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カテゴリ:千葉県の外
京の三大祭りのひとつ、祇園祭にやってきました。 祇園祭とは、八坂神社の祭礼で869年に全国各地で疫病が流行したので疫病退散を祈願して始められた「祇園御霊会」が起源とされているそうです。(宵山・巡行ガイド2009より)新型インフルエンザが出た今年は起源にピッタリといえるでしょう。 祭りの期間は7月1日から31日までですが、14から16日の宵山と17日の山鉾巡行がメインイベントでしょう。10日から鉾建てがあり、20m以上もある鉾をどうやって建てるか見てみたいのですが、次の機会としましょう。 祭りの場所は、巡行が約800m角の3辺程度。山鉾が置かれるところもほぼこの範囲に入ります。京都駅から4条までは2kmぐらいあるので、京都の祭りといっても市内のごく一部で行われることがわかります。 この町内に住んでいる人や企業にとっては大変な行事で、毎年のかなりの部分を祭の準備と後始末に追われることとなり、いわば祇園祭に捧げた人生を送ることとなりますが、そこからはずれると見物の対象にすぎないのです。 山鉾は32あります。山と鉾の違いは鉾のある鉾と松が生えた山はわかりますが、よくわからないのもあります。船鉾は鉾はありません。四条傘鉾や綾傘鉾は鉾が無くても鉾です。 宵山のうちは山鉾の周りに柵があります。最初見たときは、これ全体が山鉾でこのまま動くのかと思いましたが、巡行の時ははずします。なんでこのような柵があるのかは夜になるとわかります。この狭い路地に人があふれ、柵がなければ山鉾はたちまち壊されてしまうでしょう。鑑賞するなら昼間に限ります。 また、山鉾ばかりでなく、着物屋さんなどでは秘蔵の屏風などを展示していて、これを覗いて歩くのも楽しみです。 こうしているうちに日も暮れ、コンチキチンのお囃子も入り、祭は、いやが上にも盛り上がります 。 小遣いを握りしめた子供達で屋台は一杯。お天気もなんとか持ちました。明日は巡行です。 写真の中央を切り取りました。こうしてみると電線、電柱がいかに景観をだめにしているかがわかります。
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Last updated
2009.07.28 07:10:20
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