|
テーマ:今日の出来事(292942)
カテゴリ:身の回り
人間ドックへ行きました。初めてMR検査を受けました。海堂 尊の小説「ナイチンゲールの沈黙」でがんがんトンネルと呼ばれるものです。 午前中に受けた普通のドックでは、高層ビルの上層にあって、きれいな検査技師さんがたくさん居て、「ベッドに横になって頂いてよろしいですかぁ。」などとバカ丁寧にあつかってくれました。 お昼をごちそうになって(料金に入っているのでしょうが)、いよいよ未知の領域へ。 MR検査は別の場所にタクシーで行きます。着いたところは、大きな病院の裏口。コンクリート造りの物置のような小屋があり、「MR室」と小さな表示がありました。 物置の中は、2畳ほどの待合室と半畳ほどのロッカー室とトイレの奥に検査室があり、検査室には分厚いドアがあります。本当に、ここで検査するんだ。 私は2人目。最初の人が検査を受けている間、午前中のバリウムが降りてきたので、トイレへ行って、無事第一陣が出ました。これまでの経験から最初の1回が出れば固まらないで出てくれます。 20分程たって、一人目が終わり、検査室へ入ります。眼鏡、時計、財布をおいて。ロッカーのカギは磁石に付かないので持っていて良いそうです。 「がんがんいうので耳栓をしてください。」。スポンジ状のを丸めて耳に押し込むととたんに静かになります。 おでこを固定され、目をつぶっていると、何かに覆われる気配がして、始まりました。 おでこの前でカンカンカン。右上でカンカンカン。左上でカンカンカン。 これが4回ほど繰り返されます。太鼓と木琴は音色がその都度変わります。 最初のカンカンカンで焦点を合わせて、太鼓と木琴で違う検査をしているのかな、この音は耳からきこえるのかな、それとも脳へ直接感じているのかななどと想像しているうちに検査が終わりました。 外へ出ると秋の日差しがまぶしく、近くの駅に向かって歩いていると、なぜかぐったりと疲れているのを感じました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|