恋のような　愛のような

　率直にいってBLOGというMEDIAは好ましい個人と不特定多数の関係性を醸成していると思う。

　NET上の人間模様については、以前書いたこともあったが、BLOGというこの特性の、日記における記録物の人物評価の基準は、もしかすると、日常の人間関係とはちがった、あらたな、なにかの可能性を秘めていると筆者は考えている。

　気がつけば、そのBLOG上でかわされる諸般の対話は、日常では相当な打ち解けた関係でなければ交わされない事情が、あたかも街角の占い師に語るかのこどく、語られている。

　ここは日記のBLOGではないが、以下個人的な日常を記録された傾向を記録してみたい、少なくとも一年程度のそういった経緯において。

１．恋人のような人物との状況を記しているものは、ラブラブであればあるほど数ヶ月でそのBLOGは無くなる。

２．未知の人物と恋愛の恋文のような秘密のBLOGを作成し、維持しているBLOGは、他のBLOG上の関係性において、数ヶ月でそのBLOGはなくなる。

３．BLOGユーザーのCHAT経験において、OFF会などという経験知のある人物は、異性交友関係をNET上に展開するようになる。しかしその世界は狭く、情報は意外なほど流れていく。時折異常値のLOGを散見するが、その雑多な人間関係は使い捨ての様相となり、不用意な異性諸君の敵意をかっている女性は少なくない。そしてBLOGの消去、作成をし、衣かえをし、あたらしい獲物をねらう。


　このような状況は全体に少ない、あるいはここは善意の市民しかくらしていないが、筆者は筆者名をかたるメールの存在を認識した機会があり、悪意ある第三者がいるのは、浮世もリアルもバーチャルも、いずこも同じである。