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一生のうちに、誰でも1回は・・・・
”絶対に寝坊できない日”というのがあるはず・・・・・ いえ・・・正確にいうと”寝坊したくない日”というのもあるはず・・・・ ・・・そう、私にも”その日”があった。 なのに・・・・ なのに・・・・ 忘れもしない。 いや、忘れることが出来ない.・・・・・・・遠いあの日。 その日は、念願の一世一代の大イベント(?) ”戴帽式”の日だったのです。 実習に出る前に、初めてキャップをかぶせてもらえる。 ”神聖な式典” 真っ暗な場内には、アベマリアが厳かに、流れ・・・・ ナイチンゲール像のもつ炎から・・・ ろうそくに炎をもらい・・・ 消さないように・・・・ ゆっくりと・・・・ゆっくりと・・・・場内を歩く・・・ そして・・・・・ナイチンゲール誓詞を誓う。 この日をどんなに、アコガレ・・・夢見ていた事でしょう!! なのに・・・私ときたら! 自分の記念すべきこの日に・・・・・・寝坊です・・・・・ 当時、1人暮らしで・・・・起きた時には、すでに集合時間。 半泣きで、飛び起きた私は、一心不乱で、原チャリを全速力でとばし・・・・ 大通りをまっしぐら! いくつモノ信号待ちも待ちきれずに・・・ 原チャリ集団の中を、ダントツで駆け抜けた! 誰よりも早く、誰よりも必死に。 すると、思いがけず強敵が現れた!! 「そこの、JOG!!そこのJOG止まりなさい。 はい!そこの信号の横にトマリマサイ!・・・・・」 マジッ!! 思わず我慢しきれず、流れる涙・・・・・ 「泣いてもダメやしね。信号無視もね。ほら、これ見てみなさい。あなた15キロ オーバーね。」 しかも、記憶が確かなら罰金は12000円だったと思う。 ・・・・涙は、いつしか怒りに変わっていた。(笑) そして・・・ 今!まさに式が終わろうとする、級友たちの声援をうけ(笑) 先生の冷たい視線を感じながら・・・・ 1番後ろで・・・・・うっうっっ・・・(涙) 式では、みんなと一緒に泣きましたね。 一味違う、しょっぱい涙でしたね。 今思い返しても・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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