俳優の萩原流行さん夫妻のうつ病体験談の本『
Wうつ』を読み終わりました。最初に発病したのは奥様のまゆ美さんです。その後,流行さんも発病。そして何と,その後に夫妻が飼っていた猫の小鉄ちゃんもうつ病を発病!(*o*)。小鉄ちゃんは自分の身体の左側の毛を毟(むし)り続けて,左側だけ毛がなくなってしまったそうです。動物病院へ小鉄ちゃんを連れて行ったら,獣医師から
「ああ,これはストレスですね。人間で言うところのうつ病です」—獣医師,『Wうつ』84ページ
と言われ,精神安定剤が処方されたそうです。小鉄ちゃんの毛を毟(むし)る行為は,人間のリストカットなどに相当する自傷行為なのでしょうね。
小鉄ちゃんに処方された精神安定剤ですが,『
獣医からもらった薬がわかる本』(76~89ページ)によると,
- ○アルプラゾラム - 製品名「ソラナックス」,他
- ▲エチゾラム - 製品名「デパス」,他
- ○塩酸クロルプロマジン - 製品名「コントミン」,他
- ▲塩酸ヒオダジン - 製品名「メレリル」
- ▲オキサゾラム - 製品名「セレナール」,他
- ▲クロキサゾラム - 製品名「セパゾン」
- ▲クロルジアゼポキシド - 製品名「コントール」,他
- ▲ジアゼパム - 製品名「セルシン」,他
- ▲ハロペリドール - 製品名「ハロステン」,他
- ▲フルジアゼパム - 製品名「エリスパン」
- ○プロクロルペラジン - 製品名「ノバミン」
- ○ブロムペリドール - 製品名「ルナプロピン」,他
- ○ペルフェナジン - 製品名「トリラホン」
があります。○と▲の意味は次のとおりです。
- ○ - 獣医の指示に従って問題なく投与できる薬
- ▲ - 獣医の指示で投与できるが,副作用などの注意事項を確認する必要がある薬
私は「ソラナックス」(抗不安薬)を服用しています。「コントミン」(抗精神病薬)自体は服用したことはありませんが,「コントミン」に催眠作用を追加した「ベゲタミンB」なら服用したことがあります。小鉄ちゃんに処方された薬が気になるところですが,○印のついた「ソラナックス」あたりなのかな。「コントミン」は強い薬ですから,初診でいきなり処方はされないだろうし。飼い猫のニャンコは毎日のんびり暮らしているように見えるんですが,実際には色々ストレスを抱えているんですねえ。