カテゴリ:だから
海岸道り沿いのコンビニのレジに彼女はJUCEを持ってたっていた。近所の化粧品会社の残業している役員秘書かと思った。
彼はレジを済ませ、店を出た。 彼女が立っていた。傍にユーノスのオープンが止まっている。 運転席を見たがだれも乗っていない。彼女の車なのかとおもいながら、彼女の長身に驚いた。モデルにしてはアホ面でないなと思った。 あ 地下鉄の青山一丁目の車内で髪のゴムバンドをわざと祐介の前に落とした女だ。 なぜここに、午前二時のコンビニでモスグリーンのオープンでピンクグレープフルーツを買っているのだ。 しかし祐介は微笑んで髪ゴムを彼女にさし出したときと同じように、あいまいに微笑みながら、コンビ二の袋をゆらゆらさせながら倉庫街の暗闇に消えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 13, 2006 02:45:10 PM
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