先日,オークションで昭和30年代に製造された(→
参照)酒井製作所のパワーパック「TRANSFORMER MODEL 12」を2個〔ケース色:銀(中古品),赤(ジャンク品)〕落札したので,銀色のパワーパックに電源を入れて動作確認をしてみました。
直流ピーク電圧 |
posted by (C)ワブ! | |
|
直流最低電圧 |
posted by (C)ワブ! |
|
直流周波数 |
posted by (C)ワブ! |
|
可変抵抗器を
最大値付近にした時の
抵抗値:11.5Ω |
posted by (C)ワブ! |
|
可変抵抗器を
最小値付近にした時の
抵抗値:1.4Ω |
posted by (C)ワブ! |
直流電気の電圧は,スピード調整用の可変抵抗器を調節しても0Vか14V(平均電圧)しか出ず,中間の電圧は出ませんでした。パワーパックのケースを開けて,電圧または電流を調節するための巻線の抵抗をテスターで測定したところ,1.4~11.5Ωしかありませんでした。その差は約10Ω。これでは調節は無理ですね。昭和30年代製といったら半世紀前に製造された製品ですから,まあ,こんなものでしょうか。
このパワーパックには平滑用の電解コンデンサーが着いていないので直流と言っても波打った波形になってます。周波数が100Hzぐらいあるので全波整流されているようです。ピーク電圧は22.5V
ppぐらい,最低電圧は4Vぐらい出力されています。
交流電気のは正常に出力されてました。交流電圧は一定電圧を主力する仕様なので,パワーパックのトランス(変圧器)は半世紀経っても正常に動作しているようです。
このパワーパックについては『
酒井製作所 HOパワーパック TRANSFORMER MODEL 12 (銀色)』にまとめました。
ポチッとね♪