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世の中にうまい話はない!
声を大にしてきっぱり言います。 仕事柄、いろいろな中小企業の オーナー様からご相談があります。 その中で、まあ、1年に数回、 こんな話があります。 「先生、お金、借りてくれる会社、 あるかなあ?最大で10兆くらい」 ほらきた。今回はどんな御伽噺かなあ? 「いやね、知ってるビデオ屋の社長から 聞いたんだけどさ・・・・」 はい、詳細説明。 第二次大戦の時、日本の某将軍が中国で集めた (国と登場人物は毎回変わりますが)金塊が 終戦の時にアメリカ中央銀行にある。その時に アメリカに金塊引き渡した中国系アメリカ人に、 その一部が銀行からお礼としてその中国系アメリカ 人に渡された。その額10兆円!!(まあ、言うだけ だから1000兆でもいいのだけど) これを日本に送って、そこで財団を作って世界平和に 役立てたい。 ・・・・・で?勝手にどっかの財団に 寄付すりゃいいじゃん。 ところが、その中国系アメリカ人は老齢で、 孫が運営するのだけど、お金はがんとして世界平和 以外には使わない!としているので、 財団の運営資金がない。だから、日本の企業で、 世界平和のための何かをしてくれるというなら この金を貸すから、20%を孫と財団にバック してくれ。 と言うお話。 じゃあ、話は簡単。私の口座に 10億でも20億でも振り込んで! となるのだけど、ここからが 大騒動になるわけ。 まず、基本的に送金先は1部、2部上場企業しか 不可。例外として将来的に上場する予定がある 会社なら内容によっては可。 ここがミソです。 で、関わった方々は本業そっちのけで 金借りてくれる会社探すわけでして。 そしていよいよクライマックス。 「じゃあ、明日10億、御社口座に 振り込みますから、3000万円、 私たち日本サイドのエージェント に手数料前渡(前払い)で下さい」 さてその後、3000万円はどうなったのか、 10億は振り込まれたのか!? ご想像にお任せします。 私自身は関わったことないです、当然。 でも、周りで引っかかって半年一年 振り回されちゃった人、結構います。 で、面白いのは、その財団関係者、 殆ど「オフィス」がない。喫茶店や ホテルのロビーが商談場所。 で、面接と称して次々にいろんな 融資希望者とお会いしますが、 ご自分で飲食代支払いません。 大体一日喫茶店占拠して、最後に 「あれ、財布忘れた、ごめんごめん、 ちょっとタクシー代貸して」 なんて方もいらっしゃるみたいで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月17日 17時41分36秒
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