テーマ:☆小説をかきましょう☆(102)
カテゴリ:だから
彼は4:30に起きる。 米国製のセミダブルには昨夜の女が眠っている。 ナイキのスーツに着替えて、庭に出て、カーボン製のサウンドエッジクラブで50、メタル製のパター50をこなして、ミルクスタンドから牛乳と新聞を取り、キッチンに行く。 冷凍されたトーストがレンジで解凍している間、ペーパーレスのスターバックス製のドリッパーにごく普通の粗引きコーヒー豆を入れた。ピー音がなる、お湯が沸く。 彼の前夫人はこのタイプのケトルを禁止していた。彼は解凍のおわったトーストを跳ね上がるタイプのトースターにつっこんだ。このタイプのトースターも前夫人は禁止していた。 コーヒーが落ちている間、あけていく山際の朝日を見ながら、テーブルに全開にして、新聞をちらちらみた。これも前夫人は禁止していた。 冷蔵庫からブルベリージャムをだして、飛び出したこんがりトースターにナイフで塗る間、新聞を眺め続けた。 そのころになると、彼のガウンをきた昨夜の女がキッチンに現れる。 「ウオッカとオレンジある」 「うん」 まあ、彼に夜の街で拾われてくる女なんてそんな感じだった。 彼女のために氷をだくさんのウオッカオレンジを作る。 「奥さんいらないわねえ」 「そうだね」 僕たちは昨夜の時間の御礼のようなキスをして、庭に出て、奇妙な朝食にとりかかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 28, 2007 12:19:56 AM
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