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土曜日の事でした。 昨年教えていた生徒から電話が鳴りました。 ちなみにその生徒は、4月からチューターとして塾で勤務する事になっています。 なんかあったのかな? と思って電話に出ると電話越しから聞こえてきた声は 生徒「先生、R大学から突然合格通知が家に届いていたんですよ!!」 俺「何?そこは、確か不合格通知が届いたんじゃなかったのか…うん???」 この瞬間、まだ発表されていない日程があったのかと思ったのですが、発表が遅すぎるわけで 一瞬意味が解りませんでした。 よく話を聞いてみると 1、発表の残っている日程は何も無い 2、既に合格している大学(第2志望)にお金などを支払った 3、ちなみに、R大学からは不合格通知も届いている。 ということでした。 はて。一点気になることがあったので、確認してみました。 俺「それ、ひょっとして定員に足りなかったとかで繰り上げ合格じゃ無いのか?」 生徒「え?」 俺「定員に対して入学者を見込んで合格発表するわけだが、定員に達しなかったら追加合格者を出すだろうから、たぶんそれじゃないのか?」 生徒「そういう事なんですかね?」 俺「多分それ以外やったら、新手の詐欺としか考えられないわな。一回、お金の振込先や、大学に問い合わせてみろ」 生徒「あっ!追加合格と書かれていますよ!!!!!」 俺「お~、それならまず間違いないやろう。良かったなぁ。おめでとう。」 生徒「ありがとうございます!!」 ということで、早速会うことに。お茶でも飲みながら話をしていたんですが。 面白かったですよ。 土曜日は塾に母親とお礼を言いに行ったらしいです。 そして夕方帰宅してみると、ポストにでかい封筒が入っていたと。 なんだろうと思って、母親が確認したらしいです。 本人は、自分の部屋に入っていたらしいです。すると1階から… 母「ごごご…R大学合格してる~!!!!!」 一瞬生徒は思ったそうです 「おかんどしてん?発狂しやがった!」 って。笑 そりゃ発狂しそうになるだろう。 そもそも、そのR大学と言うのは この生徒の第一志望。 で、1年前からず~っと言い続けてきた大学だったわけです。 母親としても、やっぱり自分の息子の第一志望ですから、そりゃいろいろと応援してきたわけですよ。 さて、とうの本人ですが、実は、このR大学不合格の折には 「納得できないですけど、これが現実なんですよね。英語と日本史は相当出来たと手ごたえありましたけど、たっぱり苦手な国語は微妙でした。今から思えば国語の勉強って、あまりできていなかったと思います。だから、仕方が無いですね。ただ、もう一個押さえで受験していたところは合格しました。同じ経済学部で、そこにもやりたい事はあったんですよ。今後は大学に入ってから勉強して本来の目的達成出来るように頑張ります!!」 と、なかなか立派なことを言っていました。 こういうセリフを言えるなんてそりゃ、あんた、よっぽどですよ。 実は、4月に天王寺で教えだして暫くすると、ほら、 生徒の様子が解ってきだすでしょ? その時に、彼の事は非常に気に入ったわけですよ。 「あぁ~、こいつは腹を括る覚悟があるし、実際それが出来るヤツだろう」 とうのが理由でした。 ということで、こいつなら、最悪こういう解決をするだろうと、薄々思ってはいましたが、それでも立派です。 ※しかし、私としては不合格だったのが理解できなかったのですがね。結構な実力持ってましたから。 親父さんも、お爺さんも、職人の家系ですから、 「清濁併せ持って飲み込む覚悟」 は備わっていたんでしょうね。 しかし、受験の点数が悪ければ追加合格すらこないわけです。 合格ラインの1点で結構な人数がひしめき合っているわけですから きっと、不合格だった結果も、1点足りずとかそういうレベルだったんでしょうね。 そんなもん、実力的には合格者と不合格者の差なんてほぼない。 実際、その程度だったら運の善し悪しでは無いのか? と思っているので、まあまあ当初の予定通りに治まったので良かったんじゃないでしょうか? すると、今度は、第2志望に支払った一部のお金で返ってこないものが問題になりました。 金額を聞いてみると20万強。 う~ん、 俺「勿体無いけど、それ払ったから第一志望から合格通知が来たと思えば良いんじゃない?第一志望に行けるチャンスなんだから、これは嬉しさで相殺出来るんじゃない?100万だったら泣くしかないかもしれんけど」 その後、自宅で親父さんと話し合ったらしいです。すると、 生徒「親父は大学とか良く解らないんですよ。ただ、『そこはお前が一番行きたい大学だったんじゃないのか?』と言われて、『そうや』と答えたら、『だったら、別にいいやんけそれくらい』と言ってくれたんです」 とのお返事が来ました。 う~ん、親父さんもたいしたもんですわ。 ということで、3月28日にもなって急遽通う大学が良い方に変更になった生徒からの連絡でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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