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テーマ:乳がんのお話(1130)
カテゴリ:乳がん
温泉デビューしました☆ 温泉を楽しむことなんて、もうできないのかな、 できてもかなり先かな、と思ってたのに! 期せずして、倍率が高い抽選の温泉宿に当選しちゃいました! そう、こういう勢いがないと、ずっと温泉に行ってなかったかも。。。
温泉が良いと評判の宿だったのと、 当選したお部屋に部屋風呂がなかったのも、 覚悟を決める良いきっかけになったかな。
バスタイムカバーという お風呂に入れる、専用入浴着を購入。 肌色でメッシュ生地のビキニのような感じで、 濡れてもバスタオルで拭いたらそのまま洋服を着てOK! という優れもの。
宿のホームページには、専用入浴着をつけて入浴していいか書いてなかったので、 事前に問い合わせてみると、すぐに「大丈夫ですよ~」と優しく答えて下さった。 なんだか、こういう暖かい対応に涙が出てきそうになる。
お部屋でバスタイムカバーを着けて、浴衣を着ていざ温泉へ。 暗い温泉でナイス!そして2,3人しかいなかったのも良かった^^
海に面した大きな窓からは、 昼間だったら雄大な海が見えるはずだったけど、 夜だったので、広~い暗闇が広がっていた。 ゆっくりとお風呂に入っていると、 無理してでも温泉に入って良かった!としみじみ思う。
数人しか人はいなかったけど、 特に誰にも気にされずに済んだことも自信に繋がった。
翌朝も温泉に! だって大きい窓からみえる広~い海がみたいもの☆
でもバスタイムカバーを着けるのも億劫に感じて、 ハンドタオルを2つ持参して入浴。 一つは首にかけて胸を隠すようにした状態で、 もう一つのタオルで身体を洗う。
身体を洗い終わったら、首にかけたタオルはそのままでお風呂へ。 身体をお湯にしずめつつ、 胸が浸かる頃に首にかけたタオルは頭へ乗せる。
青くて広~い海が目の前に広がって、 こんな風に温泉に入りながら、 こんな光景はもう二度と見れないと思ってたから、 涙が出てきた。 こんな風にお風呂に入りながら、広い海を見て“キレイ”と感じて、、、 私、普通にしてていいのかな、 普通の生活ができるのかな、と。
どなたかがおっしゃっていた。 自分が思うほど、誰も人の裸なんか見ていないと。 まあ、確かにそう。 それに、10人に1人が乳がんになる時代、 胸がなくたって、ああ、あの人は手術したのね、 くらいの世の中の方がいいと思う。
それにしても、 このタオル2枚作戦、なかなかスムーズで良かった! これからはバスタイムカバーもいらないかも、って感じです。
温泉に入れて、本当に癒された。 普通に過ごせることが何より嬉しかった。 気が付かないうちに、勝手に色々なことを諦めていたのかもしれない。 そして、そういうサバイバー仲間も多いのかな、とも思う。
温泉に行くのもストレスだけど、 それでもその先に良いことがあるものだな、と思えた貴重な旅でした。 全てに感謝です☆ ↑応援のポチッお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.25 15:58:21
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