テーマ:☆小説をかきましょう☆(102)
カテゴリ:だから
金曜日の最終便があなたを連れてくる。私はあなたを空港で拾うと、高速道路であなたを連れ去る。月曜日の朝まで、あなたは私のもの、だれにも邪魔させない。
あなたは助手席で、うつろな疲れた表情で、週末のきた時間の、この長距離恋愛の、行方を見ている。 週末に私はあなたを抱いて、それだけなの。それ以上のものなんて、ないわ。 日常のあれやこれや、そんなものあなたには必要ない。 わたしはGPSであなたの場所を知り、CHATとメールで、いつもあなたのそばにいる。そして音声と映像で、いつでもわたしはあなたの部屋にいる。 週末の時間は、話す必要のないそういった距離を埋める作業を、ふたりかさねて、あなたは回復して、戻っていく。 日々の生活をあなたと送ることで、ふたりの関係をどうこうなるというわけでもなく、あなたは私に女を求めるだけで、家政婦や、付き人のようなことを私にさせるつもりはない。 私は東京があまり肌にあわないので、あなたのとなりの部屋に移住しようとは思わない、あなたもいつまで東京にいるかわかならない。 それはたぶん愛で、もしかしたら、あなたに恋した私は、そのまま、恋をしたままで、あなたにいかされているのかもしれない。 さあ あなたの飛行機のテイルランプがみえてきた。今日はあなたのすきなすパークリングワインを買ってきたわ、これをお風呂にいれるのよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|