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気ままな生活

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2009.06.21
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カテゴリ:エコプロジェクト

昨日の続きです。

いすみ環境と文化のさとの施設を借りて、油を絞りました。誰かを説教するのではなく、菜種の油を絞りました。

昔、といってもそれほど昔ではなく、戦後まもなくまでだったのでしょうか。畑になたねを播いて種を取り、絞った油を食用にしていたそうです。そのために、村々に搾油所があったそうです。しかし、化学的に抽出する工場ができて安い油が輸入されると急速に廃れていったのでしょう。

そんななか、食料自給率の低下、地球温暖化対策としてのバイオ燃料、遊休農地の活用などの背景があり、自分たちで菜種を育て油を絞り、食べて、廃食油から燃料を作り、油粕を肥料にして菜種を作るというエコプロジェクト運動が起こりました。

そんな人たちが採取した菜種から油を絞るイベントが行われたのです。

まず、展示してある唐箕をつかってゴミを分けました。
DSC09379.JPG
右のハンドルを回すと風車が回り風を起こします。左の上から菜種を入れると風で吹き飛ばされて重い種は下に、軽いゴミは左へ飛ばされ、分けることができるのです。

DSC09384.JPG

上からゴミ混じりの種を入れているところです。

DSC09386.JPG

おじさんたちが、それぞれ、うんちくを傾けて、楽しそうにやってます。

DSC09391.JPG
そのうち子供達もやってきました。

DSC09404.JPG

ゴミを除いた菜種を搾油機にかけてしぼると菜種油が採れます。ペットボトルの油は濁ってますが、しばらく置くとオリが沈んできれいな油になります。舐めてみるととても良い香りがします。

右は油粕ですが、まだたっぷり油が残っています。鶏糞と混ぜておくとすばらしい堆肥になるそうです。

さて、原価計算してみると1リットル数千円になってしまうでしょう。実際、ネットで機械絞りの菜種油の値段を調べてみるとわかります。一方スーパーでは1リットル数百円でサラダオイルが買えます。あなたはどちらを選びますか。

世はSAVE THE FUTURE などといってお祭り騒ぎをしていますが、温暖化対策には相当の痛みを強いられるという覚悟が必要です。だからやめろと言うのではありません。

覚悟の上で楽しくやろうではありませんか。






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Last updated  2009.06.21 21:38:40
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