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幼かった頃の私は、通知簿に登場する文句は決まっていた。 注意散漫(ワスレモノの王者)・天真爛漫・気分にムラ(授業中興味がないと、絵ば かり描いている)・活発。 どれかの文句かは、必ずセレクトされており。 それらは・・・・充分、幼心を傷つける要素も、持ち合わせていた。 更にさかのぼること、幼稚園時代。 親に頼んで、どうしても・・・・ヤマ○のオルガン教室に行きたいと強請った。 我が家は両親が、仕事を持っていたので 同伴ができない親は、行かせるのをためらった・・・・。 しかし、私は1人で通わせてもらえることになった。(^^)ニヤニヤ (押しの一手・・・) カトリックの幼稚園で、園舎のひとつを借りて開かれる週1回くらいの教室。 午後の、人気のない園舎は広く。天井は高く。 白いペンキで塗られた、上下開閉の窓枠。 そこから、眩しい緑の葉が揺れていた。 静かな午後。 脱け出すと・・・・響き渡る、オルガンの音色。 ・・・・・・ふと目をやると。 ”ブォ~~~ん。ブぅ~~~ぶぉ~~ん~” 害虫除去作業車が、道ひとつ跨いだ向こう側の民家の中で、真っ白い煙を発射してい るではないですか! ・・・・すごいっ・・・・。 目が離せない・・・・・・。 そのあと、園庭に続く・・・薄暗い廊下の横には、紙芝居が並べてあり。 もちろん!思う存分堪能。。。。 ついつい、見とれて教室は・・・いつも、知らないうちに終わっていた。 「オルガン教室の発表会」では、私の担当は何故か、カスタネットだった。 (・・・・いうまでもない・・・・。) そして、致命傷は・・・・1本の電話。 もう、オルガン教室にはこなくていい。ということだった。(泣) 授業にならない・・・らしかった。 (もちろん、両親のお叱りを 充分に受けるハメに!) あれから・・・・子どもを授かって、親となった私。 時代は変われど・・・・・「君らしさ。」 いつも・・・・何処にあるのか、探し続けながら。 同じ時期を重ねてみる。 いっぱい、自分を出して。 自己主張して。 いっぱい泣いて、怒って、笑ってみよう。 今の時期だからこそ、自分を思う存分さらけだしていい。 けっして、よい子じゃなくていいんだよ。 今は、ほんの通過点にすぎない。 いつの日か・・・・ きっと。 1人で生きていく為の、かけがえのない木軸を残すはずだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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