とも愛らしい。さらにヒヨコがまた可愛いです。丸くてコロコロして、東京銘菓ひよ子のようで、一口でパクッといけそうな・・・。あとは、葡萄の絵が特にそうでしたが、墨だけなのになぜか色がついて見えるのが不思議でした。カラーの葡萄の葉や房を見ているような錯覚がします。とても鳥の絵が上手な絵師ではありますが、人物はあんまり上手ではないみたい。「花鳥人物図屏風」中の人間はオバＱのようでした。ひょっとして人間に興味なし？とりあえず実家の八百屋を弟に継がせたのは正解では。継いでいたらこんな絵は生まれなかったし、多分八百屋もつぶれていたと思われます。

  2006年07月17日

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• ポンペイの次は若冲

  本日７月４日から東京国立博物館で開催されている「若冲と江戸絵画展」、前売券を買っちゃいました。これで行かないと1100円損した計算なので、絶対に行くでしょう。やはり一番のお目当ては伊藤若冲の細密画。若冲の絵は大学時代、三の丸尚蔵館(皇居内)で動植綵絵全30幅のうちの10幅を見たのが最後です。一度見たらちょっと忘れられない、他の追随を許さない、とゆうか他の人はこんなに細かく描かないだろうというしつっこい細かさが何ともツボです。でも若冲の作品がそれほど存在するとは思われないので、きっと展示の９割以上は他の絵師の作が並ぶんだろうなあ。・・・なんてまだ公式サイトを確認していないので、これから見てみます。

  2006年07月04日

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• ポンペイの輝き展　行きました

  Bunkamura　ザ・ミュージアム　６月25日(日)終了「ポンペイの輝き」この展示に行ってから、今日までの２週間の間にあまりに色々な事があったので(Ｗカップ中継とそのための寝不足も含む)、早くも展示内容がうろ覚えになりつつあります。(^^;)ポンペイは紀元前から紀元後くらいに栄えた南イタリアの都市で、西暦79年８月24日の噴火であっという間に廃墟になった所です。たった丸一日で全滅なんて、住んでいる人にとっては冗談じゃない災難です。ポンペイ人じゃなくて良かったーぁ。展示品は全部火山流の下から発掘された物です。大まかに分けると、１　避難中の住民が身につけていた装飾品２　住宅の壁画、家具３　避難民。つまり死体!?　　…を、樹脂で型取りしたレプリカでした。装飾品は展示物が小っちゃいので、混んでいる中、狭いガラスケースを覗き込んで中を見るのは労力を要しました。こまごました指輪、ピアス、腕輪、ネックレス、コイン、メダル・・・数が多い上に、皆似たり寄ったりで、あまり各々の違いが良く分からず。一番目を引いたのはやっぱりフレスコ壁画です。一部屋の壁三面がそっくり会場内に移築してありました。イタリアからどうやって持って来たのか??色も絵も鮮やかで、とても2000年前のものとは思えない保存の良さ。中でも面白いのは「サルウィウスの居酒屋」という建物の壁画です。居酒屋店内の客の様子を描いてあるのですが、サイコロ賭博中にもめて店をつまみ出される客の図とかあって楽しいです。壁にトホホなお客の絵が描いてあったとは、「こういう方はお断り」みたいな意味？そして樹脂レプリカ。それぞれに「いつ、どこの建物の何階のどの部屋で、どのように命を奪われたか」の説明があるのです。よくここまで判明しているなと思う反面、ここに運んでくる労力の割に？興味がいまいち沸かなかったのも事実です。フレスコ画は漆喰の壁が乾かないうちにあれだけの面積を描き終えないといけないし、モザイク装飾は手間もお金もかかるしで、時代を経ると作られなくなりました。でもそのぎこちない味わいがなかなか好みでして、一度自分でもやってみたいなぁなんて考えています。もちろんお手本はポンペイ壁画で。

  2006年07月01日

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• ポンペイの輝き

  渋谷のBunkamuraで６月25日までやっている「ポンペイの輝き」という展覧会のチケットをもらいました。ポンペイといえばフレスコ画、床のモザイク、紀元１世紀の遺跡、ナポリの隣り、南イタリア、暑～い所、ヴェスヴィオ火山、ふにくりふにくら、鬼のパンツは100年履いても破れない・・・なんて言葉を思い出します。(一部誤解あり)せっかくなので今度の土曜か日曜に行ってみようかなと思っています。チケット２枚もらったので、よかったらどなたかいかがです？まぁ誰も名乗り出なければ、一人で見てきて、帰りに渋谷の某所でセル画チェックして来るでしょう・・・。

  2006年06月14日

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• プラド美術館展　行きました

  東京都美術館　６月30日(金)まで「プラド美術館展」この展覧会に行ったのは、もう２週間近く前のことです。上野公園の桜はすっかり見頃を過ぎていましたが、それでも休日。お花見宴会真っ盛り。全員黒尽くめ＆茶髪・金髪の、ホストとホステスらしき一団のお花見合コン姿が異彩を放ってました。ぐりぐりも、一緒に行った友達も、プラド美術館本体へ行ったことがあります。だから今回の出品作は全部一度見ているはずなのですが・・・・・・お互いに「こんなのあったっけ!?」・・・ものの見事に記憶から消されておりました。ぐりぐりが見た覚えがあるのは２・３点で、あとはすっかり忘れてました。出品数は81点。この位の数が疲れなくて良いです。(プラド美術館本体は倒れそうになるほど疲れる)全部見て、一番印象に残ったのは「フェリペ一族の顔って、変わってるなぁ・・・」ということです。(^^;)曲がったくちびる、長い顔。違う画家が描いても、いつもこの顔なので、本当にこうだったんだなぁと妙に納得しました。王族＝美男美女というわけではないのだな。パンフレットでうたう通り、エル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ルーベンス等々そうそうたる画家の作品がずらっと並び、どれも素晴らしかったです。友達はティツィアーノが好きで、「ヴィーナスとオルガン奏者」の絵を見て「女の人の肌、触ればへこむんじゃないかってほど柔らかそうに描いてあるのがすごい」と言ってました。そうか～そういう見方もあるのね(^^;)。逆に超リアルなボデゴン(＝静物画)の展示では、「本物そっくりな死んだ魚や鳥がイヤ」と足早に去ってました。ぐりぐりはボデゴン好きなので、じーーーっと見入ってしまうのですが。出口間際に、巨匠ゴヤの絵が７点ありました。決して大きな絵ではないのに、迫力が違いました。10cm平方メートル当りのメッセージ力はゴヤの右に出る者はいないんじゃないかって思うほど。200年も前の人が描いたとは思えない緊張感がありました。一方で宮廷画家として王家に気に入られ、一方で黒くて怖い絵を描いたり風刺画も手がけたり。どちらか片方だけの画家はいますが、両方ってのが巨匠だなぁー。こちらで出品作が少～し見られます。

  2006年04月20日

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• 東博に渡岸寺十一面観音がご上京

  本日会社を有休いただいて、東博で開かれている例の「最澄と天台の国宝」展に行ってきました(職場の皆様、いつも仏のためにお仕事休んですみません(^^;))。そこに立ち並んでいたお宝仏像がどんなだったか、寺だよりに書こうと思うのですが、その前に東博につきまして大変な情報？を２つほど入手しましたのでお伝えします。その１。東博常設展の観覧料が値上げになるそうです。東博だけでなく京博と奈良博も、今年10月1日から以下のように料金改定だそうです。東京国立博物館・・・一般600(現在420)円　大学生400(現在130)円京都国立博物館、奈良国立博物館・・・一般500円　大学・高校生250円九州国立博物館・・・現行据え置きこの微妙な値上げ額。。。１人あたり200円多めに集めたところで、独立で採算がとれる金額に達しているのか怪しいところ。どちらにしてもやり繰りできず税金頼りなら、値上げしなければいいのにな～ぁ。なんて不平は次の情報で吹き飛ぶのでありました。その２。今年10月３日～12月３日、東博で「特別展　仏像　一木にこめられた祈り」という素晴らしいタイトルの展示が催される模様です。そこにですね、非常に有名な、国宝で門外不出、仏像好きなら誰でもよくご存知の、一度は拝みたいけれど行きづらい場所にある、土門拳が「首のなる木」と称し、見仏記では「セクシー観音」と称される、大きなイヤリングと笑う暴悪大笑面が魅力的な、例のあの像がお出ましになるそうなのです。これは驚き。たとえ観覧料金が１人5000円でも行かなければならないでありましょう。本日は取り急ぎここまでで。

  2006年04月05日

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• 大人買い(自分の場合)

  「大人買い」する時、何を買うかは人それぞれ。ＣＤだったり、ハードカバーの本だったり、食玩１ケースだったり、フカヒレだったり・・・。自分の場合はこれです(上の写真)。　天台の国宝展とプラド展の前売券、合わせて６枚なりけり。前売券の方がお得だからと、チケットショップで買って来ました。7000円近くしました。こう考えると美術展って安くないですね。ホイホイ行っていたけれど。これからはもっと心して見なくちゃ(ただでさえ食い入るように物を見て動かなくなると言われるのにこれ以上!?)。もちろん一人で６回行くわけではありません。２人×３回です。前もって買っておくと、絶対行かないとって気になるので良いかも。

  2006年03月26日

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• 特別展がいっぱいです

  ３月下旬からあちこちの美術館＆博物館で、気合いの入った特別展が始まる予定です。まず東博で「最澄と天台の国宝」展、３月28日から５月７日まで。「国宝31件、重文100件」とキャッチコピーにうたうほど沢山のお宝を集めに集めたもようです。おそらく前期・後期で展示替えがあるから、２回行くことになるでしょう。運慶仏も展示リストに入っていたので間違いなく拝めそうです。次に東京都美術館で「プラド美術館展」、３月25日から６月30日まで。ゴヤもベラスケスもエルグレコもルーベンスも来るらしいです。プラドの目玉絵画のひとつ、ムリーリョの「無原罪の御宿り」まで来ちゃうので、本家のプラド美術館はこの期間どうなってしまうのでしょう？　まぁベラスケスの「ラス・メニーナス」やゴヤの「マハ」はさすがに来日しないから大丈夫か。あっ一応ティツィアーノも来ます。でも彼はどこにでもあるからな(失礼)。あとBunkamuraザ・ミュージアムで「ポンペイの輝き」展、４月28日から６月25日まで。何年か前に江戸博かどこかで、大規模なポンペイ展を見たような・・・でもまだまだ山のように素晴らしい壁画やモザイク床の断片があるみたいなので、何度見に行っても同じ物に出会う事はないでしょう。というわけで、気になるところ。各特別展の日程と、自分の休日をにらめっこして、有休取らずにどう都合つけようかと必死で考え中です。。。以前、終業時刻が５時半だった時は、金曜日に会社を定時で飛び出して上野に行ったこともありました。でも今は６時終業なので無理そう。うーんー。

  2006年03月12日

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• やっぱりぶれた

  日曜日に行った東博の常設展示。フラッシュ・三脚なしなら写真を撮っても良いということで、今回初めて撮影してみました。結果は上↑の通りでありんす。や、やっぱりフラッシュなしではこうなるのね・・・。ものの見事にぶれました。大切な展示品を守るため、館内の照明は落とし気味です。特にこの一階入って右手、彫刻室は一段と暗いのですよね・・・。やはり自分の両目でしっかり見て、焼き付けて帰らないとだめですね。ちなみに写真は薬師寺の十一面観音菩薩立像、平安時代の木造です。頭上の小面もきっちり彫り込んであって、手抜きのない仕事っぷりが実に良かったのです。・・・画像じゃ分からないんですが・・・。

  2006年02月13日

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• 書の至宝展　行きました

  東京国立博物館　２月19日(日)まで「書の至宝　日本と中国」展入口のチケット売場で、当日券を買おうとお財布を取り出していると、背後から肩をたたかれました。振り向くと初老のおじ様。おじ様は「余ったからあげるよ」と招待券を１枚ぐりぐりに手渡し、お礼もしたかしないかのうちに足早に去って行ったのでした。きゃーおじ様すてき！チケットありがとうございます。ラッキ～～♪v(^^)vさて「何が書いてあるかさっぱり分からない」というぐりぐりに、友達の答えは「分からなくても、白黒の絵が描いてあると思えばいいじゃん」とのこと。書の展示だから来館者は少ないと予想していたらあっさり裏切られ、入口まで待ち時間30分でした。入った後も混み混みです。ただお客の層が比較的ご年配のせいか、皆様背が低いようで!?、私ほどの身長があれば遠くからでも見えました。とほほ(^^;)内容はさすが東博、国宝＆重文の目白押し。上海美術館からやって来た展示品も、国宝に匹敵するレベルと思われます。展示数もとにかく多く、見ても見ても終わらない。12時に入って15時半に出てきたくらいです。書についてサッパリな自分でも、「楷書」「行書」「草書」のそれぞれの違いは見れば分かりました。そして中国・漢時代の文字は、紀元２世紀のものなのに、今でも使っている字があってちょっと読めました。さすが「漢」字。日本の平安時代以降になると、文字を書く料紙のほうも凝ってきて、字は分からなくても紙の文様や金銀吹流しの美しさで見ごたえありました。一番の収穫は、無数の展示品の中で、自分のお気に入り「これはいいかも!?」な書が何点か見つかったことです。知識不足で細かいことは分からないけれど、何となく好きな字だ～というのが発見できました。ところでこれだけ長い巻物に、こんな沢山の字を、一ヶ所も間違えずに書くなんて・・・すごいプレッシャーですねえ。特にお経関係は完璧さを求められそうで真剣勝負なのでは？　もし最後の最後で、墨をぼたっと垂らしちゃったらどうなっちゃうんでしょう。

  2006年02月12日

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• 明日は東博

  明日友達と、上野の東京国立博物館で開いている「書の至宝展」に行くことになりました。文字に興味があるどころか、全くもって読むことすらあたわざる自分と、書が好きだという友達。ひょっとしたらこの展示がきっかけで、自分も古文書の世界に開眼し、どっぷりはまったりするのでしょうか？？今のところ、特別展よりも平常展の絵巻物や仏像のほうが気になっています。平常展は撮影許可なので、デジカメ持って行ってきます。

  2006年02月11日

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• 「書」はまだまだ分からない

  自分の知識不足・勉強不足のせいでありますが、「書」というものの上手い下手の違いが未だにサッパリ分からないのです。大学の頃は仏像より絵巻物にはまっていたので、絵巻物の「詞書」(ことばがき。絵と文字が交互に出てくる絵巻の、文字の部分)の文字が読めたらどんなにいいだろうと思っていました。とはいえ、どこをどう読めばそうなるの？そもそも文字全部つながって見えるんですけどというレベルだったので進歩せず。上手下手が分かるどころか、何を書いたのかさえ読めないまま今に至ります。でもって今日、とあるお茶会の券をいただいたので、行ってきました。そこで掛物(かけもの。お茶席内の床に掛けてある掛軸で、偉いお坊さんの書とか、昔の武将の手紙とか、あっさりした水墨画とかが多い)が掛けてあって、拝見したのですが、どこがどうすごいのかまるで分かりませんでした。片方の席は現在の有名な方が書いた筆文字。これはかろうじて読めるけれど、果たして上手なのか？はて。ぐりぐりでも書けそうな字・・・なんていう考えは間違い？　もう片方の席は何百年も昔の名のある人が書いた手紙。一文字も読めません。というか字？みみず？ミロの絵？？今東博で開催されている特別展「書の至宝－日本と中国」、友達に行こうと誘われました。行ってちと国宝か何か見て、学習した方がいいのでありましょうか。。。

  2006年01月22日

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• 東博のメルマガ

  東京国立博物館のメーリングマガジンに登録しているのですが、これが予想以上に頻繁に送ってくるのです。少なくとも週に１回、最近では一昨日と今日と送ってきました。内容はというと、今何が展示されていて、それがいつまでで、次は何にするかとか、いつの日が留学生は入場無料とか、講演会の日程とか、まあそんなところです。もうちょっと学芸員の裏話や、展示品の由来等も載せたら楽しみなのになー。見ないでいると受信メールボックスにどんどん貯まっていきます。そういえば思い出したのですが、大学で仏像の授業を担当していた講師の先生が東博の学芸員でした。いつもにこにこしていて、私のようなへぼ学生にも親切だったのでこっそり憧れていたりして・・・。今はどうしているかなぁ。まだ東博におられるようですが。

  2005年12月22日

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• 1000円→2800円に！

  もう10年以上も昔、美術館へ行って買った特別展のカタログ。1000円で買ったものの、何年も開くことなく埃をかぶり、本棚の肥やしとなっていました。もうまったく見ることもないので古紙リサイクルに出そうと思い、ペラペラめくってみると、なかなか図版はきれいです。捨てるのももったいないので、試しにヤフオクに出品したところ、な、な、なんと最後は2800円で落札されました！なぜだー。なぜこれが。こんな傷だらけで、あろうことか小口には蚊のフンがしみついた古本なのに!?嬉しいを通り越して、これでいいのだろうかと心配になってきました。

  2005年10月26日

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• 写真を撮ってもいいなんて

  過去何回も、何十回も東京国立博物館へ行ったのに、全然気付きませんでした。一昨日初めて知りました・・・。館内写真撮影ＯＫだということを・・・。入口付近の注意書きをよーく読めば、「フラッシュ・三脚を用いた撮影禁止」と書いてあったのでした。つまりフラッシュなしで手で持って撮影するのは構わないようです。「週刊百科　美術館を楽しむ」の東博の巻(NO.11)にも撮影可と載っていました。(特別展はダメみたいです)そうなのか・・・知らなかった。美術館・博物館＝撮影禁止、だと思っていたので目からうろこです。

  2005年09月26日

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• ドレスデン国立美術館展　行きました　続き

  昨日の続きでっす。フェルメールの他に「おおっ!!」とのけぞった絵は、バルタザール・デンナー作「すみれ色のスカーフを被る老女」です。今まで聞いたことのない画家名ですが、これは写真だとしか思えないほどの迫真に迫るお婆さんを描いています。お婆さんの顔のシワシワ、毛皮の襟巻き、気合入りまくりです。それから風景画がたくさん展示されていたのもうれしかったです。ヴェネツィア風景を描くカナレットはもちろんですが、その甥っ子というベルナルド・ベロットっていう人も大画面のわりに細かい描き込みが念入りで良かったです。前から気になっていた、フリードリヒという風景画家の絵も３点来ていて、独特の冷たい突き放した感じがなかなか好みでした。あとは、マイセンが有田焼や清朝の焼物をそっくり真似して作った陶器が面白いものでした。「そのまんまパクっていいのだろうか」とあきれるほどそっくり。一応、展覧会の第２の目玉＋第３の目玉はレンブラントとティツィアーノでしたが、まあ別にそれほどでもという印象なので(お好きな方すみません)、特に感想はなしです。(^^;)

  2005年09月04日

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• ドレスデン国立美術館展　行きました

  国立西洋美術館　９月19日(月)まで「ドレスデン国立美術館展[世界の鏡]」家で旅行の片付けをしたかったのですが、フェルメールが目玉のドレスデン展がそろそろ終わってしまいそうだったので、のこのこ行ってみました。土曜日だし大混雑だろうなぁ、並ぶかなぁ・・等の悪い予想は外れ、意外と空いていました。フェルメール以外の出品が地味目だからでしょうか。絵画よりも分度器とか地球儀とか、工芸品の数が多かったです。でもってフェルメール「窓辺で手紙を読む若い女」、うーんやっぱすごい。女の子の服の、金色の刺繍糸が本当に光っているように見えます。窓ガラス・窓枠・カーテンとバラバラの素材を見事に描き分けて、触れそうなくらいです。一番すごいのは女の子の手前でくしゃくしゃになったテーブルクロス。トルコじゅうたんみたいな生地のモコモコが驚くほどリアルで、そこに実際に貼っつけてあるとしか思えません。油彩なのに全体に絵の具があまり盛ってなくて、テンペラかフレスコか古い写真みたいな印象を受けました。そのほかの作品はまた明日。。。

  2005年09月03日

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• やっとカタログをゲットです

  前から欲しかった「空海と高野山展」のカタログ、やっと手にすることができました。ネットオークションで安く落札したのです。便利な世の中になったなぁ～～。まだパラパラめくっただけですが、背厚３cm・重量２kgはあろうかという豪華本です。製本も変わっていて、表紙がじゃばら折り、本文は両観音折りを多用する凝った仕様。こんな重い本、上野から買って帰ったら大変だろうなぁ。

  2005年08月11日

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• あの幻の画家の絵が見られます

  上野の国立西洋美術館(西美)で現在開催されている「ドレスデン国立美術館展」に、あのフェルメールの絵が１点来ているらしいのです。これは行かないと～。今まで、フェルメールの絵は３枚しか見たことがありません。全部で38だか39点しか見つかっていないので、なかなかお目にかかれる機会はないはずです。せっかく東京に来ているのだから何とか見たいものであります。ただ、フェルメールありの特別展に行くと、いつもそれ以外の絵がどんなだったか忘れるんですが。フェルメール以外になんの絵を見たか、まるで記憶に残らない・・・。よっぽどその１点の印象が強烈なのでしょうか。それとも記憶力の問題!?ホームページはこちらです。100円分割引になる券もあります。

  2005年07月23日

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• 祈りの美－奈良国立博物館の名宝－展　行きました

  神奈川県立金沢文庫　６月５日(日)まで「祈りの美－奈良国立博物館の名宝－」展この特別展に行ったのは、奈良に行く少し前でした。せっかく近場に奈良博のお宝が来ているのなら行ってみようということで。奈良博が所蔵している仏像、絵巻物、経巻など仏教関連の品々が、はるばる金沢までやって来ています。中には国宝・重文クラスもあるので、入場料500円はお得かも。展示点数が少ないのが幸いして、最後まで１点１点に集中して見ることができました。一番のお目当ては平安時代の絵巻物断簡「辟邪絵(へきじゃえ)」。学生の時見たことがあるような気がするけど、また見たかったです。悪鬼をちぎっては食いちぎっては食いしている「天刑星」という鬼神の絵と、やっぱり悪鬼を８本の足でがっちりつかんで放さず食べちゃう巨大虫「神虫」の絵が展示されていました。悪い病気や災厄を振り払ってくれる神様なのにけっこう怖いです。今は断簡になってしまい、切り離され掛軸になっています。でも平安時代、暗い夜中に蝋燭の灯火ひとつで、この絵巻をちょっとずつ繰り広げていってこの絵が出てきたら怖かったでしょうねえ。それから入口を入ってすぐの所にある、奈良時代の銅像薬師如来坐像が若くて清新な感じがして好印象でした。興福寺国宝館にある、山田寺仏頭を連想しました。金沢区太寧寺旧蔵の「十二神将立像」も小さくて(60cm位かな？)すばしっこそうで良かったです。ちょっと変わっていたのが「走り大黒」と呼ばれる大黒様？の木造彫刻。大黒様が走ってる！しかも全速力で・・・。丸いお腹を前に突き出し、風に袂をなびかせてすっ飛んでいるお姿。お顔はちょっと笑っている。笑いながら全速力で走るのってどんな状況？何があったんでしょうか。

  2005年05月29日

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• ルーヴル美術館展

  横浜美術館(略して浜美)でルーヴル美術館展をやっているようです。ちらっと行ってみようかと考えましたが、休日にみなとみらい近辺を訪れた人が「横浜美術館、建物の外まで行列が並んでてすごかった」と言っていたのでやめました。休みなのに疲れそう。そういえば随分前にルーブル美術館に行ったはずなのに、そこで何を見たかほとんど記憶がない・・・。ちゃんと覚えているのなら浜美に行く必要もないのになあ。あんまり前なのですっかり忘れた。広すぎてくたくたにへたばったのは覚えています。

  2005年05月15日

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• ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展　行きました

  国立西洋美術館　５月29日(日)まで「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」ふらっと上野に行ったら、たまたま西美でラ・トゥール単独の企画展をやっていることを発見！えーっホントに来てるの、これはラッキ～～♪てなわけで早速見てきました。ラ・トゥールは17世紀前半フランスの画家で、時代でいうとバロックか。展示の説明によると、真作は約40点しかないんだそうです。うっわーフェルメール並み。現存作品が少ないだけあって、西美の展示も模作とか銅版画とかを並べて数を稼いでるところがあります。それを差し引いても、真作がこれだけ集まるなんて嬉しい限り。画風は、カラヴァッジオをもっと明暗効果きつくして、登場人物の仕草を穏やかにした感じでしょうか(^^;)。カラヴァッジオ好きならこちらも好きなはず。特に「聖ヨセフの夢」と「ダイヤのエースを持ついかさま師」と、模作「大工の聖ヨセフ」が一押し。「ダイヤのエースを持ついかさま師」は見ていて飽きません。下の写真は、まだつぼみばかりの上野公園の桜の中で、早咲きで注目を浴びていたしだれ桜です。

  2005年04月01日

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