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カテゴリ:身の回り
夜中に胃のあたりが痛くなって、朝になっても治らないので、近所の胃腸科に行きました。 ふつうは様子をみましょうということで胃薬をくれるぐらいかな、と軽い気持ちで行ったのですが、どっこいそうは問屋が降ろさない。 今日はなにも食べていない?じゃ、胃カメラやるから。 あなたのカメラは鼻から、それとも喉から?(ベンザのCMじゃないつーの。) でも、鼻のほうが楽らしいとポスターに書いてあったので「鼻からお願いします」 あとは、俎板の鯉か、ベルトコンベアのブロイラー状態で、順番を待つ間に、超音波でおなかを検査。 胆石はありませんね。肝臓も大丈夫ですね。ちょっと前立腺がんのマーカー試験をやっておきましょうか。 そんなとこ痛くねー。 廊下で待っている間、となりのおじさんと会話。 私「すぐ胃カメラといわれちゃった。」 おじん「予約してやっと今日だった」(へー人気あんだ) 私「鼻と喉とどっちが楽ですか」 おじん「たいして変わんねーな」 (喉からだとゲーってなるんだよね。それと変わらない?) ようやく順番が来たと思ったら、ベッドに寝させられて鼻に薬をシュッ。 待ちながら壁のメモをみると、「鼻にパイプを10cmほど入れる。痛がるなら数cmでもよい。どうしても痛がるなら喉からに切り替える。」と書いてあるではないですか。 なにー鼻にパイプを突っ込む?と、心配になったところで看護師さんが来たかと思うと、間髪を入れずに左の鼻にストローのような管をぐいっと。 それから検査室に行って、横になって、5mmぐらいのワイヤー状のカメラが鼻から胃の中へ。 喉のあたりに違和感がありますが、そんなことは構わずにグリグリと十二指腸まで。 モニターには胃と腸の境目の穴がくっきりと映っているではありませんか。 おお、私も人並みに胃と腸があったのだと感動。 人は理科の授業で人体の構造を習いますが、自分もそれと同じだとなんとなく納得しているだけ。口から食べて尻から出るけれど、その間がみな同じとは限らない。胃袋が2つあるかもしれないしね。 ちゃんと確認した人は少ないのではないでしょうか。そういう意味での感動です。 それから、水を入れたり、空気を入れたり、ピロリ菌検査のサンプルを取ったり、すべては直径5mmのパイプで済ませてしまいます。 チリの鉱山の救出劇は、地球が胃カメラを飲まされたのかと変な連想をしているうちに終了。 喉の違和感と腹痛はしばらく残りましたが、人間ドックのオプションコースをあらかたやってしまい、一安心の結末でした。 ちなみに公開できる写真はありません。あしからず。
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