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2010.04.11
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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:うつうつ

自我崩壊
精神科医の岩波明さん(埼玉医科大学助教授,2007年時点)が著した『自我崩壊』を読み終わりました。精神疾患についていろいろ書かれているんですが,うつ病の関する部分にについてちょっと書きます。この本の204ページに
うつ病が「市民権」を得てきた背景に関しては,著名人や芸能人が著書やマスコミなどを通じて,自らの病気をカミングアウトした影響も小さくない。
   俳優である竹脇無我氏は,自身のうつ病に関する闘病記を『凄絶な生還   うつ病になってよかった』という本で告白している。
とありますが,私は『凄絶な生還』を読んだことが切っ掛けでウサギのワブとジャンガリアン・ハムスターのララを飼うことを決めました。竹脇無我さんが激うつの頃にお姉さんから毎日の何かを日課にすることを提案され,金魚に餌をあげることを日課にしたそうです。それで私もペットに餌をあげることを日課にしようと思い,最初はハムスターを考えていたんですが,ちょっとした切っ掛けでウサギの方を飼いたくなり,ワブを迎えました。でもハムスターのことも気になっていたので,それから半年経って,ララを迎えました。ララはうちに来て2年9ヶ月ぐらいで星になりましたが,その間,私の鬱もだいぶよくなりました。ワブは今年の5月で5歳になりますが,ワブが月に帰るまでには寛解に持って行きたいところです。


凄絶な生還
うつ病になってよかった
話は戻りますが,竹脇無我さんのお父さんはうつ病で自殺したんです。竹脇無我さんも希死念慮(きしねんりょ)があったそうです。私の場合は不安感が湧き上がってくることが続きましたが,希死念慮までは行きませんでした。死ぬことと生きることを天秤にかけると釣り合っているような状態でした。そんな状態が続いているうちに,夜眠れない日が来たので,夜が明けて,その日の午前中に精神科クリニックへ診察の予約を入れて,二日後から治療を開始して今に至っています。

これ(↓)は竹脇無我さんのうつ病体験談です。他の著名人の体験談もあります。「うつ」を克服した人達UTU-NET

でもまあ,著名人のうつ病闘病は一般の人とは仕事の面で違いが大きいですから,自分自身やあるいは家族,友人のうつ病闘病にどれだけ参考になるかはちょっとなあ,って感じです。岩波明さんが書かれているように,うつ病が「市民権」を獲得することには大きな意味があったと思います。体験談が役に立つかどうかは人それぞれ,ということかな。私はウサギやハムスターを飼って良かったと思っているし。もっともこれがうつ病治療に役に立っているのかどうかはわかりません。

それから,日本では1998年(平成10年)から毎年自殺者が3万人以上出ているんですが,自殺者の70%が男性だそうです。リストラなどによる失業や住宅ローンなどの生活苦,経済的な要因が大きいようです。仕事を失なって毎日家にいると近所の人には不審がれることもありますし。私もアパートの隣の住人から不審がられましたっけ。その人たちは少し前に引っ越して行きましたが。



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最終更新日  2010.04.11 20:48:54
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