|
カテゴリ:千葉の花々
東金商工会議所青年部が50周年を記念した事業「来たいョ!東金」の機関誌に東金観光三大がっかり名所なるものが紹介されていました。 なぜ、がっかり感を醸し出してしまうのかというと、これらの史跡には表沙汰にできない真実を秘匿するためのカモフラージュが施されているためだそうで、実際はすごいパワーがあるとのこと。 くわしくは機関誌を入手して頂かねばなりませんが、そのひとつが墨染の桜。見た目は枯れ死寸前のみずぼらしい一本の桜の木とのこと。 どこにあるのかを説明すると、千葉から126号(東金街道)を行き、東金有料道路終点直前に架かっている「菱田橋」を渡り、直進すると、間もなくで、橋を間違えなければ大丈夫。 桜は道の上にあります。 12世紀末(鎌倉幕府が成立する直前)、西行法師が東金山田郷に来て、京都から携えてきた杖をさして、「深草の 野辺の桜木 こころあらば またこの里に 墨染めに咲け」と詠んで立ち去ったところこの杖が芽吹いて花をつけるようになった。不思議なことにこの花は枯れても散ることが無く、枝に着いたまま黒くなるので墨染桜と呼ぶようになったとのこと。 この歌には本歌があって、上野岑雄という人が主人だった藤原基経の死を悼んで詠んだ「深草の野辺の桜し こころあらば 今年ばかりは墨染に咲け」という歌です。 主人の死を悼むあまり京都貞観寺の桜に向かって「今年は喪に服してくれよ」と詠んだところ本当に墨染の花をつけたというのです。 花見を自粛している方は、墨染の桜で花見をしてみませんか。 根本には4代目が育っています。 東金商工会議所青年部 0475-52-1101(土、日を除く9時~17時)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.11 15:42:54
コメント(0) | コメントを書く
[千葉の花々] カテゴリの最新記事
|