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雨が槍のように降りしきり、風があたかも見えない壁となって行く手を遮る。暑さの残る8月も終わろうかという平日を襲った台風は、秋の訪れを期待させる。滴る汗も、豪雨の前に沈黙し、高湿度の蒸し暑さも吹き荒れる風の前には全くの無力だ。誰もその勢いは止めることはできない。好き放題暴れまくったその後には、穏やかな青空と、清々しい風が吹く。まるで何事もなかったかのように。蝉がいつの間にか音を潜め、夜には鈴虫の声が。静かながらも自分なりの秋を表現している。秋深まりし頃には、今見上げる空も秋色に染まるのだろうか。
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Last updated
Aug 29, 2005 09:37:16 PM
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