カテゴリ:だから
バルサミコで鯛のカルパッチョを作る。京野菜のすぐきを薄くスライスして、京菜を添えて、冷蔵庫に仕舞い込む。
鯛は天然の小ぶりなものを、斜めに大胆に切りそろえる。バルサミコはフランスだが、オリーブオイルはイタリアがいい。なにげないものの、いい香りがある、バージンである必要もない。 きみが魚料理が好きと聞いたので、僕は土曜日の午後の高級スーパーにいった。 舌ひらめのムニエルは、天然塩をわずかにふりかけ、やはりバターは、雪印のそれでよい。 仕上げのフランベは、むしろ豪華に、辛口なヘネシー小匙一杯で仕上げる。 メインは、生き車えびのカマンベールチーズ焼きと、毛蟹の和風タルタルソース添え、チーズは、烏丸大丸はんの地下、毛蟹は伊勢丹はんの生鮮にかぎる。 パンはフランスをすこしきつくトーストしたものを、クリスピーにいただく。 デザートは、豆乳のアイス、あずき湯葉添え、そして抹茶をつめたく。 さて、そこまできて、ぼくは目がさめた。午後4時になっていた。冷蔵庫をみたがカルパッチョはない、やはり、これは夢だったのだろうかと、ふりかえると、きみが立っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|